女神ヒロインと珍しいジョバー
これはこのアンソロジーの最新話です。皆さんに楽しんでいただければ幸いです。
カリフォルニアの街に、数多のヒーローが名を馳せる時代。
だが、その大半は見せかけの正義──虚飾と偽善に満ちていた。
その中にただ一人、理想を追い求める爆乳のぽっちゃり美人の女戦士がいた。
彼女の名は エイヴァ・レーガン。
人々はこう呼ぶ── 「AV熱線銃」!
彼女は信念に縛られず、常に未知を受け入れ、経験を糧とする英雄。
「より良き世界を創る」ために、あらゆる可能性を試す存在だった。
そして、彼女は出会う──
細身で小柄な日本人の青年、長門。
彼はプロレス界の言葉でいう 「ジョバー(雑魚役)」、
すなわち、常に敗北し、相手を輝かせる存在。
人生で一度も勝利したことがなく、幾度となく打ちのめされてきた。
だが長門には、ただ一つの奇妙な能力があった。
──彼を倒した者は、必ず新たなる力を手にする!
その力ゆえに、多くのヒーローも悪党も、彼を利用し、さらに強くなってきたのだ。
しかし、エイヴァだけは違った。
彼女は長門を「敗北の道具」ではなく、
**「恋人であり、ペットのような存在」**として迎え入れる。
「この男の秘密を解き明かしたい。
そしてもし、彼と子を成したなら…どんな力を持つのか?」
そう考えた彼女は、長門をそばに置くことを決意する。
長門は彼女の私的なジョバーとなり、
彼女は彼の正義の恋人となった。
──ある日、二人は街を歩いていた。
腐敗した警官たちが、一人の黒人青年を暴行しているのを目撃する。
エイヴァは長門を一撃で打ち倒し、
その瞬間、新たなる力── 「念動力」 を得た!
「AV熱線銃・サイコキネシスッ!!」
彼女は叫びと共に、警官たちを異次元の牢獄へと封じ込め、
黒人青年を救い出す。
「ありがとう…! 本物のヒーローだ!」
涙ながらに感謝する青年。
こうしてまた一つ、エイヴァと長門の物語が刻まれた。
その夜、二人はホテルで互いを求め合い、
新たな絆を深めるのであった──!
この話を楽しんでいただければ幸いです。次の話をすぐにアップロードします。




