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真っ白なそれを雪だと思った。

違う。真っ白な花びらだ。

そう気付いて、ふっと思い出したのがスノードロップだった。

自分の色を雪に分けてあげたスノードロップ。

でも、それがスノードロップじゃない事は分かっていた。

だって、こんな時期には咲かない。

そんな事を思いながら、私と共に舞い散る花びらを呆然と眺めた。


終わりに向かう私達にはきっと名前なんかない。

そう思いたかったけど、名前がないのは私だけかもしれない。

色も名前も私はもらえなかったのだから。

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