冒険者としてスタート!
あの後、キャトリス達は冒険者ギルドに無事に帰還した、そしてウルフ討伐の完了を受理された後に彼女らは明日からの冒険者として一歩を踏み出すため今日はゆっくり休息を取る事になった、ウルフの討伐金は大銅貨が3枚のミリュ共通通貨でミリュ硬貨と言う、大銅貨は1000ミリエ(円)と言う形になっている。
硬貨は屑貨、大屑貨、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、アダマンタイト鉱石硬貨、アダマンタイト大鉱石硬貨など他にも上があるけど主にここまでのが最低でも目安とされる、アダマンタイト鉱石硬貨、大鉱石硬貨は滅多に見る事はないとされる。
なのでキャトリス達の討伐金は大銅貨3枚の3000ミリエとなる、討伐金を貰い宿に帰り明日への冒険に備え寝る事となった…。
チュ…チ…ュン…チュチュン
あれ、もう朝になったのかな…そろそろ起きなきゃ...…ふわぁ~ぁ…そうだ今日は検証の確認を済ませたから実際に任務を受けながら慣らしていこうって事で本格的に冒険を始めるんだよね…楽しみ!初めてのミリュでの友達で冒険者パーティなんだ!僕も気を引き締めていこう。
キャトリスが宿の一階食堂に着くともう皆がそろって今日からの冒険について話しているようだった、キャトリスは皆の居る食堂テーブルに近づくと皆が話を中断しキャトリスに挨拶を送って来た。
シェイト「おう、起きたか!」
メイリ「おはよう、キャトリスさん」
エミリー「お、おはようございます!」
ハイス「おはよう、よく眠れましたか?」
キャトリス「あっ、おはよう!」
皆今日早いなぁ~あっ、そうか今日皆と一緒に冒険者パーティとしてやっていくんだもんね…みんな真剣なんだろうなぁ~、僕は何の役回りに徹すればいいのかな?
あの後皆と僕の役回りについいて聞いてみたのだけど皆は自分の出来る範囲で動いてくれればいいと言っていた、僕も頑張って何かしらの役回りを見つけた方がいいかなぁ。
キッキィ~~パタン…タン…
冒険者ギルドっていつ見ても緊張するから慣れないなぁ~、今日はちなみに何の任務を請け負うのかな?
あっシェイト君が何か見つけたみたい…(テッテッテ)近くに寄るとその依頼書を覗き込む...
なんだろうっ?うん?これってウルフ5匹討伐とゴブリン6体の討伐依頼書?どれにしようか迷ってるのかな?...えっ…受付に2つ渡しちゃったよ...ってことはもしかして同時に依頼受け持つって事かな?
シェイト「すまんがこれお願いするっ!」
受付嬢「はいでは依頼書をご確認します…すみませんがこちら2つ依頼書がありますが宜しかったのでしょうか?」
シェイト君はそれで良いと言って依頼を受理して貰っていた、やっぱり2つの依頼をやるみたいです…皆はしょうがないやるだけやってみるかと言って頷いていた…エミリー以外は、エミリーは本当にやるの?って顔を真っ青にして震えていたちょっと可哀そうかも…僕はエミリーを落ち着かせる為にエミリーの頭を撫でてあげた、撫でられているエミリーは徐々に口を嬉しそうに歪ませている…女の子は撫でられると安心するってどこかで聞いたことがあった気がする…僕もちょっとされてみたい気もする…///
冒険者ギルドを立ち去り討伐依頼を遂行のために昨日行った森に足を踏み入れた、しばらく歩いていると僕らを囲うようにウルフに包囲されていることが分かった、皆に伝えると皆も加護が役に立っているのか気付いているみたいだった、エミリーは弓に剛力と瞬収縮を付与して矢に乗算複製効果魔法を付与して前はこれで終わっていたのに対し今日は矢にもう一つ効果をウィンドカッターを付与していた…えっ…それじゃ昨日のようにウルフ肉がダメになっちゃうよ!?僕はエミリーにそのことを伝えたらエミリーはたくさんの矢によって肉がダメになるならば切断するのならどうかと考えてたみたい…エミリーもちゃんと考えていたんだと思うと何も言えないよ、ダメになってもこれによってエミリーもっと加護扱いに慣れてくれれば…それからは大丈夫だと思うし…今日もウルフ肉は諦めて置こう…ぐすっ…(お肉ぅ…)
シェイト君は腰に下げている剣の柄を握りしめていつでも動けるように備えていた、メイリは範囲魔法で僕たちを中心に円のように周囲に透明なウォーターバリアを張ってくれていた、ハイス君は剣を抜いた状態で剣を遊ばせていた…す…すごい剣をあそこまで正確にかつ流れるように遊ばせている…剣舞ってこういう事なのかな…かっこいいなぁ~・・・皆準備できたみたいでもうすぐにでも始められそうだね、僕も準備しなくちゃ!(えっと…どう戦おうかな…そうだった僕は女神なんだよ!よし…あれ、出来るかな?名付けて『龍化』体長はどうしよっかな…自由に決めれるから今回はちょっとどんな感じか見て視ようかな)そう僕は全長500Mの『龍化』を使うことに決めた!...でもここでやると皆を巻き込むからちょっと後でやってみよう。
作戦準備が整ったとほぼ同時にウルフ8体が一気に迫って来た、まずはエミリーが付与した弓矢で前方後衛に追撃に来ていたウルフ15体に目掛けて矢を放った、矢は前方の前衛ウルフ2匹の頭上を越えて後衛の15体に向け、次第に矢が一本から複製されたと同時にその数を乗算して行きその数1秒で1500本分になって後衛15体のウルフに襲い掛かっていった…当たると思われる役30M手前で各矢の矢尻の先端を中心に半径5Mとくらいの風の刃が無数に出来上がり迫って来ていた後衛のウルフ15体が目を見開いて驚き顔になって急停止からの左右に回避しようとしたが避けれるほどの規模範囲ではなかったがためにそのふさふさな毛皮を無残にも切り刻まれて切断されて行った…おぉぅ痛そう、ウルフって犬の仲間なのに狂暴な顔をしてるからなんか可哀そうとか罪悪感とかは別に芽生えてこない、これには何気に助けられていると思う…
前衛のウルフは後衛がどうなったのかわからないためか構わず突っ込んで来ている、前方のウルフ2体をシェイトが鞘から横薙ぎ一閃目にも止まらない速さで2体のウルフの首を切り落とした、なんか日本の名人の居合切りみたい…もしかして…後で聞いてみようかな、ハイス君は右側から来ていたウルフ3体を相手に踊るかのように剣舞を軽やかに魅せつつその正確さと速いスピードでの足運びによる剣舞によりウルフは各首動脈、心臓、脳髄を一瞬の内に切る、刺す、破裂(外傷無し)、鮮やかな遊撃手役回りだった…そして左側から来ていたウルフ3体をメイリがバリア越しにブロックスロー(岩石投擲)を叩き込むと3体を巻き込んでウルフは体が圧し潰されていた…怖い・・・一応これでウルフ23体討伐したことになる…ウルフ因みにウルフの尻尾が討伐証明部位です。
シェイト「スゲーな!こんだけ思ったと通りに体が動くなんて気分いいな!」
メイリ「シェイトの言う通りね、思った通りに戦えるわ…もっと練習しましょう?」
シェイト達は思った通りに出来ていたみたいで喜んでいた…良かった~、次はゴブリンだね
エミリー「次はゴブリン討伐だったよね?確か6体…」
ハイス「はい、合っています。僕たちの初めての敵だった魔物ですが今回は僕たちが優勢の筈ですよ」
ああ~、確かにゴブリンの討伐で苦戦していた時に僕が助けに入ったんだっけ…そう思うとこうして皆と会えてパーティも入れて貰えて良かったな。
森の入り口付近から森の奥に入って行ってゴブリンを探しているころ僕は皆にちょっと提案をしてみた、ゴブリンの討伐を終えたらちょっと練習がてらに僕も戦ってみたい事を伝えてみた、皆は快く許可を出してくれた。僕もこれで戦える事を含めて皆と一緒にクエストを達成できるね。
この後、皆とゴブリンを探すことしばらくして無事ゴブリンを見つける事が出来た僕たちは早々にゴブリンを討伐する事が出来た数は討伐依頼の6体を超えて9体だった。
この後皆と一緒に戦闘練習がてら僕の戦いを観て貰う事になった。
よし!頑張ろう!!