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君が、私の名前を呼んでくれたら、この忌まわしい名前も少しは好きになれるかもしれない。

それは嘘じゃない。

けど、呼ばれる度に、忌まわしさと苛立ちが増すのも事実。

呼ぶ人間の中に君が増えて、私が君を忌まわしく思わない保証はない。

君の事は大切で、特別で、憎くて、愛おしい。

ここに『嫌い』という感情は付け加えたくないの。

私って我儘ね。

君に名前を呼んで欲しいのに、呼ばれたくないの。

矛盾が私の中で渦巻くの。

本当に、私って嫌な人間。この世で一番大っ嫌い。

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