100/151
100
あと何度、言葉を吐けば、私は救われるのでしょう?
あと何度、言葉を吐けば、私は報われるのでしょう?
あと何度、言葉を溜めれば、私は気が済むのでしょう?
あと何度、言葉を溜めれば、誰かに響くのでしょう?
終わりなく、吐き出し続け、溜め続ける言葉に何かを求めてしまったのは私。
それでも、何かの変化を恐れるのは私。
終わらない言葉を吐き、溜め続ける。
それは私の言葉で、誰かの言葉で、夢であって、現実であって、意味はなくて、意味はあって、聞いて欲しくて、聞いて欲しくない言葉たち。
終わらないから紡ぎ続ける。それはきっと『私』という存在から言葉がなくなるまで続く。
ついに100話です。これからも執筆を続けていくつもりですので、ご愛読いただければ幸いです。




