表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
123/158

123

私によく似た少女が、私の愛する人に「パパ」と言って、駆け寄って抱き着く。

その様子は本当は微笑ましい光景なのだろう。

けど、胸の奥がざわつく。

その人は私のものよ、触らないで!

思わず叫んでしまいそうになる。

それを悟られないように、完璧なまでに自然な笑みを浮かべて二人を見つめる。

胸の奥では業火のように嫉妬心が燃え盛っている。

どうか、貴方もその子に微笑まないで。触れられることを許さないで。

そんな気持ちに気付かないで。

私はきっとおかしいんだわ。

貴方との間にできた大切で、愛おしいはずの子が憎くてたまらないの。

どうか、二人とも、そんな私の心に気付かないで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ