22話 モーニングショット
読者様より内容に問題があるとご指摘を受け、大幅に改稿を行いました。
ご了承下さい。
翌朝——
「……ご主人様、あ〜ん」
「はぁんっ……! あ〜んされるご主人様可愛すぎます! あ、鼻血が……」
リリアが舞夜の口に食べ物を運ぶ。
向かいの席では、アリーシャが相変わらずイってしまっていた。
なぜ、昨日の今日で舞夜とリリアがここまで仲睦まじくなっているのか。
その理由は、早朝の出来事にある。
早朝、舞夜はリリアに“目覚ましご奉仕”という名の奇襲を受けた。
差し金は言わずもがなアリーシャである。
アリーシャは目覚めた舞夜を強制メロンダイブし、その柔らかさと、甘い匂いで行動不能に陥らせ、その隙にリリアに奉仕の指示を事細かに指導。
見事、初めてを捧げさせる事に成功したのだ。
あまりに幼く見えるリリアに、不可抗力であるとはいえ、そんなことをいたしてしまった事に、舞夜は本気で「死のう……」とも思ったのだが、それは回避された。
理由はリリアの年齢だ。
この世界では、男性は14歳。
女性は12歳で成人扱いとなる。
リリアはダークエルフのため幼い見た目をしているが、その年齢は越えていた。
法律で認められればセーフ、ということにしたのだ。
同時に2人の女性に……という点に関しても、舞夜は金等級冒険者。
つまり五爵位の男爵と同じ扱いを受け、重婚も可能なので問題無し。
そもそも2人は奴隷でその辺りは関係ないのだが、日本人の舞夜としては異世界ルールであっても、モラル的に大丈夫と分かれば安心できるのだ。
それに一回キメてしまった後、舞夜はキレて散々致してしまった。
あとの祭り、どうにでもなれということだ。
その後は事後のイチャイチャタイムに突入。
3人仲良く、絆を結んだというわけである。
「……ご主人様、私も武具がほしい」
とそこへ、リリアが急にそんなことを言いだす。
「ご主人様、リリアもわたしの様に加護を持っています。本人も冒険者のお仕事をすることを望んでます。お願い出来ないでしょうか?」
「それはありがたいけど、どんなリリアの加護はどんな力を持ってるの?」
「……《召聖ノ加護》。契約を交わした使い魔を召喚できる」
「サモナー……みたいなものか。アーシャの《剣聖ノ加護》といい、加護ってすごいんだな」
スキルに魔物、おまけに召喚。
ますますファンタジーだなと舞夜は思うのだった。
「……媚薬効果のある体液をだす蟲も呼べる。3人でガン決まり状態でする?」
「やめなさい」
——発想がエグ過ぎる……。
だが、ちょうどいい機会だった。
舞夜は先日のトロール戦でガントレットを破壊されている。
その他にも欲しい装備があったので、3人でヴァルカンの武具店へ向うことにした。
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