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ふわりと広がるスカート。そこから覗く、白く細い足。

禁欲的でありながらも、どこか誘われているような気がした。

じっと見るのも気まずく、目を逸らしながらもチラチラと見てしまう。

それに気付いた君は悪戯っぽく笑った。

「バ~カ」

そう言われて、顔が真っ赤になるのを感じた。

ああ、夏の君は一段と輝いている。

そんな君の言葉は甘く聞こえてしまう。

どうか、一線を越えさせないでくれ。

これはきっと夏が魅せる幻なのだから。


この夏はきっと初恋になる。

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