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祭りの提灯明かりが妖しく夜闇に浮かぶ。

走って逃げても、変わらぬ景色に戸惑う。

どこからともなく流れてくる祭囃子は耳を塞いでも聞こえてきて、私を逃がしてくれやしない。

現実と分断されたこの空間からは逃げられない。

音も気配もあるのに、誰もいない。

遠くまで走っても、高いところに登っても、誰もいなくて、ただあるのは闇に浮かぶ提灯だけ。

閉ざされたこの空間はあまりに私を不安にさせる。

ああ、悪い夢ならば直ぐにでも覚めて。

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