旅たちの異世界
なるべく、楽しく読んでいただきたいと思い
前書きとあとがきは書きたい時と
ネタトーク、報告、アプローチ以外は空白で行きたいと思います。
よろしくお願いします。
翌朝、起きると何事も無かったかのように思える目覚めに不思議と心に空白ができたかのような喪失感に見舞われた。
しかし何時もとは違った感覚にまた驚くことになる。
白虎「ふわぁ~。。。。うんっ?...ベッドじゃない!?
こ..ここは、本当に異世界に来ちゃった!?」(焦り)
白虎は何時ものように目覚めたはずがまさかのベッドではなく、青緑広がる草原とそれさえも呑み込む青空に感激とも似付かない感覚に焦りを抱いていた。
ここは、もしかして昨日の夢は本当の?...と、とにかく今は気にしている場合ではないね。
でもこれからどうしようかな?いきなり神様に祭り上げられても...
好きにしていいと言われたけど。...よ.よし、目的のない冒険はつまらないからね♪
取り敢えず、目的探しをして行こうかな‼
(あれっ結構マイペース❓...に、物事考えれてる。)
ここは異世界だもんね⁉…やろうと思えば日本に帰れるし!…帰っても今の僕に知り合いなんて居ないんだけどね・・・いや…やめとこう、考えるだけ辛いしね。
さてと、このままで居るのもあれだし、好きにしていいって言われたから…今の処の目的は異世界の人と友達になったり遊んだりしつつ最終的には地球とこの異世界を繋げて異世界交流出来るようにしよう!
うんっ!目標は決まった‼
まずは、この近くにあるって街に行ってみようかなぁ、ここから南西に向かって歩いて行けば今日のお昼過ぎには着くのかな? (何故かここがどこで何が在るのか無意識に理解できる…これからが楽しみだなぁ)
ふとそのように思っていると、この近くに泉がある事に気が付く、受け入れつつはあるといってもやはり自分の身体の状態は気になるものであり…恐る恐る水面を覗くとふわっとしたちょっとした癖っ毛のある猫を連想させる、白銀にも日の当たり方によって母なるミラ・ライトア(ミラ・アクアディーネ)にも似通った薄水色の水銀を想像させるかのような輝きを持つその髪と、その愛くるしい美少女にも美女にも、はたまた美幼女にも連想させるその顔に、その悪感情を一切知らないかのような純粋無垢かのような海のようにも、青空のような色に見える瞳、そして体が父ラファスに似た狼にも狐にも、頭だけなら猫耳?にも見えるそのふさふさな毛並みの耳と尻尾は髪と同じ色合いをしている、一番驚くのは手首ちょっと上まであるドラゴンのような鱗とそれを覆うかのような髪の色と同じ、針のような毛が美しい毛並みのように外見を損なわない…いや逆に引き立てるかのように手首から手先まで覆っている、それにつられて足を見るとひざと足首の真ん中あたりから足先まで手と同じように鱗と毛並みが覆っている外見であった。
キャトリス「わぁ~…これが、僕?ちょっと信じられないやぁ~」
おっと、そろそろ街に向かっていこうかな!
南西に向かって歩くこと昼前に見える距離に街道へ出ることができた、後はこの道を歩いて行けば昼過ぎには街につくねっ!…うんっ?なんだろう?
街道に沿って歩いていると道端で前世の僕と同じくらいの年に見える人たちが何かと戦っている?
戦況としては、なかなかに優勢を保っているから僕は見守っていた方がいいのかなぁ…何と戦っているんだろう~?…チラッ…えぇっと、ゴブリン?…なんかどっと異世界っぽくなってきたなぁ。
(泉で見た僕自身の姿を見た時は何というか、驚きでそれどころではなかったけど…ゴブリンを見たら…ぅん)
青少年A「チッッ!…クソこいつ中々しぶといだろっ!?いい加減くたばれよ!」
青少年B「そんなこと言ったって、こいつらちょこまかと動くせいで剣が当たらないんだっ!」
少女A「ちょっと⁉…動かないでよ魔法撃てないじゃないっ!!」
少女B「みんな、大丈夫?…みんなが怪我するの見るの、私イヤだよっ?」
青少年Aはゴブリンの錆た剣を受け止め青少年Bは相手にしているゴブリンに剣筋を読まれて避けられるの繰り返し、少女Aは僕が初めて見る魔法を仲間に当てそうで打てなくてちょっと苛立っている
少女Bは気弱でみんなの様子をおどおどしながらもみんなを魔法の優しい光で包んでいる…あの子ヒーラーなのかな?
どうやら優勢には優勢だけどちょっと手子摺っているみたいだね、どうしようかなぁ~助けに入る事も出来るかもだけど、そのあとみんなにお節介だと言われるかもだし…どうしよう?
僕がそんな感じで悩んでいると彼らたちの戦況が変わってきた、青少年Aがとうとうゴブリンたちの攻撃に対して隙を附くってしまい、後ろで支援魔法を行っていた少女Bにゴブリン一匹が迫って行って少女B向かって剣を振り下ろそうとしていた。
僕は悩んでることを一旦頭の隅に置いて少女Bを助けるために駆け出す
青少年A「っ!しまったっ!エミリーッ!避けろ!!」
青少年B「エミリー!慌てるなっ⁉しっかり見て避けるんだっ!」
少女A「このぉっ!どけっ、ゴブリンのくせに!」
エミリー「こないでぇぇーー、うっ⁉…い…イヤァぁぁーー」
しかしいつまでたっても痛みが襲ってこない事に一瞬もう死んでしまったのかと恐る恐る目を開けて
顔を上げると、そこには世にも見た事のない美しく神々しい姿のキャトリスに先ほどまでの恐怖心はその顔には無く、エミリーは初めて女神さまに出会う事が出来たとそう思うのであった。
僕は急いでエミリーと呼ばれた少女の前に素早く出て、神々しくも凛々しく生まれ変わった僕自身の右手でゴブリンの錆び付いた剣を受け止めてみると本能の思った通りに剣の刃は手のひらで受け止めることができた、剣を掴みそのまま僕側に引き寄せてゴブリンの鳩尾に右足蹴りを繰り出す…繰り出したのだけれど本能が理解はしていたが、これは…すごいなぁ~・・・針のような毛並みと強固な鱗のおかげでゴブリンの胴体が切断されながら遠く彼方まで飛んで行ってしまった。
うん…これはもし彼らがゴブリンの討伐証拠部位が必要だったりしたら…うぅぅ気まずいかも