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思い出の火は熱くって、その火は私から貴方を奪ったの。

私はどれ程の涙を流したかしら?

けど、そんな涙じゃ、その火は消せなかった。

燃え盛る火は人々を呑み込んでいった。

あの日のことを今でも思い出す。

決して忘れてはいけないの。本当は繰り返してもいけないはずなの。

なのに、どうしてなのかしら?

人間は今もあの憎らしく、疎ましい火を灯しているの。

消してほしいとどれほど願ってもその願いは叶わないの。

お国の為と言って散った人は、「きっと平和が来る。その為に戦火の上がる地へ行き、この戦いを終わらせる」と言っていたわ。

けど、終わらせることはできなかった。

今日もまたどこかであの恐ろしい火は、大切な人達を呑み込んでいく。

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