27話 実力テスト
頑張って書きます!
今から魔法の実力テストが始まる。
ここで俺が力を出しすぎたら、そのことがどんどん広まっていき、後々大変なことになってしまう!!何かの軍に入るとか、ここから一気にみんなと関われなくなり、せっかくの青春がそうならないように!
そう思いながら力の調節の最終確認を俺はしていた。
「ある程度は力を出すか……でもなー、こう炎の魔法と自分から酸素を出せたらなー」
そう言いながらいろんなことを試した。
するとあのミユが言ってきた。
<それなら気体をイメージすることで出せるようにします>
え!?こ、こいつ、誰かはまだよくわかってないが俺をどんどんチーターにさせてるの、
こいつだからな……怖いなー。
そう思っていると魔法に【気体】が加えられた。
そのまんまだな……
でもこれで魔法を強くすることができるよな。前に学校で習った化学の勉強を思い出そう。
えーっと確か、火は二酸化炭素をぶち込んどけば消える。酸素がある場所の中で、マッチの火をつけたらその火が激しく燃えた。それで水素に火を近づけたら、ポンっと音が鳴る。待てよ?水素は一番軽い気体だった、それが分かって気球とかで前は使われていたんだっけ?もう忘れたけど、その水素に火がついて爆発したとかなんとか。大量の水素があって、その中に混ざらないように酸素を入れて、その酸素をどうにか時間差で燃やせるように組み替えればいけるかな?それに……
俺はゲームで化学を使った研究というミッションがあり、そのゲームを完全クリアするために全種類の実験をしたことがあってこのことは分かっていた。
俺が考えているうちにチャイムが鳴った。
そして校長はテストの場所へと案内をしてくれた。
「こーこがー、訓練場ーですー!きゅうけーいじかーんはーここをー使ってーもいーいでーすよ!」
相変わらず聞き取りずらいが、今回はまだ分かった。
体育館っぽいここが訓練場か、訓練場って言っても、白い線が引いてあって、その先には、人型の看板があるだけ。人型なのか、モンスターの形かと思っていたんだけど……
ここの訓練場は、そこまで良いとは言えないな……でも、休憩時間に使えるのは助かる。これならいつでもここで力を試すことができるからな。
今からすることはテスト。みんながどれだけ魔法が打てるかだよな。
そして実力テストが始まった。この実力テストの説明が校長から言われた。
生徒には順番があり、まずは校長が指定した魔法を1番の生徒から使う。その魔法は教えてくれなかったが、ちなみに俺は30人いる中で30番……一番最後。
それで、その指定された魔法があの人型の看板にあたるかどうか、そしてその威力は?ということをまず測るらしい。
次に学校で基礎となっている魔法を使うらしい、それもまだ言わないと言われたが。最後は魔法を何でも使っていい。けれど人型の看板が1撃で壊せる魔法を撃たないといけないらしい。それが全て出来たら実力テストが満点となる。そこそこめんどくさいな……魔法を指定されるのがめんどくさいなー。まあいいか、でもマジックコマンドと普通に使う魔法の使い分けを考えておこう。
マジックコマンドを使うときは、使う魔法の種類に限度があるもの。逆に普通に魔法を打つ場合は、俺のイメージ力次第で無限の種類の魔法を使える。
イメージがうまくできそうになかったらマジックコマンドでいくか……
「そーれでーは、はーじめまーす、最初ーはー、ファイヤーバード、でーおねがーいします、まず1番」
ファイヤーバード?火の鳥のように撃つってことかな。
1番を見ればわかる……そう思っていたが……
「すみません、できません」
えーー!!できない!?
ま、まあ、入学して1日もたってないし1番はしょうがないか。
けれど1番だけでなく2番、3番と、どんどんリタイヤしていく。そして俺の番が回ってきた。その時間は1分もかからなかった。
みんなおかしいだろ!!誰か1人はできてほしかったんだけど!?し、しょうがない、お手本ってやつをみんなに見せるとするか。
俺は魔法の準備をした。
まず火をイメージする。その火が鳥の形に変化させていき、生きているように動かしてみる。それをまず手の上で再現。
すると、手から火の鳥が出てきた。火の鳥はイメージと同じように動いていた。クラスメイトは驚きながらずっとじっと見ている。
気が散ってしまうな……まあいいか、気にしないほうがいい、そしてその鳥に酸素をまとわせる。
水素は人型の看板にゆっくりまとわせていけばいい。それも余分に。けれど火は激しく燃えないようにする。イメージをしておけばそうなってくれる。あとは人型の看板に向かって……
「撃つ!!」
そう言って看板に向かって打った。そして当たった瞬間、ドン!と音が鳴り看板が爆発した。
「こんなものでよかったですか?ファイヤーバードを見たことなくて……」
そう言ってみんなのほうを向くと、みんなが逃げるかのように後ろに下がっていった。そしてみんな揃って。
「すごいねー……」
と、どこか恐怖を抱いているかのように褒められた。それにマイも。
「えーっと、すごいです!!」
ま、まあ、こんな強い魔法を撃つんだからな……
俺が強いことはみんな分かったってことか。
これ以外に3層ぐらい吹き飛ばせる魔法が撃てるんだけどねー……
そして次のテスト。
学校で指定されているのはストーンヴィジルだった。
人型の看板を1人も壊せずに俺の番まで来てしまっている。
とうとう俺の次のテストの番が回ってきた。
またこんな感じなのかよ!みんな弱くないか!?いや、俺はチート能力持ってるから俺が強すぎるだけか。それに今回の魔法は使ったことがあるんだよなー。
「ストーンヴィジル!」
俺は魔法を撃つと、間違えてほとんど人型の看板を壊してしまった。
やっちゃった!
これはさすがに怒られるかな……
「えーっと、もーう満点でーいいーですーよ!」
あれ?怒られなかったし、俺満点になったんだけど……下手したらここの訓練場壊しそうだししょうがないか!
俺はこの学校で1人だけ、満点を取った天才と呼ばれるようになってしまった。
これじゃあ全く隠せてないよ……もしこの情報がテンセイシャにばれたら即襲いに来るだろうなー……
そう思いつつ、死んだ目をしながら教室に1人で戻った。
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