52/159
52
過去に学校の行事でタイムカプセルを埋めた。
数年の時を経て掘り起こされたそこには手紙が入っていた。
まだあの時は微かな希望を持っていたようだ。
もし可能なら、未来に希望なんかないと教えてやりたい。
私はどう足掻いても私で、他の人になんかなれやしないのだと教えてやりたい。
過去の私を嫌いな私は、未来の私も私を嫌いな私のままだ。
それが変わるわけはなく、私は手紙を破り捨てた。
そして、未来の私はきっと思い出すだろう。
かつて、私の事が嫌いな私は、今も私の事が嫌いな私のままなのだと。




