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一夜を共にした彼は穏やかな寝息を立ててベッドの中にいた。

私は彼が眠っている横で、彼が下品だと嫌う真っ赤なルージュを唇に引いた。

そして、厭味ったらしく彼の額に口付けた。

落ちたルージュは塗り直し、彼の嫌うはねたアイラインを引き、濃いめのアイシャドウで飾った。

そんな私の姿を鏡で見て、ニヤリと笑った。

貴方の嫌う派手な服に身を包んで、最後に置手紙をベッドサイドに残して、私はその場を去った。


『さようなら この世で最も嫌いなクソ野郎 ×××』


ああ、あの手紙を見た時の貴方の反応が楽しみで仕方がない。

それでも連絡を寄こされるのはこの上なく腹立たしいから、あなたの連絡先は決しておくわ。

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