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獣人少女でも神になって良いですか?  作者: 亜沙美猫
余談
11/52

強くなると、強者を目指しつつ報酬や美味しい食事が目的になりますよね?


 Ðランクになって僕たちはそれなりの難易度のクエストを受ける事が出来る様になった訳で、これからのパーティーの活動方針とこれからの目標を決める事になった、僕は皆の考えを尊重したいと伝えてあるので彼等の出方を見ながら考えてみようと思っている。


 まず話し合いの結果で言うとまずは、強さを求めて強者を目指す事、2つ目は各報酬とお宝or財宝etc.、3つ目は美味しい食事・食べ物を常に調査、吟味し探して美味しい食事を楽しみ、そして食材etc.を使って見た目良く美味溢れる料理を常に料理し食べれる様に各自料理を学び練習する、と言う形に活動方針を決めて、次に目標はその都度行う行動や行先やクエストや周囲によって各自で考え、その後話し合いながら決めると言う事になった…因みに僕は特に異論はなかったのでその提案を呑む事にした。


 翌日になり僕たちはまた冒険者ギルドに来て、僕等パーティー活動方針に従ってまずは資金調達を中心にクエスト依頼書を探している。


 またしても、シェイト君が依頼書を何枚か手に握ってこちらにやって来る...「これを受けてみないか?」と軽い感じで依頼書の内容を見せて来るが内容は、1つ目がコボルト・サージャント3体の討伐で銀貨1枚、2つ目はゴブリン・ジェネラル2体の討伐で銀貨2枚と大銅貨5枚=イャース街を北東東側の門を出て2㎞先の森の中腹辺りに生息しているらしい、3つ目はポーション材料の採取依頼で大銅貨1枚=癒し草ヒールハーブを5束採取が今日のクエスト依頼らしい、シェイト君強気に出てるなぁ…取り合えずはこれらの依頼を受ける事に皆賛成をした。


 コボルト・サージャントとゴブリン・ジェネラルはそれなりに近くで生息していてヒールハーブも森の中で群生地があるようなので移動は往復1回で済むようにしてある、シェイト君もかなり考えて動いているからこちらとしてもシェイト君を信用しているし皆も頼りにしているみたい、・・・そろそろ目的の場所に着くようです。

 

  シェイト「そろそろ着くな!今から腕が鳴るぜ!」


   メイリ「私も早く魔法で加護の成果を試したいわね」


 キャトリス「僕も、ちょっとドキドキして来たよ」


 僕らがそのように話しているとようやく目的地に着き、まず初めに採取を優先していく事にした、採取を初めて40分ほどした所で気づいたのだけど、5束採取の筈が見つけては採取を皆で今まで延々とやっていたため、かなり取りすぎてしまっていた…確か群生地で採取する際は次にまた採取出来るようにある程度残すのがマナーだと採取前に受付嬢さんが言っていたな…どうしよう、群生地のヒールハーブ全部採取しちゃった、皆その事に気付きちょっと顔を引き攣らせている…採取したヒールハーブの数は68束…やったね!これで僕たちもポーション作りに挑戦できるよ!?・・・どうしよう…


  シェイト「な…なぁ、この状況どうするべきだと思う?」


   ハイス「そうですね…正直に話して怒られるべきなのでは…と思いますが正直に言いますと嫌ですね…」


   メイリ「私も精霊としての自分の行為に恥じる思いです…精霊が森の恵みを脅かす事をしてしまうなんて恥ずかしくてお母様に報告できませんわ…」


  エミリー「私も、森に住む一族の一人としてイケないことをしちゃった…ぐすん」


 皆それぞれに、思う所を口々に言いながら気を落としてションボリしているようです、因みに僕としては何がダメだったのかは全能のお蔭で理解できてはいますが、正直に言うと僕はゲームも年相応に好きだった事もありまだまだ採取したい気持ちがあります、なぜならゲームではポーション類はかなり冒険に重宝しますからあるだけ沢山あると安心ですからね!・・・それはさておき、皆さんが困っているようなのでそろそろ助け舟を出さなくてはいけませんね、さてどうしましょう…・・・思いつきました、創成!『指定広範囲急成長育成』特殊ユニークスキル!使用者が指定した場所から使用者が許す各種類と指定範囲までの区域の成長を急成長育成するスキル、そしてもう一つ創成!『完全創造具現化』固有スキル!使用者が思い描いた物や物体、現象、各その他etc.をスキルが勝手に想像した事に見合うように完全に具現化する固有スキル!ミスリルだろうとオリハルコンだろうとアダマンタイトであろうとダイヤモンドや宝石であろうと完全に具現化できる!しかも品質や性質、特徴、形、サイズ、もっと言えばそれ以上のありえない物まで何でもござれの言わばチートスキルです!...作ってみて分かったのだけど、僕何でもありだね…


  エミリー「どうしよう…」


  シェイト「取っちまったもんはしょうがねぇなぁ、考えるより先に次の依頼を終わらせてから…それから考えようぜ?」


   メイリ「そうね、考えていても始まらないわね」


 キャトリス「ねぇ皆、今スキルを創成してみたんだけど、試していい?」


   ハイス「何か考えがあるのですね?ぜひやって見て貰ませんか、上手く行けばお咎めなしですし」


 キャトリス「うん!因みにスキル名は『指定広範囲急成長育成』スキルと『完全創造具現化』スキルでねまずはヒールハーブの種を創造具現化して、それを元群生地におまけで広範囲で蒔いて、その後からここをスキルで指定してから蒔いた広範囲までを育成急成長させると・・・ほら!元の群生地より立派になったでしょ!?」


   メイリ「これは、すごいわね…あの惨事がこうもあっという間に立派なヒールハーブ群生地になるなんて・・・」


 その後皆は僕に称賛を送ってくれた…///その後に結局、『完全創造具現化』でヒールハーブを取り合えず5億束ほど品質=神聖ビヴァイン、性質=神聖ビヴァイン回復薬、特徴=神聖ビヴァインなるその草の名は癒し草とは見た目は同じだがその草自体が淡く美しくも神々しい7色のオーラを纏っている、それ故にこの草はこう呼ばれる『神々からの癒しの楽園草』、この草をそのまま使っても死なない限りその身体を完全に癒す、各ポーションetc.にこの草を使うと即死でも10分以内なら蘇生し完全回復できるポーションが出来上がる上に、調合した他の材料の効果を2ランク引き上げてその効果も絶大なほどアップする草。・・・を『完全創造具現化』で創成し作り出して1億ずつ皆に配ると約束した…その際に【神々からの癒しの楽園草】の鑑定をウインドウ表示にして皆に見せた所かなり驚愕した表情を皆してくれた。


 その後皆で森を探索しコボルト・サージャントを3体丁度見つけたので、エミリーの付与魔法での矢が一体の眉間に吸い込まれるようにして刺さり付与していたMPドレイン魔法で一瞬にしてMPを枯渇したコボルトがそのまま仰向けに倒れた、もう一体はメイリのグラビティの範囲魔法によって俯せに倒れた後、過重力により圧し潰されて倒された、最後の一体はシェイトに頭を摑まれそのまま込めた純粋な握力によってコボルト・サージャントの頭蓋骨は砕けてしまい戦闘終了、続けて森の中腹に居るゴブリン・ジェネラルを探し出してゴブリン15体を皆で倒し、2体のゴブリン・ジェネラルを僕とハイス君で倒した、僕は純粋に『アイス・ド・コンティンメント《氷封じ》』を『龍化』せずに使って倒し、ハイス君はスピードを活かして蹴り上げたゴブリン・ジェネラルを周辺の木を上手く使って空中で殴る・蹴る・斬る・折るetc.しながら止めを刺していた、観てるとゴブリン・ジェネラルがなぜか可哀そうに見えてくる...しょうがないよね?あんなの見たらだれだってオーバーキルに見えるもん。


  シェイト「ふぅ、中々様になって来たんじゃないか?」


   メイリ「そうね...ちょっと相手が弱すぎるせいでまだ何とも言えないわ?」


   ハイス「僕としてはかなり自分の能力制御に慣れてきたのではないかと思います、キャトリスさんどうでしょう?」


 キャトリス「う…うん、すごく良いよ?ただ言うならゴブリン・ジェネラルが途中可哀そうに見えて来た事かな?」


  エミリー「私も魔物の事を初めて可哀そうに見えたよ?」


   ハイス「そ...そうですか、次からは状況に応じて戦い方を考えたいと思います・・・」


 ハイス君に今回の戦いについての感想を伝えた後、後片付けと処理を終えて冒険者ギルドに向けて帰還した、ギルドに戻り中に入ると丁度依頼を終えて帰って来た他の冒険者達が酒場で食事やお酒を飲んでいたり、換金所で素材をお金に換えて貰いパーティーで分配している者と依頼達成を報告する者などで賑わっていた、僕たちもカウンターに向かい受付嬢さんに今回のクエスト達成の受理をしてもらう、受付嬢さんに討伐証拠部位を渡し、ゴブリン15体の討伐報酬も貰う、そしていよいよ。


   受付嬢「それでは、ヒールハーブ5束の依頼採取の確認をさせていただきます。こちらに採取したヒールハーブを出して下さい」


  シェイト「お...おう、これが...採取したヒールハーブだ」


   受付嬢「ぁ…あのこのヒールハーブの束の数は一体な「全部で68束ある」んです…か?って...えぇ~~~~~~~~~~!!」


   受付嬢「ちょっとこれはどうゆうことですか?まさか群生地のヒールハーブを根こそぎ取って来たなんて言いませんよね!?」


  シェイト「だっ...大丈夫だ、いつもの場所の群生地はなんか良く分からんが広大な群生地になってて今回取って来たそれの何百倍も増えてたんだ!」


   受付嬢「~~~・・・っへ!?今これの何十「何百!」...はいっ?それは本当ですか?」


  シェイト「もちろん本当だ...この目で見てるからな…」


   受付嬢「分かりました…今回の採取数は68束で宜しかったですね?「おう!大丈夫だ」でしたら今回のヒールハーブの報酬は...銀貨1枚、大銅貨3枚、銅貨6枚の13,600ミリエです、そして今回の合計報酬は銀貨5枚、大銅貨6枚、銅貨1枚の56,100ミリエです、お確かめください」


  シェイト「...おし!大丈夫みたいだ」


   受付嬢「後4回Ðランクの依頼を達成すればCランクに上がれます、これからも頑張ってください」


 僕たちは報酬を貰い明日の依頼について話しながら宿に帰って行った、因みにこれで僕たちの合計所持金は大銀貨1枚、銀貨3枚、大銅貨4枚、銅貨7枚の134,700ミリエになった。


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