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ジリジリと焼け付く太陽から逃れようと、木陰に隠れる。

ほんの僅かな憩いの場所に一息ついた。

ふわりと涼しい風が吹き、赤くなった頬をそっと冷ます。

少し落ち着くと、途端に汗が噴き出した。

目的地まではまだまだ遠い。

名残惜しいが、小さな天国はすぐに手放さなければいけない。

目にしみる汗を拭い、再び焼け付く太陽の元へと戻ろう。

行きつく先は地獄かもしれない。

それでも、目的の地まで向かわなければ。約束を果たす為に――。



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