父なる獣神
小説といったものはかなり寝不足になるのですねw
僕は気付けば雲の上の青空のような空間で目を覚ました、風が吹いているようで風が肌を撫でる感覚がない...ここが天国ってところなのかなぁ。
白虎「すっごーい‼...天国から街並みが見える!?」
なんだろうここから見える街並みはまるで飛行機の窓から見下ろしてるような(飛行機乗った事無いけど...)そんな感覚だ。
するとどこからか僕に対して言って来るような声が頭の中に流れ込んでくる、なんだろう...とても落ち着く、まるで最愛の両親兄弟に会ったかのような・・・心のゆとり。
???『白虎よ、おぬしはこのわし...獣神ラファス‣ライトアと女神ミラ‣ライトア(旧姓、ミラ‣アクアディーネ)の子なのだ...よくぞ戻って来た・・・わが子『キャトリス‣ライトア』よ...』
そうなんだ...この声の人が僕の親だったの?・・・じゃぁ、今まで居た僕の家の兄妹と両親は・・・それに僕は物心ついた時すでに日本家庭の子供の一人として両親に育てられてきた、だからそれはおかしいはず。
白虎「あの...おっしゃっている意味が分からないのですが、僕は日本の一家庭の子供ですよ?その僕が顔も知らない貴方の子供であるとは言い難いのではないでしょうか?」(ちょっと焦り気味)
ラファス『おぬしの体はまごうことなき彼ら人間の肉体じゃった...しかしそれは人間の体であっておぬし本体ではないのだ、おぬしは人間のように土から生まれ土に帰る肉体ではないのだ。だからこうしておぬしは人間の肉体と言う殻を捨て、元のおぬしの存在になったと言うわけじゃ』
な...なにを言っているんだ?僕がもともと人間ではなかったって言いたいのか・・・バ...馬鹿げてる、なんの根拠があって僕を自分の子供だと言い張れるのだろう...分からない。
白虎「あ...アハハハハ‼?...僕のどこに貴方の子だっていう証拠があるんですか?僕は貴方を知らないんですよ?貴方の子であるならば、その証拠になる印や跡があるのでは?」(ちょっと挑発しすぎたかな…)
ラファス『おぬしがそれで認めるのなら...教えよう、おぬしの身体とその胸元を見て視るが好い』
僕は恐る恐る身体を見下ろしてみる少し小ぶりな美乳と言われる部類に入るそれが僕の胸あたりに存在していた、そして胸元を見て視るとそこには七色にキラキラとイルミネーションのような紋様が胸元より少し上の鎖骨の胸の間の正面真ん中に浮かび上がっていた。
白虎「なっ、なにこれ~‼!?...僕に胸がある、胸辺りに紋様がある~‼」
ラファス『確認できたようだな、それがわしらの子供である証拠じゃ...納得できたか?』
白虎「な、納得できるわけないでしょ!?...でも・・・そんな...まさか本当に??」
ラファス『ようやく受け入れてくれたようじゃな、おぬしには人間にして地球で過ごしてもらった経験を活かし、幾多もある世界をこの機に今までのおぬしの誕生日プレゼントとして送ろうおぬしが好きなようにするが好い...これがわしやミラのせめてもの贈り物じゃ』
白虎「えっ!?いいの?(まさかの異世界物に巡り会えるとは...)それって地球で言う所のラノベ要素ありの世界がいくつもあるってこと?」
ラファス『喜んでくれたようじゃな?...そうよのう、確かにそう言った世界がいくつもあるが他にも色んな世界があるからそれにも目を向けて観るのも好いかものぉ~、後はおぬしに任せるから好きにしなさい、キャトリス・・・それとのぉ?おぬしの旦那になる者も先に見に行って待ってるからの?あったら宜しくやってくれ...彼とは会った瞬間に本当の顔と名前も分かる、彼を見つけた時にはおぬしは今までになく気恥ずかしさと愛おしさ、切なさを知ることになるだろう...それはわしら神の唯一の運命じゃ。』
白虎「ウソ~!?僕にだっ...旦那が居るって言うの‼?聞いてないよ~(今聞いたんだけどね…)必ず結婚しなきゃダメなの?」
ラファス『そうじゃの、必ずじゃ‼...まぁ~の、会ってみれば今の気持ちが嘘のようにお互い愛し合えるからの~?心配せずとも行って来なさい、楽しいところもあるからのぉ~?』
白虎「うっ!?...分かりました。では行って来ます・・・けれど帰り方とか、能力はどうやって使うの?...と・・・お父...様?」
ラファス『...ようやくわしをお父さんと呼んでくれたのぉ~嬉しいことじゃ~、大丈夫おぬしが思った事願った事イメージした事がそのまま具現化される、それはおぬしの能力でありわしら神の力じゃ』
白虎「ありがとう...お父様!?それでは行って参ります‼また会いましょう、その時はお父様たちの姿も見える形で!」
ラファス『そうじゃのその時はお互いの姿を見せに会いに戻っておいでの?』
その言葉を交わし、僕は数ある世界のうち一つラノベ定番の異世界に出向いた、これから僕の物語が始まる事になる。
亜紗美猫「やっと父親に会いましたねwこれで物語が始まる‼」(たぶん)
ラファス『始まってもらわんとのぉ~w』
亜紗美猫「心を読まないでください!怖いです!」(アセアセ)
ラファス『そう焦らんでも...次回もよろしくのう‼?』(キリッ)
亜紗美猫「ああ~!セリフ取らないで下さい!!(泣)」