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人間というものはあまりに傲慢な生き物のようだ。
きっと踏みしめられている地面がどう思うかなんか考えず、自分の都合の良いように作り変えてきたのだろう。
それが生物として生きる為のルールに反するとも思っていないのだろう。
生きうる全てのものは互いに支え合い、時には奪い合い、与え合って生きているというのに、人間というものだけは自分の都合だけで生きている。
そんなもの、この世で必要とするものはいるのだろうか?
否。人間さえいなければと思うものが圧倒的多数だろう。
人間というのは多数決とやらを好むらしい。
ならば、大多数が人間を不要と判断したのなら滅ぼされても文句は言えぬだろう。
さあ、好き勝手した代償を払ってもらおうか。




