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イライラする、イライラする、イライラする。
その意味のない笑いも、ヘラヘラとした笑顔も、何もかもにイライラする。
いつか、このイライラが募り過ぎて、私があなたの首を絞めない事を祈るわ。
ある日突然――。そんな事が起こるのも本当は突然じゃないのだろうね。
いつも起こっている事が積み重ねて、限界を迎えただけでしょう。
予兆はあったはず。
それに気付けなかったあなたが悪いのか、我慢できなかった私が悪いのか……。
このイライラさえも墓場まで持っていかなければいけないのだろうか?
ああ、イライラする。




