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翼の切り落とされた背が痛む。

止まらぬ血は地に落ちてはそこから他のものを育んでいく。

私を糧にして多くのものが育っていく。

私がここに存在する限りは多くのものが生まれていく。

だが、私の存在がなくなればどうなるのだろう。

それはきっと誰も知りはしないのだろう。

それでいい。それでいいのだ。

終わりなど誰も思わず、その生を紡ぐのだから。

誰も願わぬ終わりなど来なければいい。

私はこれからもどれだけの血を流そうとも、終わりだけは願わぬのだから。

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