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柊瑞希は青春コンプレックス  作者: 黒姫 百合


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……なんで私がゴミ拾いのボランティアをしなきゃいけないんだ

「みなさん、今日は河川敷のゴミ拾いのボランティアに集まっていただきありがとうござます。まさにボランティア日和の晴天ですね。今日はみんなでゴミを拾って町を綺麗にしましょう」


 今日は土曜日。


 つまり、学校は休みである。


 それなのに、椿たちは休日出勤……いや、ボランティアという無償労働に無理矢理駆り出されていた。


「……なんで私がゴミ拾いのボランティアをしなきゃいけないんだ。せっかくの休みなのに」

「……同感ね柊さん。ゴミ拾いで貴重な休みを潰されるのは最悪だわ」

「瑞希ちゃん、撫子ちゃん。一緒にゴミ拾い頑張って町を綺麗にしようね」


 開会のあいさつを聞きながら、不満をこぼす瑞希と撫子。


 休日というのは休むためにあるものであり、無償労働するためにあるわけではない。また、ボランティアは自分から進んでするから意味があるものであり、他人に押し付けられてするものではない。


 一方、舞は瑞希と撫子と一緒に休日を過ごせるのが嬉しいのか、それとも純粋にゴミ拾いをして町を綺麗にしたいのか、やる気に満ちていた。


 なぜ椿たちがやりたくもないボランティア(舞を除く)に参加しているのか、それは昨日までさかのぼる。

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