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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

鬱陶しい

作者: あるい
掲載日:2026/09/09


 人によっては偏見に見えるかもしれませんが、何にせよ双方の同意があれば良いと思います。


 鬱陶しい

 第一王子とやら、

 「女共が鬱陶しいから追い返せ」

 と私が女達の標的になるし、事あるごとに嫌味を言って来るし身分が上だから無視もできない。

 鬱陶しい

 第二王子とやら、

 「私に祝福をくれ」

 と馬術やら剣術やらの試合がある度に見に来い、ハンカチやらリボンやらを欲しがる。断ってはいるが、しつこいので結局与えることになる。

 鬱陶しい

 第三王子とやら、

 「勉強を教えて欲しい」

 と私につきまとう、甘ったれた態度で声をかけてくる。私の勉強時間が無くなるしそっちには優秀な家庭教師がいるだろ!と思うが、付き纏ってくる。

 

 こいつらが付き纏ってくるから、私に居場所は無い勉強も何もかも中途半端に終わる。

 これで無能扱いされているので、周囲は私が殿下達に付き纏われていると思われている。

 無能がそんなに悪いのか?

 父も母も殿下達に失礼が無い様にと注意するばかり、

 私は休息日に神殿に行く度に

 「アイツらと離れられます様に離れられます様に離れられます様に」

 と祈った。

 

 そんな時に聖女とやらがやって来た。

 平民らしい、なので礼儀作法を学びに来たんだそうだ。

 はっきり言ってお門違いじゃないか?と思った

 字は書けて読めるみたいだけど、それ以外は知らなそうだから行くとしたら平民向けの訓練所じゃないかと思った。

 

 なぜか殿下達に絡まれて居た。

 殿下達は礼儀作法や貴族内、王族内の常識を知らない彼女の反応が面白いらしく楽しそうに絡んでいた。

 聖女とやらも楽しそうだった。

 同い歳の令嬢達には疎外されて居たからなあ。

 おかげで私に殿下達が絡まなくなって自分の時間ができた良かった良かったと思っていたら・・・


 「聖女様が王子殿下に付き纏っているから注意しろと・・・」

 と侯爵令嬢

 「ええ、たとえ聖女といえども元は平民です弁えていただかないと」

 と公爵令嬢

 「ですが殿下達が進んで聖女様にお会いになって居るんで、私からはなんとも」

 と私

 「ですけど貴方は殿下達と親しかったではありませんか?」

 大商会の令嬢、彼女達は殿下達の婚約者候補だ。

 「・・・私が腑がないばかりに殿下方のお目に触った様で、あまり覚えは良くないです」

 身分的にはそちらの方が上である

 「ですが私どもの言葉は届かない様で・・・」

 とため息をついた。

 結局私が殿下達に注意・・・進言しに行くこととなった。


 早速殿下たちが屯っているという学園の中庭にある離れに行った。

 「やっと来たか!」

 と傲慢な第一王子

 「俺に祝福を与えに来たか」

 と偉そうな第二王子

 「やっと来てくれた遅いんだから」

 と甘ったれな第三王子

 に囲まれた

 「殿下達が聖女様と一緒におられると聴いたので・・・勉学も訓練も蔑ろになって居る「お前のせいだ!」

 遮る様に第一王子に怒鳴られた

 何故かと思って黙って居たら

 「お前が私たちの中で誰も選ばないから!俺たちは聖女に!平民上がりの下品な女に!」

 と怒鳴る第二王子

 「僕たちは父上に『聖女嬢を助けてあげなさい』と命じられたからだよ。平民上がりなんかと一緒に居られるわけないだろ!僕たちは君を待って居たのに!」

 とほおを膨らませながら怒鳴る第三王子

 どうやら原因は私らしい

 「私に来て欲しいなら、呼べば良いじゃないですか?」

 「それじゃ意味ないだろ!」

 「そうそうお前が自ら来ないと」

 「君が来てくれないと始まらないんだよ。でも来てくれたってことは君も・・・」

 怒鳴る第一王子と第二王子に意味ありげに微笑む第三王子

 「貴方達も命じられたから聖女様に付き纏って居たんですね。」

 と私

 「も?」

 と第一王子

 「私は国王陛下から、貴方達の面倒を見る様にと命じられたからですよ。」

 と私は国王陛下からの命令を伝えた。

 「まあいい」

 と第二王子良くないだろ

 「それで僕たちの中で誰を選ぶのかな?」

 と微笑む第三王子ってさっきから何を言って居るんだろ?

 「選ぶって何をですか?」

 「何ってこれだけ言っても分からんのか?!」

 と怒鳴る第二王子なんなんださっきから?

 「とぼけて居るのかな?」

 と第三王子、意味ありげに笑うのは碌なことじゃない

 「分からないから「もういい!」

 と第一王子

 

 「お前が誰を婿にするかだ!」

 

 「気色悪い!!!」

 

 思わず声に出してしまった!

 「何を!」

 「俺は本気だ!」

 「僕だよねね!」

 と迫ってくる王子達

 「貴方も私も男ですよ!なんで結婚するんですか!」

 我が国は同性愛には寛容だが婚姻は男女間のみである。

 「そんなもの(法律)変えれば良い!」

 「お前が良いんだ!」

 「君なら分かってくれるよね!」

 と迫ってくる!

 気色悪い!

 

 緊急事態だ!逃げよう!

 と私は走り出した。

 しかし王子共に囲まれた!

 もうどうでも良い!私は今まで言いたかったこと思ったことを言った!!


 「鬱陶しい!鬱陶しい!鬱陶しい!アンタ達と結婚するなんて絶対に嫌だ!!!」

 その途端私は光に包まれた。


 良く見ると聖女様から光が出て居る

 聖女様は仰った

 「神殿からの願い事、叶えるのは()の願いにします。後の人の願いは叶えられませんだって貴方達態度悪いんだもの、それに一度もその子のこと考えなかったしさ」

 と聖女様は仰った


 私は光に包まれてどこかへ飛ばされるらしい

 

 とりあえず鬱陶しい連中から離れられるのは良かった良かった。

 



 BL風味?主人公も王子達も男です。

 同意もなしに迫られたら男女構わず怖いでしょ?

 ここの聖女は神様の道具の様な存在今回は神殿に寄せられた願いを選定するためにやって来た。

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