突然の死期
最初はほわほわとしたコメディーのように、最後はちょっと過激的にしてみました。
僕の名前は、猫尾 白虎、桜嶺中学校の2年生で犬猫大好き小動物大好き少年です。
今日は夏休み初日、朝一番の散歩に心を躍らせている、なぜなら...皆が待っているから‼(猫達)、僕は鼻歌交じりにいつもの公園に向けて足を向ける、『今日は皆に、このサンマをご馳走してあげなきゃなぁ...』、今日あげようと思って肩に掛けて、腰に来るクーラーボックスにはサンマが入っている...実は市場にししゃもを買いに行った時、市場のおじちゃんが『ようー坊主‼...坊主、魚好きだったよな~!?今日仕入れた魚がよぉ~?ちょいと平均鮮度水準を下回っちまって...販売出来ゃぁーしねぇ~‼・・・坊主が良けりゃ~貰ってってくれねぇ~か?』っと市場のおじちゃんがお魚を大量に恵んでくれたのでボックスには60匹ほどお魚を入れてある...
白虎「今日は皆、大喜びで飛びつくな!w(たぶん、中々減ってくれないかもだけど...)」
僕はしばらく公園に向け歩いていると目視できる距離に公園が近づいて来た、公園の南入口から入っていき砂場を通り過ぎて芝生の生えた広場の横長なベンチがいくつも並ぶ中の一つに腰掛ける、しばらくすると皆が僕を見つけては集まってくる...この時が一番僕は嬉しさが込み上げて来ていたりする。
白虎「みんな待ったぁ?今日は皆にプレゼントがあるんだよぉ~...はいっ!これを持って来たんだ‼鮮度は落ちるけど沢山あるから皆たらふく食べる事が出来るよッ‼」(微笑み)
皆ご機嫌なようでそれぞれに僕の服や靴、背もたれの上からと僕の体に引っ付いて来る...癒される...僕はしばらくそれを受け入れた後、お目当てのサンマを一匹ずつ猫達皆に配って行く、しばらくしてよくここら辺を散歩している飼い主と犬のゴールデン君が居たので飼い主のほうに6匹とワンちゃんに1匹を渡して喜ぶワンちゃんと飼い主さんに手を振りさよならをして、残りの待っている皆に配って行く。
ニャ~...ニャフ..ニャフニャゥ..ニャニャン...ゴロゴロゴロ~...
ミャフミャフ~♪ミャゥ...ミャウン..ミャミャン‼♡
白虎「皆...勢いよくない?...子猫もいつもより食べるの早いし...、皆はいつもあげてる餌もおいしいよ...ッね!?」(ちょっと不安顔)
猫達「・・・…」(皆、食べるのを止めて明後日の方向に目を逸らす)
えっ!?皆何、その反応‼ちょっと悲しくなって来たよっ!?っとそこに親分的な猫が寄ってきて
...ポンッ...っとベンチに乗り、太股に前足を置いて来る...って!?それって僕を慰めてるつもりなの!?
『この猫達言葉わかるんじゃないのかな?』っと考えていると、親分猫が一旦視線を逸らし、やがて呆けた顔で...ニャ...ニャアァ?って言って来る...これ絶対僕の考えてる事理解してるよね...途端に視線を逸らし、見えないけど冷や汗を流してるように見えた。
しばらく皆と楽しくじゃれ会いながら時間を潰し、皆と別れて家に帰る。
白虎「はぁ~、今日も癒されたな~...夏休み中もこれからも皆と一緒に過ごせそうwW」(緩んだ顔)
ちょっとだけフラグ的な事を言いつつも、家に帰って来てサンマの焼き魚に、大根おろしを載せて醤油をかけ、家に居る家族で朝食を食べる...うんっ!鮮度は落ちるけどやはりお魚は美味しいw
夏休みの宿題を決めていた量だけやり、すでに4時を回っている事に気付き、晩御飯用と明日の皆(猫達)の餌をいつものよりちょっと変えた、小さな干し魚が沢山入った商品を手にレジに持って行き、お会計を済ませる...家に着いた時には5時近くになっていたので夕食の下ごしらえをして6時頃までテレビを見つつ時間を潰して家族が帰って来る頃に合わせて夕食を作り始め、家族でご飯を食べ終わった後それぞれの食器を洗い、お風呂に入って、ベットに入り込み眠りにつく...
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朝を迎え、窓から射し込む光の眩しさに僕は起きる...ちょうど良い時間なので洗面所で顔を洗いキッチンで昨日の残りのサンマをある程度冷蔵庫から出して、まな板でサンマを捌き、身を小さくカットして軽く炙り、昨日買って来ていた小さい干し魚のいくつかを粉末状になるまで粉々にして、それをサンマのカットして炙った身の上に振りかけていく、それを沢山用意してビニール袋に入れ紙の器と一緒にエコバックの中に入れて、また公園に向けて歩き出す。
公園に南入口が見える横断歩道の所まで来て..ッ!...、僕はダッシュした・・・何故なら今すぐにでも来そうなトラックが見える道路に公園側から僕を見つけて道路を横断してきた昨日居た子猫が今にも届きそうな距離に来ているトラックの道路上で足を滑らせ転んでしまったからだ...僕は子猫を掬い上げ向こう側にある公園の砂を山にして遊んでる子供たちの砂山に子猫を上手く放り込む...が、その時にバランスを崩してしまった僕は道路に倒れ込み、起きようとしたときにはトラックは僕をその場から引っ張って行き...止まった拍子にトラック前方の交差点に投げ飛ばされ、ちょうど横から来ていた車に続けて跳ね飛ばされ斜めに飛び、電柱に体を打ち付け血を吐きまき散らしながら、衝撃で電柱にかなりの力で頭を打ち付け頭が割れる音がし、僕は人生を終える事になった...。
ちょっと最初と比べ最後は過激的で荒々しくなってしまいましたね。
亜紗美猫「ちょっと過激すぎたんじゃないかなぁ、大丈夫なんでしょうか・・・」
子猫「ミャアァ‼ミャミャゥミャ‼(酷い、彼を返してよ(泣))」
亜紗美猫「ごめんね...こうでもしないと話が進まないから・・・(汗)」(困り顔)
子猫「ミャッ!?・・・ミャゥ、ミャンミャ(そなの!?・・・なら、いいかぁ)」(笑顔)
亜紗美猫「・・・えぇ~!?…話が進むから良いけどちょっと薄情じゃ・・・」(白虎に対し同情の顔)
子猫「ミャウミャ...ミュミャゥミャ、ミャゥオミャゥミャウミャゥミャウ(猫は三日で恩を忘れるの)」(微笑み)
亜紗美猫「・・・そ・そうなんだ~...アハハハ(怖い‼猫怖い‼しかもこの子猫微笑んでる!?)」
子猫「ミャウミャンミャゥミャ~(次も観てね~)」(読者に向けて)
亜紗美猫「ちゃっかり自分のコメント取られた‼・・・(子猫・・・怖い子‼)」(涙目...)