20話 助けられたこの命
頑張って書いていきます!
森の中
「迷ったーー!おーい、みんないるか?」
俺たちは、俺とルイの爆裂魔法のせいで森の中に吹き飛ばされてしまった。
最初は、魔法ですぐに行こうとしたんだが、全員、足負傷や手の骨折など、何かしら怪我をしていた。
そのせいでまず浮かせるのが難しい状況だった
それに俺の位置把握を使っても、魔法で吹き飛ばしたせいで地形が滅茶苦茶になっていて無理だった…
「おいおい、みんな無理だけはするなよ!?」
「アキ?私は全然大丈夫だけど?」
レナは、別にいいとして。
「アキさん、やっぱり足が痛くて…」
「お前は自分の回復魔法で治してくれ……」
「アキ?僕はレナさんについていく!」
「あっそ…」
ユリは…全然大丈夫だと信じる。
ショウもいいとして…問題は、ルイだった。
「あのー、おなかがすいたんですけど、」
何回もお腹をグーグー鳴らしながら言う。
「オブジェクトコマンド、パン…」
空から降ってきたパンをキャッチし、ルイに渡す。
「わあ!!ありがとうございます!」
ニコニコしながらそう言い、すぐさまパンを食べ始めた。
「は、はあ……」
俺はこの流れをもう3回以上繰り返している。ルイは記憶能力が低下したのか知らないが、とりあえずよく食う。さすが吸収能力チート者だな……
迷子になったことはしょうがないのか?
「それじゃあ行くぞー……」
「おーーー……」
疲れ切った顔で全員が言って森の中へ歩いていった。
「あのー、やっと魔法が使えるので全員にかけますね」
そう言って全員に回復魔法をかけた。
「ありがとな!これでこの森から出られる!」
「そうですか!アキさんが喜んでもらえるだけでもう死んでもいいくらいですよ!」
「それだけはやめて!?」
俺たちはユリのおかげで全回復して、これで森から出て、層攻略の再開ができる!
早く俺とルイで16層まで吹き飛ばしたけど、17層に一気に行けるからな!頑張ろ!
そう俺は思っていた…その時だった。
「うわぁーーー!!」
誰かの叫ぶ声がした。俺たちはその声がした方向に向かう。すると森を抜けて開けた場所に来て、そこにはオークと男の人がいた、
「大丈夫ですか?」
俺がそう聞くと、
「助けて……」
そう言って男の人はオークに剣を頭に叩きつけられて死んでしまった、
そんな…なんで、この層は9層目、人も強くないとバランスが保てないはず。
だったら1層目とかからここまで来た人ってことなのか……可哀そうに……
「オークを倒しに行くぞ、みんな!」
俺がそう言ってオークを倒しに行った。
けれどこのオークは何かが違った、明らかに強かった。
「なんだこいつ?こんなに強いオークはおかしい」
俺たちが一斉に攻撃をしてもオークは、すべてはじき返した。
まるですべての攻撃を知っているかのように…
「魔法が撃てるやつは後ろに!他もあんまり前に出すぎるなよ!」
すぐにオークの体力を見た。
体力は1万8千と、多いわけではない、ただこっちからの攻撃が効かない。
俺たちが一気に魔法を撃って確実にオークにあてれば少しは体力を削れるはず。
確実に当てるようにするには無理をすることになるが、抑えてもらうくらいしか…いや?俺のコマンドが使えるかもしれない!
「システムコマンド、あのオークのスピード大幅ダウン!」
俺はコマンドを使った。
そのときに俺の頭の中に文字が浮かんできた。
<あのオークには何かの加護があるため許可なく変えることができません>
加護?誰の加護だ?ま、まさか…
<はい、あのテンセイシャだと思われます>
マジか、あのテンセイシャは俺のシステムコマンドの、
敵のスピードとかを変える能力を封じれるようになったのか…本当に早くしないとまずいな…
ゲームだと俺がチートを使っていることがばれて運営が修正をいれて、対策をしている感じってことか。
「これはみんなが倒すことがほとんど不可能な敵だ!全員後ろに下がってくれ!」
こうでもしないとみんながひどい目に合うからな。
「アキさん!でも…」
「大丈夫だ!俺が戻ってこないことなんてないからな!」
そんなこともないかもしれないが…
俺はもともとゲームオタクなんだからな、でも、俺は決めたんだ。
この世界を本気で攻略する!その気持ちだけは変わらない。
「行ってくるよ!」
「気を付けて!、頑張って!」
全員が俺のことを応援してくれた。
こんなの頑張らないと!って俺のプライドが言ってる。
よし!!それじゃあ行きますか!
「勝負だ!加護オーク!お前は加護オークだ!」
俺はどう倒すかをゲームの時に考えているように瞬時に考えた。
こいつは加護を受けていてシステムコマンドの敵の能力を変える能力が使えない。
使えるとしたら何個かあるけれど、あんまり使うとテンセイシャにばれるからな……
体力はあまり高くない、ただあてなければ意味がない、そうだとしたら……
俺はどんどん頭の中で考えていた、オークのことを気にせずに、
オークの攻撃に気づかずに考えてしまっていた、攻撃に気づいたときはもう剣が目の前にあった。
あ、こういう時にゲームの世界と一緒にしたことが仇になった…
この世界は待つことを知らないモンスター、ただ倒そうとしているだけ。
俺はそんなことを忘れていた、ここはゲームの世界ではない、転生した異世界の場所。
もうここで死んでしまう、そう思った時だった。
グサッ…
この音を聞いたとき俺は死んだと思った。
そのはずだったのに、前を見るとルイが前に立っていた。
「お、お前!何やってんだよ!なんで…お前は俺を助ける側じゃない、俺はお前の敵だったんだぞ!?」
俺がそういうと、
「あとは頼んだ…よ……」
そう言ってルイは死んでしまった。目の前で死んでしまったルイを見て俺はつらかった、苦しかった。
「なんで…なんで……」
そんなときに頭に文字が浮かんだ。
<スキルコマンドの【成り上がり】が【絶望からの成り上がり】に変化しました>
そのときまたオークが剣を振る準備をした。
俺はルイを身代わりにしたようなもんだ…
でも、あの文字を言っているやつは俺を立ち上がらせようとしている。
あいつの気持ちも、ルイの気持ちも受け取った!
俺は急にルイの声が聞こえたような気がした。
「頑張って」と……
「オーク…お前のやったことは俺が絶対に許さないぞ!スキルコマンド!絶望からの成り上がり!」
そのスキルコマンドを使うと、剣が光始めた。
俺はすぐにオークに向けて剣を振った。
オークの体力は0になった…
オークを倒したが俺は悔しい思いでいっぱいだった
「なんでなんだよ…俺は、もう」
そう言ったときレナ、ユリ、ショウは俺に近づいて俺を抱きしめてくれた。
「アキ、よく頑張ったよ…」
「そうだ、よく頑張った」
「アキさん、出会いがあれば別れだってあるんです、私たちは常に死ぬ覚悟をしています…大丈夫です」
みんなが俺を慰めてくれた。
俺はすぐに泣いた、こんなに別れがつらいとは思ってなかったからかもしれない。
十分に泣いたあと次に向かう準備をした。
「ルイ、お前に助けられた命、大切にするぞ、」
俺はそう言って次の層攻略をしに、一緒にいる仲間たちと一緒に向かった。
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