12話 攻略休憩
時間がある人がしっかり見るような小説になりつつあります…
「まだ鬼ごっこしてるぞ?」
ショウはもうへとへとだが、レナは疲れた表情が一切見えない
レナのチート能力は、スタミナ?
みんながみんなチート能力を持たれると、無双してしまう、
あんまりそういうのはやめてほしい、大体こういう転生したものだったら
俺だけがチート能力を持って世界を守る!みたいな感じじゃないのか?
アニメも少し見てたからな…そうアニメみたいな感じならよかったのに…
「アキさん、疲れたので寝てもいいですか?」
俺は、ユリが眠そうな顔をしているのを見て、つられて眠くなってしまった
「ああ、俺も眠たくなった、どこか宿で寝るか、」
宿をすぐに探した、
そして宿を見つけたんだが、その宿の名前が、
「ショウ、ってなんであいつの名前が使われてるんだよ!でもここしかないから泊まるか」
係の人に言って宿に泊まった
ユリと部屋を分けてすぐに俺は寝た
朝
「あーよく寝た!」
そう言って横を見ると、
スライムがいた…
「は?」
スライムは急に襲い掛かってきた!
俺はすぐに逃げた、
「起きたら隣に女の子じゃなくてスライムですとかおかしすぎだろ!」
ユリは隣の部屋だったのですぐ扉を開けて俺のところに来てくれた
「アキさん!どうしたんですか!」
「いや…隣にスライムがいて、急に襲ってきて、」
本当に危なかった、
もし少しでも起きるのが遅れていれば、スライムに殺されていた
「アキさん、あのーとても言いずらいんですが、」
「はい?」
「アキさんの左手ないです」
「え?」
俺は左手を見た、そこに左手はなかった
それを見た瞬間俺は気絶をしてしまった
「アキさん、アキさん!」
誰かが呼んでるなー
あー、もう死んでしまうのかなー
あーーーーーーー
「アキさん!しっかり!」
「え?」
「アキさん、私はヒーラーですよ?左手見てください」
どういうことだ?もう左手は…
左手を見るとそこには手が!
「お前!そんなことまでできるのか?」
「当たり前ですよ!アキさんは助けないと!」
俺限定かよ…
でも助かったな、もしこいつをパーティーに入れなかったら、
終わってただろうな、
「本当にありがとな、今日は攻略を休憩しよう」
「はい!」
俺とユリは宿を出た
それにしてもあの宿、大丈夫なのか?
スライムを倒さずに来たからな、まあでも安全性が低いのが悪いからな
ショウの名前を使っているくらいだし、どうでもいいか
「レナとショウはどこにいるんだ?」
「なぜか鍛冶屋で一緒に武器を作っているらしいです」
なんで仲良くなってるんだよ、
でも、そのほうがダンジョンに行ったときにチームワークがいるしいいかな?
「ユリ、何かいるものあるか?俺は何もいらないが」
「じゃあ、アキさんで!」
「よーし何もいらないなら鍛冶屋に戻るかー…」
「えー」
そうして俺とユリの買い物は一瞬で終わった
すぐに俺たちは鍛冶屋に向かった
「ショウ!ここはどうすればいいの?」
「えーっと、ここを…」
仲がいいな、あいつら、
「おーい!ショウ、レナ!」
「よっす!アキ!」
「おー!アキじゃん!」
こいつら、性格が変わってるような気がするが
「アキ?今日はお前に教えておこうと思っていることがあって」
そうえばいろいろと教えてもらおうと思ってたんだった
ショウから何かあるってことは役に立つものそうだな
「ここの2層にダンジョンが見つかったらしくて」
「そうか!すぐに行きたいとこだが……」
「どうしたんだ?」
「ちょっと疲れがまだ取れなくてね」
「そうか…」
俺は転生をしてからずっとダンジョンに行ったり戦ったりと、
精神的にもなかなか来てるからきついんだよなー
「今日はしっかり休むよ、明日からダンジョンに行くぞ!」
「分かったよ、僕はその準備、をしておくよ」
「アキ?私もショウの手伝いしておくから」
仲が良くなった理由が聞きたいんだが…
まあいいだろう、それならそれで
「アキさん!私はアキさんのお世話をします!」
「俺は犬じゃねえぞ!?ユリ、もうちょっと寝たいんだがいいか?」
「寝ているときにモンスターに襲われないようにしてくださいってことですね!」
「よくわかってるな!頼んだ!」
とりあえず今日はゆっくり休むとするか…
俺たちはいったん解散をした、
俺とユリはまたあの、がばがばセキュリティーの宿に戻った
「本当にいいのか?お前も疲れてるだろ?」
「全然大丈夫です!しっかり寝てください!」
俺はその言葉を聞いて安心したのかすぐ寝てしまった
朝
あれ?もう朝?朝に寝て朝に起きるって、
「次の日!?」
大声で言ってしまった
するとユリが目を丸くして俺を見ていた
「ど、どうしたんですか?急に大声で叫んで…」
「すまん」
もう次の日なのか?
ユリに悪いことしたな…
「ユリ、寝てなかったのか?」
「はい!アキさんが危険な目に合うと困りますから!」
「ユリ……本当にごめんな?」
「いいですよ?」
うーん、何か恩返しをしないといけないな
どうせ欲しいものは?って聞くと、
「そりゃあ、アキさんですよ!」って言うだろうなー…
「ユリ?少し寝ていいぞ?」
「いやいや、ダメですよ!今日からダンジョンに行く日ですよ?」
そうか、今日はダンジョンに行く日だったか
でも休まずに行って倒されるのは一番ダメなゲームオーバーだからな
「いいから休んでくれ!せめてものお礼だ!」
「…それじゃあお言葉に甘えて」
ユリはベットで横になった
俺は少し気になることがあった、
「寝る前にちょっといいか?」
「なんですか?」
「俺のパーティーに何で来てくれたんだ?」
そのことがずっと気になっていた
レナがポスターみたいなものをはっていたとしても来るはずがない
「そのポスターにいい男の人がいます!って書いていたんで…」
は?いい男って俺のつもりか?そう言ったら来るだろ普通…
レナにはあとでしっかり聞かせてもらうか…
「ごめんな俺で、全然いい男ではないので…」
「そんなことないですよ?実際来てみたら、最初はちっちゃい子とか言われましたけど、
一緒にダンジョンを攻略していると、しっかりリーダーとして頑張っている姿をみていい男だな
と思いました、だからこのパーティーに入ってよかったと思っています!」
今思えば、ユリの背はそんなに低くないことを知ったんだよな
ショウと比べると、ユリのほうが高かったし、もしかしたらショウが小さいだけかもしれないが…
「ありがとな、もう寝ていいぞ!」
「はい、では…」
そしてユリは寝た、
俺の役目は守ることだが、ぼーっとしていると
いつの間にか4時間ほどたっていた
そのときに、急に扉をたたいて呼んでいる声がした
「おーい!アキ!ショウも私も準備できてるよー!行かないのー!」
その声はレナだった
するとユリが目を覚ました
「アキさんおはようございます」
「おう、ユリ?ダンジョンに行けるか?」
「はい!アキさんが準備ができたら行きましょう!」
何急に気合が入っているんだ?
それならそれでいいか、
俺は扉を開けた
「よし行くぞ!俺のパーティーで2層目のボスダンジョンへ!」
「おーーーーーーー!!」
頑張って書きます!
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