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残像少女  作者: 網笠せい
4 皇帝 「異端審問」
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第一話

 日常茶飯事だと言った柾人さんが背中を軽く叩かれるのを見て、きっといつもこんな感じなんだろうなと僕はぼんやり考えた。

 社務所の畳は日に焼けていたけれど、い草のいい香りがする。人の気配を感じて目をうつすと、サナが絵馬やお守りをながめていた。

 やはり僕以外には見えないらしい。見えていたなら、柾人さんかあずささんが参拝客として対応するだろう。


「次は《THE EMPEROR》、皇帝のカードだから、私の記憶を吸わせておこう」


 あずささんはそう言うと、タロットカードを手に取る。


「吸い取らせる記憶に心当たりがあるというのも、困ったものだね」


 参拝客がいるのだろう、拝殿から鈴の鳴る音が聞こえる。もしかしたらサナがお参りをしているのかもしれないなと、僕は思った。

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