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獣人少女でも神になって良いですか?  作者: 亜沙美猫
これからの冒険
16/52

Cランク!でもって王都イシュライベルフェ王国に向けて!-1


 盗賊団の殲滅派遣クエストを終えて、冒険者ギルドで宴会を開いて沢山の食事とコミュニケーションを取り(主に食べていただけで閉宴時に何故か周りの人達とキャトリスは知らない内に仲が深まったらしい)、閉宴を迎えて宿に帰ったキャトリス達パーティーは特に話す事も無く各自の宛がわれた部屋に行き、明日の準備を早々に済ませて皆は寝る事にした。


 ―――――――翌日―――――――


 うぅ…太陽の日差しはやっぱり眩しい...早く起きる為とは言っても、顔に直接当たる日光の日差しは夢心地の状態の意識を無理やり覚醒させられて起こされるから、やっぱり苦手…


 支度を終えた所で僕はいつものように宿の下、食堂に来ていた…ちょっとだけ早く降りて来たみたいなのか皆はまだ食堂に集まって居なかった為、僕は皆より先に朝食にする事にした、僕がテーブルに着いて朝のおすすめメニューを頼むとしばらくしてスパイシーダレを豪快に掛けた牛肉のケバブ風サンドイッチがテーブルに置かれた、女将さんはどうやらいつも美味しそうに食べる僕を観てて料理の腕の振るいがいが出るそうで、僕が出されてすぐにサンドイッチに齧り付いているのを嬉しそうに観ながらしばらくしてその場を後にして行った女将さんの後に丁度皆が部屋から出て来て階段を下りて来たようだった、皆も朝おすすめを頼み朝食を取っている内に眠気より楽しそうに食事を取るようになっていた…____さて今日もギルドに直行だ!。


 朝食を取り満足いった僕たちは早速冒険者ギルドに入って行った、中に入ると今までと違い冒険者ギルドに居る見知った人たちはキャトリス達を(キャトリスを)見掛けると、皆、娘やアイドルやマスコット…少数にはお祈りのような姿勢でキャトリスを見守るような視線や敬意眼差しで観ている為にちょっとばかし居心地が悪そうであった。


 僕たちはいつも通りにクエスト掲示板の張り紙を見ていると受付嬢さんが後ろから声を掛けて来た。


   受付嬢「皆様お手間を取らせて申し訳ないのですが、昨日の貢献度と盗賊の(かしら)を無傷で捕獲して頂いた事への功績が称えられ、今日を持ちましてあなた方の冒険者ランクはCランクと成りましたので、受付でその手続きをさせて頂きますので、カードを預からせて頂いて宜しいでしょうか?」


 キャトリス「あっ…はい!__どうぞ…」


 僕がギルドカードを渡した事を切っ掛けに皆、各自でカードを受付嬢さんに手渡していた、カードを受け取った受付嬢さんは僕たちがクエスト依頼書を見ている間に、カウンターで仕事を済ませて僕達一人一人に直接手渡して行く、僕たちは各自カードを受け取るとカードに掛かれた項目に目を通す...どうやら皆は確認出来たみたいで頷いていたから、僕も項目を見て視ると…《C冒険者、名前キャトリス・ライトア、種族神聖獣女神(※作る際にキャトリスが咄嗟に偽造したため種族がこうなっているが実際は《全知全能絶対女神:獣神種》となります、他の項目は時間が無かった為…神聖魔力=測定不可と表記を偽装だけした後、他の項目は表記自体を禁止し表記不可にしたので本来は色々項目がありますがキャトリスはこのようにして表記すらされません(因みにこの注意説明も表記されてません))、神聖魔力=測定不可》と、僕の項目に出て来た…見た後に僕が受付嬢さんに大丈夫だと伝えると、受付嬢さんが密かに確認して来た


   受付嬢「‹お聞きしてもよろしいでしょうか?…その、種族項目には龍神様ではなく神聖獣女神と表記されているのですがどうしてなのでしょう?›」


 キャトリス「(ああ~、この種族名か…)‹…ああ、それですか?神聖獣女神であり時に下界では龍神様だったり他にも色々な名前で呼ばれるからです…なのでこれであっていますよ?ようは龍神や竜神、果ては獣神、海龍神や海竜神、岩石龍や岩石竜など色々とあります›」


   受付嬢「ぇうえ!!!…あぁぁっ、すみません大声を出してしまい…‹あっ、あの…失礼では無ければ先ほど言って頂いた各異名を正式に冒険者ギルドやキャトリス様のギルドカードに種族本名の次に任意表示式の各異名をカードに表記して宜しいですか?›」


 僕はその提案に対して何の不都合も滅多に無い為に、許可を出した後またカードを渡してギルドカードに追加表記して貰った後、また受付嬢さんからギルドカードを受け取り、取り合えず他の異名を隠して《龍神》だけを残し、表示して置いた…なぜなら___(本当は種族名も各異名も今考えた事で、実際はそれに成れる固有スキルを創成できるって意味で今はスキル創成…していないから今は取り合えず表記して貰い、その各異名を今は《龍神》だけ残して後は非表示にして置いていつか必要になりスキル創成した時また表記して貰う時に面倒だと思ったから)先の事を考えて用意して置いて、今必要な表記は表示して置けば楽だから。


 受付嬢さんはすぐさまキャトリスの種族名と異名を何かの魔道具に表記し各ギルドに転送したみたいだった、これで各冒険者ギルドに融通効くかもしれなくなったので、僕としては非常に助かった。


 僕が受付嬢と何かしら話している間にクエスト依頼を確認して居たみたいで僕が皆の下に行くと皆は何となく微妙そうな顔をしていた。


 キャトリス「皆どうかしたの?」


  シェイト「ん?あぁ…Cランク依頼で良さそうなのがねぇんだよ…」


  エミリー「せっかくCランクになってもこれだとÐランク依頼と変わらないみたいなんです」


   メイリ「これだと今までは良かったかもだけど…Cランクの今となっては難しい所ね…_!?…ねぇ?どうせならそろそろ…「「「コクリッ!」」」」


   ハイス「皆さんの考えも同じようですね...___王都イシュライベルフェ王国に行きましょう!__」


 皆の言っているのはこのミリュでの大国4つの内の一つで、イシュライベルフェ王国と言う国があるのは僕も知っているけど行った事はないので正直かなり楽しみです、その国を中心に囲むように街があり、その内の一つの街が此処イャース街なんだけど王都はこれ以上に賑わいと活気のある首都となるので期待が大きいです!


 思い立ったが吉日、即行動だと言う事で今シェイト君が受付嬢さんと王都までの乗合馬車で護衛依頼は無いかと確認を取っているみたいで、しばらくその様子を見ていたらシェイト君が戻って来た…シェイト君が確認を取って聞いてみた所、今日その乗合馬車が出る日らしく今日を逃すと3日後になるとの事らしいのですぐにその王都行き乗合馬車護衛依頼を受注し受理して貰ったようです、行動が早くて助かりますね。


 因みに出発時刻は今から4時間後との事だったので慌てずに、まずは宿に戻って女将さんに先ほどの事を説明した所「寂しくなるけどね、君たちが決めた事さね…頑張って行っといで…またいつでも来れば良いさ...キャトリスちゃんや…これを持ってお行きな…沢山入ってるから皆とお食べ?過払いした分の宿代変わりと思ってさ...たまにで良いから顔を見せなね?」と言って女将さんは僕に、安いけど大きいサイズのカゴに沢山の女将の料理やお昼のサンドイッチが入れてあった、とても嬉しい気持ちになるなぁ、僕は女将に抱き着いて今日までのお礼を言わせて貰った所で女将さんも笑って送り出してくれようとしていた、荷物を皆がまとめ終わった所で女将さんに鍵を部屋と一緒に明け渡した所で女将さんに頭を撫でられてしまった...絶妙に撫でるその手つきはよもやお母さんをも思わせる...気持ちいぃ~...ゴロゴロと喉が鳴るのは仕方が無いと言わざるをえない、エミリーそんなに羨ましそうに見られると…うぅ…しょうがないか、僕は女将さんにエミリーにも撫でてやって欲しいと言うとエミリーにもナデナデをやってあげていたがエミリーはちょっと苦笑いを浮かべている、どうしたんだろうと見守って居ると次第に目を細めて気持ち良いのか、嬉しそうだった...うっ…羨ましい訳じゃ無いだからね?ただほら動物って頭撫でたり喉元を撫でられると嬉しそうにするじゃない?撫でられる時に僕の耳と耳の真ん中の所で撫でられると左右の耳の根元に絶妙な力加減で撫でられて左右の耳が垂れるたびに気持ちが良くて…って…でもだからって羨ましいとかは思ってない?エミリーに女将さんのナデナデ取られたからって落ち込んでしょ…しょげてないんだからね!?...うぅぅ...な…なでなでぇぇ~...グスンっ…


    女将「あらあらまあまあ…キャトリスちゃん…こっちに来なさいな…よしよし」


  エミリー「‹はぅ~、なでなでも気持ち良くて良いけど…キャトリスさんの羨ましそうな顔可愛いです›」


 女将さんは僕を呼び寄せるともう一度なでなでしてくれる...ふにゃぁ~気持ちイィ~...ゴロゴロ...はっ!?皆の視線が…宿のお客さんまでが慈愛の目線で...ちっ…違うからね?そういうんじゃないからね?ホントだヨ?ホントなんだってば~~~そんな目で見ないでぇ~~あっ...…ふにゃぁ~...ゴロゴロ...…__。



 無事に宿から出発できた僕たちは時間ギリギリで乗合馬車の待機場所にたどり着き護衛依頼の確認と依頼主の挨拶を済ませて馬車に乗り込んだ...なんで時間がギリギリかって?...だって…‹なでなでが›…そのぅ…き…ち…良くて...うぅっ...…。


  エミリー「女将さんのなでなで気持ち良いからしょうがないよねっ!?」


 キャトリス「うぅっ...うん...皆ごめんね?遅れさせちゃって...」


  シェイト「構わねぇーよ?気にすんな」


   メイリ「そうよ、こうして間に合ったのだから問題ないわ?」


   ハイス「そうですよ、お世話になった女将さんとの別れはキャトリスさんは初めてだったのでしょうから」


 皆が慰めてくれているけど…実はなでなでが気持ち良くてこの体になってからなでなでには弱くて...コホン…勿論女将さんとの別れの寂しさもあったよ?ただそれ以上に女将さんがテクニシャンだった事が要因だと思う...…なでなでには...気を付けなきゃ…うんっ!_________そう決意した僕です________さあ!王都へ出発です!!!

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