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星が降る夜。

佇むのは私一人だけ。

独り占めしたこの景色は世界の全てのようだった。

この世界をいっその事、私だけのものにしてしまいと思う程に綺麗だった。

手を伸ばしても届かない。

幻想のような現実。

これ程に美しい世界を求めずにはいられない。

きっと、ここに誰かがいたら醜く思えてならなかっただろう。

一人だからこそ美しく思える世界。共有なんか望まない。

この世界が一秒でも長く続く事を希う。

どうか、誰もこの美しさを壊さないで。

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