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第021話 日本語の不思議


第021話 日本語の不思議


 今日は神社の宮司の安倍さんに連れられて、大きな石がサークル状に配置されている変わった場所へバスで来ていた。

 ここの神社は周辺の観光地とバスでつながっていて便利だけど、バスの本数が少ないから待ち時間がやたら長い。


 ヨーロッパにも、こういう大きな石がサークル状に配置されている場所をテレビで見た気がするけど、それと比べるとスケールはそこそこ小さい。

 それでも何でこんな場所に、こんなものがあるのか理解出来ない。

 この神社っていったい何の神社なのか謎が深まるばかりだ。


 この場所は縄文時代ぐらいの昔に遡ると、とても重要な場所だったように思う。

 今でも村では風変わりな小規模なお祭りぐらいは続けているけれど、きっと古い時代の名残なんだろう。


 この神社は明らかに不自然なところが多いけれど、この機会に安倍さん聞いてみた。

 「ここの神社って何で鳥居とか、しめ縄とかないんですか?」


 安倍さんは、感心した様子で答えた。

 「鳥居と、しめ縄に気づかれましたかな。

  鳥居とは神を結界に封じる物。

  逆に悪霊なども神社の中には入れぬメリットがあります。

  我が社ではあえて古代の考えを継承しているのです。


  ただし鳥居には神のお告げを伝えるカラスなどの鳥が止まる場所でもありまして、なんとも判断が難しいところではありますがな。

  鳥類は、神々のメッセージを伝える役割などが与えられています。

  カラスは光の意思も、闇の意思も両方を伝える役割があります。

  ハトは危険を、オウムは地震を伝える役割です。

  フクロウは覚醒を促す役割です。

  ただし、いずれもペットとして人間が飼うと力を失います。

  古代の人間は鳴き方で聞き分けていたようです」


 安倍さんは、大きな石がサークル状に置かれている場所を指さしして答えた。

 「世間では、しめ縄は内側が神域をあらわすものなど諸説が言われておりますが、どうも厳密には話が歪んでおります。

  このサークルの中心に多立ってチャネリングをしてみると分かるでしょう。

  ここはレイラインと呼ばれる重要なライン上にある場所で地球のエネルギーが流れる重要な場所です」


 安倍さんに言われた通り、石のサークルに立ってチャネリングを開始すると意識が朦朧としてきた。

 しばらくすると石のサークルの中心部に巨大な神木のようなものがうっすらと見えてきた。


 この巨大な神木は、ゆっくりと時空を超えて意識の中に語り始めたようだ。

 「大調和の世界を求める者よ。

  わたくしが、かつて存在した時代を、あなたがたに語りましょう。


  おおよそ2万5800年前の古代ではゲームなどで世界樹と言われるような、神木を中心とした生活がすでに完成されていました。

  この神木は天空に向かって数キロメートルもの高さがあった時代もありました。

  古代ではこの神木のことを「ヒキ」と言い、霊木、日木、陽木、火木と言ったイメージで、地球の大地の分身と考えられていました。

  神木は人間が神々とつながる通路の役割や、地球の調和と進化を促す役割、大地の隆起や移動を抑える役割などがありました。

  また、神木に質問をすると叡智を人間の心の耳と、肉体の耳の両方に答えていたのです。


  神木の周りには円周上に縄文式の住居がありました。

  神木の巨大な葉や枝は住居の上にまで差し掛かっていました。

  秋になると神木の枝からは食糧になる実を大量に降らせていました。


  植物にはさまざまな機能があります。

  植物は全てを観察する機能がありますが、観察した情報は太陽を経由して神々に送信されています。

  木の年輪には気象情報だけではなく、万象の動きが記録されているのです。

  レコードと呼ばれる物にも似ているのではないでしょうか。

  種も同じように風に運ばれながら記録する役割を担っています。

  他にも太陽を感知する機能や、雷雨のエネルギーで強化される機能などもあります。


  ところで京都の石庭はご存じでしょうか。

  あの中心にある円周上の波紋のような波。

  あれこそが宇宙の螺旋上の渦巻を表現しています。


  同じように神木を中核として円周上に住居を配置することで、宇宙と地球を流れる大地のエネルギーを螺旋状に循環させているのです。

  ドングリで作った玩具のコマのような中心軸のイメージが分かりやすいでしょうか。

  真の神の愛のエネルギーは、太陽を経由して地球に降り注ぎ、神木を通じて円周上、螺旋状に循環させているのです。


  住居も当然ながら同じような作りです。

  住居は大地にしっかりと設置されていなければなりません。

  窓も開けられず大地からも遠く離れて暮らすと、大地から心身に得られるエネルギーが失われ、精神が不安定になると言われています。


  また、住居の中心には大黒柱と言われる柱を設置します。

  これは村の中心の神木と同じ意味を持ちます。

  この環境に居住すると、途方もない巨大な安心感を生み出し、精神の健全な成長を育むと言われております。

  母親のお腹の中にいる赤子のようなイメージでしょうか。

  五重の塔も同じ構造で中心に大黒柱があります。

  あれは飾りなどではなく、円周上の中心にエネルギーを螺旋状に循環させるための構造です。

  どんなに大きな地震がきても五重の塔は空間的な統一力により簡単には倒れないのです。

  また、神社の屋根の最上部である部分にも「ヒギ」と呼ばれる場所がありますが同じ由来でしょう。


  住居には畳の原型になる編み物が敷いてありました。

  編み物とは植物の持つエネルギーと叡智を編み込むことで、その力を蓄積し、住む者を支えているのです。


  この縄文の村では、神木の周りを囲うために長大な縄を作り、木々の周囲を囲いました。

  この縄を「ハリ」と言いました。

  今でもはりと呼ばれる言葉が残っているでしょう。

    これが、現在のしめ縄の原始の姿です。


  この「ハリ」で囲った部分の出入り口に2本の赤い木の柱を立てました。

  これが鳥居の原型だと言えるでしょう。

  「ハリ」で囲われた内側の空間は、荘厳な雰囲気がありました。


  また、現在でも古い神社では神木の周囲に木の棒を立てて囲う風習が残っていると思います。

  御柱と書き「みはしら」や「おんばしら」などと呼ばれています。


  ちなみに話がそれますが、神社の狛犬は、沖縄のシーサーに似ていますが、元は獅子舞の獅子です。

  神殿の前に二頭の獅子を配置する文化は世界中に存在しているというのはお気づきですかな?

  二頭というのもある意味で、この2本の柱に近いものを感じます。


  世界中で大きな石をサークル状に配置するのも原理としては同じ構造です。

  ただし、サークルの中心にあった古代の神木は遥か昔に失われてしまっていることでしょう。

  代わりに立石またメンヒルと呼ばれる長い石を中心に設置するケースも多いようです。


  このサークルは世間で言う天体観測としての機能は当然ながら、宇宙との通信基地でもありました。

  また、空間をつなぎ瞬間移動するための拠点にも使われていたようです。

  つまり地球のエネルギーと宇宙のエネルギーをつなぐチャクラのような場所と言えばよいでしょうか。


  太陽の陽が「ヒ」と呼ばれていますが、神木が「ヒキ」と呼ばれる所以でしょうか。

  縄文の時代は「ヒ」つまり霊、日、陽、火を大切にしており、赤い塗料を頻繁に使っていました。


  洋服、柱、土器、土偶にも赤い色が多く使われていると思います。


  赤い土器は圧倒的な躍動感があり、土器の周囲にも同じように、しめ縄の縄文があります。

  教科書で火焔のような土器を見たことはないでしょうか。

  この時代では土器にまで魂を見出し「ハリ」の空間を生み出そうとしたのです。

  赤い土偶は、現代のダルマや招き猫にも通じるものがあります。


  また、神木は多くの祖先たちをつなぐものでもあります。

  霊も同じく「ヒ」と呼ばれていますが、これも神木が「ヒキ」と呼ばれる理由の1つでしょうか。

  宇宙と大地を循環する巨大なエネルギーを取りつぐ神木を見て人々は神々を見出しました。

  今でも神々のことを「はしら」と呼ぶのはこれに由来します。

  また、この巨大なエネルギーは内なる「フォース」と言われました。

  横軸の「ハリ」で囲われた空間と、縦軸の「ヒキ」や人体の「フォース」との共鳴は、空間を変容させるほどの強い力を生み出すのです。

  これを古代では原始の十字で表現しました。

  土偶も十字を表す形状のものが多いと思いますが、あれは偶然の産物ではありません。

  象徴的な形状の土偶は、原始の十字と類似したものが多いのではないでしょうか。

  十字には新たな生命力を保持するという意味があります。

  縦は聖なる生命力の流れ、横は目標に向かって進む人間の意思を表現しています。

  強い意志で神々の導きに従うことは、自己の犠牲をも必要とも解釈されます。

  十字の上に輪がつくと調和の流れを意味します。

  この形状のアンクと呼ばれるものを持つと、健康と長寿のエネルギーが得られる仕組みです。


  ちなみに植物など万物には本来は「ハリ」を形成する潜在的な力を持っており、妊婦などは特に顕著です。

  妊娠したことがある方は、妊娠した後に周囲に様々な変化を感じた方も多いと思います。

  「ハリ」で囲われた空間の中では相対性は喪失されます。

  相対性とは、社会的な洗脳による勝ち負けや、身分、貧富の差など、存在による支配と権力構造を生み出すものです。

  相対性の喪失とは、対立次元を超えた大調和を生み出すということです。

  ここには人間の内部の宇宙を形成した秘密が詰まっていると言われております。


  「ヒ」は「フォース」と共に宿り、「フォース」と共に躍動します。

  逆に「ハリ」が失われると「ヒ」も失われるのです。


  縄文時代では、「ヒ」が無いひとの事を、「ト」と言いました。

  弥生時代には赤い華やかな彩色が失われ、人はあくなき戦争を始め、「ヒト」から「ト」へ転落してしまいました。


  完成度の高かった縄文の住居をあらためて学び、「ヒ」を取り戻して「ヒト」になるための努力をする必要があると言えるのではないでしょうか。


  あれだけの永い縄文時代に戦争の痕跡が無い理由の1つもそこにあります。

  縄文文化の探求と解明は、今の時代を生きる人々の大きな学びにつながることでしょう」


 こうして神木からのビジョンとメッセージは終わった。

 あまりにもビックリすることばかりだけど、まだまだ奥が深い。

 しばらくみんなで茫然と見つめ合ってしまった。


 いやはや、いつもながら目からウロコだわ。



 そう言えば、ここの大きな石にはカタカナみたいな文字で何かが渦巻き状に書いてある。


 安倍さんにサクヤ先輩が質問している。

 「このカタカナみたいな文字って何ですか?」


 安倍さんは答えた。

 「漢字は中国から伝来したもの。

  ひらがなは漢字を崩したもの。

  では漢字の伝来より前に日本人はどんな言葉を使っていたと思いですかな?


  それこそがカタカナ。

  カタカナとはカタチをあらわす神の名であり、2万年以上前から続く世界最古の神の代から伝わる文字。

  カタカナを発することとは言霊そのものであり、無から万物を生み出す神威かむいつまり神の力を持ちます。

  カタカナとは、この大宇宙のビッグバン以前に使われていた「カタカムナ」という古い言語が発祥となります。

  ただし、この「カタカムナ」という神代の文字は、1文字ごとの音と並びに強い意味があり、よほどの強い精神力が無いと扱えない極めて危険な強大な力を持つ言語でした。

  カタは3次元の物質世界を、カムは神界などの精神世界を意味し、ナは名前を表現すると言われております。

  図象を重ねたものは後の時代に作られたものです。


  これを神代のさまざまな文字からヒフミ文字などへ改良が加えられ、そして我々の知る太陽神のみこさまの時代にヲシテ文字が生み出されたのです。

  ヲシテ文字は我らに害を与えない安全に扱える文字となっておりますので、日常の生活で言霊として発しても安心して扱えるでしょう。

  ヲシテ文字は48音文字で濁音を含みませぬ。

  濁音は美しくない文字とされる文字です。

  音はネとも呼びますが、48音はカタカナでヨハネとも呼びます。


  ちなみに西暦1,500年代にヨーロッパの宮廷占星術師によりチャネリングされた天使のメッセージを分析すると48音だったとの記録が残ります。

  正確には49音であったものの最後の1音は極秘のゲートを開くためのキーで、決して明かされることは無かったと言われています。

  48音の天使の言語は、天使だけではなく悪霊などとの交信も可能であったそうです。


  今のカタカナの元になったヲシテ文字には1文字1文字が神の名になっているのです。

  当時の象形文字のような文字には神の御姿が表されていると聞きます。

  このヲシテ文字は、1文字ごとの形の持つ真の意味と、一つ一つの音だまを大切にします。

  ヲシテ文字の本来持つ正しい発生方法を身につければ、人々が正しい心を保ち、自らもエネルギーを得て健康に生きることが出来ると言われております。

  逆に言葉が乱れると人心も乱れるとも言われております。

  今に伝わるアワ唄とは、このヲシテ文字を守るために全国に広められた唄です。

  アとは天、ワとは地、ヤとは人と書きます。

  アワヤとは天地人のことを意味します。

  円盤状に配置した元明け(モトアケ)と呼ばれる魔法陣のような図で、太占フトマニと呼ばれる占いに使われました。


  ところで今いるこの場所は、カタカナを石に記すことで、神の力をこの周囲の空間、そして神社や村全体に与えております。

  ゆえに1万年以上前から誰にも侵すことができない結界が生み出されたと言えましょう。


  この場所も結界で守られているがゆえに、例え誰かの視界には映っても気が付きませぬ。


  明治、大正の時代の昔の写真にカタカナが良く写っているのがお気づきですかな。

  いつから日本がひがらなで、外国がカタカナになったのですかな。

  そのあたりに我が国の歪みがご理解いただけますかな?


  日本語の文法は、英語やスペイン語、中国語と違って特殊だと言います。

  日本人は日本語は日本にしかないのではと思っている方が多いのではないですかな。


  でも、そんなことはありません。


  古代文明の南東の大陸の文化を受け継ぐ民族は類似した文法になっております。

  だからこそ中東や南米の古代文明の文字は、日本の学者には簡単に解読が可能なのです。

  太平洋の島々の古代文字なども同様です。

  日本語を知らない欧米の考古学者では何年かけてもパズルのように感じるかもしれません。

  逆にカタカナで当て字さえ出来れば、日本人なら誰でも簡単に読むことが出来るでしょう。

  他にもヒマラヤ山脈に住む方々の一部の言葉は日本語と同じ文法です。

  日本人と同じ系統の遺伝子を持つ方は他にも中央アジアや、北米、南米にもいますが同じ文法です。

  これは遥か昔は想像以上にグローバルな社会だったと言う影響です。


  逆に日本の創成期の神々と言われる方々には、さまざまな地域のご出身のお方も多いと聞きます。


  ただし、日本語の特にカタカナは音数が特殊で、他の言語の2倍以上の音数があります。

  また、日本語は母音が中心で、子音が中心の言語とは決定的に違います。

  そして母音とは別に、今は失われた父音もあります。

  最初に日本語を教わる時に、父音が無いことに違和感を感じている子供も多いでしょう。

  日本語は父音、母音、子音で本来の言葉の形となるのです。

  日本語は世界的に見ても非常に貴重なようで、普通はより少ない音数の言語に感化され簡略化されて、言語が失われてしまうようです。

  神々の意思により日本に神風を吹かせて外国の侵略から守り、鎖国していた意味は何のためだと思われますかな?

  この神の名を冠する言葉を守るためでもあるようです。

  それでも最近の音楽を聴くと外国語が大量に流入してきている感覚は実感としてあるでしょう。

  日本語を使うのは非常にエネルギーが必要なため、使うのが楽な外国語に流れやすいのです。


  この音数の多さと母音には我々が思っている以上に、とても強い癒しの効果がありますし、呪術的な意味でも非常に大きな広がりの可能性があると聞きます。

  英語圏の外国人が日本語で話をしようとしても、どうしても英語で訛った日本語しか話せません。

  英語で神々と会話する時にも、神々は母音を中心とした言葉に自動的に変換しているとも聞きます。

  また、日本語は喉で話しますが、欧米は口先で話をするのです。

  これでは呪術的には言霊が成立しないようです。

  和歌のひな形である五七で話をし、その言葉の連なりからさらに増して言霊の力を得ることが出来るとも言われております。


  ちなみに今のアイウエオは少し正確ではありませんがご存じでしょうか、正しいカタカタの57音文字としてのアイウエオは次の通りです。


  ・アイウエオ カキクケコ ハヒフヘホ ナニヌネノ マミムメモ

  ・タチツテト ラリルレロ サシスセソ ヤレユエヨ ワヰ干ヱヲン

  ・キュ シュ チュ ニュ ヒュ ミュ


  失われた文字が多数ありますが、日常生活には支障が無いですし、言葉としては表現出来るので問題ないでしょうな。

  また、言葉の並び順もアイウエオが正しいわけではありませんが、正しい順番にして使用すると呪術的に成立しますので、日常で使うには適さずに改訂したと聞きます。

  陽の物心文明ではアイウエオ、陰の精神文明ではアオウエイ、呪術的に強化された順番がアエイオウです。

  タ行以降は正確にはヲシテ文字では後半から読みますので逆さまになります。

  48音文字の場合は57音文字からヰ干ヱとキュ以降を除き、またヤ行とワ行の組み換えが必要です。


  ちなみにカタカナと同じ流れを汲む文字に神代文字と言う神聖な古代語がありました。

  この神代文字は、二つの文字の図柄を重ねることで神を表現し、神々にチャネリングでアクセスする電話番号の役割がありました。

  円を描きながら渦巻状に描くと、昭和の電話機のダイヤルのように見えましょう。

  昭和の電話機は電源コード無しで動いていたのですが、良く考えると実に不思議な仕組みです。

  何か関係があると思いませんかな?


  次に母音であるアイウエオの基本形と意味ですが次のようになっております。


  ・ア列・・・「 〇 」、空、ウツホ、素粒子が充満する宇宙


  ・イ列・・・「 Ω 」、風、カゼ、素粒子が動きだす風


  ・ウ列・・・「 △ 」、火、ホ、風による摩擦で起きる火


  ・エ列・・・「 2 」、水、ミズ、火で蒸発してから冷めて流れる水


  ・オ列・・・「 □ 」、土、ハニ、水によって流されて蓄積した土


  先頭の記号が各文字の母音の基本形です。

  母音が陰陽の五行の基本になっているのが分かるでしょう。


  ちなみに真の神は女性性ではオーム神霊とも呼ばれておりますが、「 Ω 」はオームとも呼ばれております。

  真の神が螺旋状の渦巻で万物を創造することから風を象徴していると言われておりますが、関連性が文字にも表現されていると言えるでしょうか。



  次に子音であるアカサタナの基本形と意味ですが次のようになっております。


  ・ア行・・・「 ・ 」、種子、起点


  ・カ行・・・「 I 」、光


  ・ハ行・・・「 II 」、道路、神懸り状態ではファ行となる


  ・ナ行・・・「 + 」、仲間になる


  ・マ行・・・「 T 」、下に降ろす


  ・タ行・・・「 Y 」、合成して下に降ろす

  

  ・ラ行・・・「 λ 」、下に広げる


  ・サ行・・・「 一 」、払って一閃する


  ・ヤ行・・・「 ⊥ 」、空を眺めて上に上げる


  ・ワ行・・・「 ◇ 」、中心に向かう



  この母音と子音の組み合わせがカタカナとなるのです。

  例えば母音がア列の「 〇 」で、子音がア行の「 ・ 」を組み合わせると、「 ア 」を表現する「 ◎ 」になる。

  これは空間の中心に「波動」のフォースである熱が生まれ、回転運動の渦巻きが開始される瞬間が表現されています。

  他にも例えば母音がオ列の「 □ 」で、子音がナ行の「 + 」を組み合わせると、「 ノ 」を表現する「 田 」になる。


  この法則をしっかり理解出来れば、世界中の古代文明の遺跡にある様々な文字が容易に読み解けるでしょう。

  どうしても解読が不能な中南米地域の黄金の石板を、あっさりと容易に翻訳したのは日本人です。

  他にも東アジア地域の古代の文書はアヒルクサ文字やアヒル文字と呼ばれる神代文字での解読が近道でしょう。

  逆を言えば日本語が自由に使いこなせない学者には、5千年より前の古代の言語は解読が困難かもしれません。



  次にますみの鏡と呼ばれる神宝に書かれた日本語の音の分類です。


  ・喉の韻、音・・・ア列、ア、ヤ、ワ行


  ・唇の韻、音・・・オ列、マ行


  ・歯の韻、音・・・ウ列、サ、ハ行


  ・舌の韻、音・・・エ列、タ、ナ、ラ行


  ・牙の韻、音・・・イ列、カ行


  この音の分類は実際に発音してみると、どの顔のパーツに負担がかかっているか分かるでしょう。

  この構造を理解しなければ言霊神感法や神呪法と呼ばれる言霊の霊術に至ることは難しいと言われています。

  言霊学の世界では万象が「波動」で出来ていることを理解し、この万象の「波動」に影響を与えるだけの力を言葉に込めて正しい響きで発すること重要です。



  歴代の神代には多くのカタカナのバリエーションがありました。

  発見されている神代の文字には、アヒルクサ文字が多く、アヒル文字、阿波文字、出雲文字、龍鳳りゅうほう神字、豊国文字など多くの種類があります。

  これらの種類の豊富さは当時の神代ごとに必要とされた言霊の文字が異なったためです。

  歴代の神代文字は母音だけではなく父音も組み合わせた神宝の文字の源の元図をベースに政策的な意図をもって開発されました。

  母音と父音つまり陰陽の関係により森羅万象の内外で活動する情、像、自然を組織した言霊にこそ世界文字の基本根源があり、あらゆる文字はこの根源より発生していると伝えます。

  また、文字には言霊ことだま音霊おとだま以外にも色霊いろだま数霊かずだまも重要な要素です。

  現代も南アジアの古代文字の解読が終わっていませんが、中米や南米の古代遺跡の文字も、神代文字の種類の多さに混乱させられ解読に時間がかかりました。

  最新のAIが発展すれば、神代文字のパターンを全て記憶させることで、解読を一気に推し進めることも可能ではないかと推測されます。


  ところで神社のお守りやお札には今でも神代文字が使用されていますがお気づきでしょうか。

  仏の寺院の場合は梵語が多いので少し意味合いが違いますが、神社の物にも不思議な文字が使われていると思います。

  ほとんどの神社では、神代文字の意味を見失いながらも、象形として継承しているのではないでしょうか。

  お守りの裏面や、中身を開かないと見れませんので、なかなか見る機会も少ないでしょう。

  この神代文字による言霊には呪術的な強い力を持ち合わせていますので使い方には留意が必要でしょう。



  さきほど、言葉の1文字1文字が神の名になっていると言いました。

  実際に原始の文字は言葉が先にあったと言われております。


  例えば「ア」は始まりを意味します。

  「マ」とは母なる力を意味します。

  古代文明の文字も同じような文字から始まりますので比較してみると面白いでしょう。


  他にも「ハ」は中心から円周上に遠心的な広がりをする力を意味します。

  銀河の渦巻の写真を思い出すとイメージがしやすいでしょうか。


  さきほどの「ハリ」も「ハ」に追加の表現を後から足したものです。

  言葉とはことの「ハ」を意味し、同じように「ハ」が生み出す広がりを感じるでしょう。


  このような言葉は人類が言葉を獲得する前から先天的にあった先天音と言われております。

  先天音を把握することは、人類が失った能力を開花させるきっかけになるでしょう。

  先天音を活かした言語を言霊に類似のものとして、フォース言語とも呼ばれるようです。


  「ハリ」を究明することで、フォース言語の中核の原理にあたる「ハレ」に辿り着けるのです。

  このフォース言語は全世界に広がり、ひな形となったと言われています。


  日本人は外国の言葉に影響などされずに、随神かんながらの精神を思い出し、日本語が奏でる本来の音をもっと大事にすべきでしょうな。

  螺旋構造は周囲を巻き込みながら上下に推進力を生み出すのは既にご存じでしょうか。

  人が住める銀河系は左巻きの渦巻がある螺旋構造と言われております。

  この古代語も左巻きの渦巻状に配置することで言霊に力を与えて呪術的な効果を生み出したと考えられます。

  地球も回転しながら高速で移動しておりますので広義で螺旋構造ですし、重力を含めた強力な磁場を循環させております。

  ピラミッドも螺旋構造を活用して地球の磁場のエネルギーを内部へ引き込み、強いエネルギーを生み出す仕組みが内部構造としてあると言われております」


 言われてみるとたしかに昔の白黒写真や新聞にはカタカナが多い気がする。

 それに江戸の話もそうだけど、昔の人は今の人よりも宇宙や地球の仕組みを緻密に考えて組み立てている部分が多い気がする。

 教科書の年表を超えるような、とんでもなく古い話を当たり前のように平気でしてくる。

 それにしてもこの安倍さんって方は、やっぱり普通じゃない気がする。

 何だろうか、この感覚は。

 巫女修行を始めてからというもの、自分の常識の方が異常に感じてくる。

 何かあらゆるものの全てがおかしい気がする。


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