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これが君の負けだ

これはこのアンソロジーの最新話です。皆さんに楽しんでいただければ幸いです。

警察官:「これが君の負けだ。」

カズキ:「刑事さん!どうか俺の話を聞いてください。そうすれば、なぜ俺がやったのか分かります!」

警察官:「……ふむ、君には説明する権利がある。よし、話してみろ。」

カズキ:「俺が刺したあの男は、松原ショウタです。ショウタは痩せていて背も低かった。俺と同じく文野原高校の高校生でした。そしてサラさんも同じ高校の高校生です。サラさんは爆乳で、クラスF-1で一番の美少女です。サラさんと俺は幼なじみでした。子どもの頃からずっと俺は彼女を愛していました。

でも、私の愛は片思いだと思った。それでも、いつか必ず彼女は俺の彼女になる。そう信じていたんです。それが運命だと。」

警察官:「だが、実際はそうならなかったんですよね?」

カズキ:「そうです。すべてはショウタのせいだ!彼がこの状況の本物の犯人だ。俺は正義を果たしただけなんです!」

警察官:「……詳しく話してみろ。」

カズキ:「今年、俺はまだサラさんが俺を好きかどうか分からなかった。だから、最初の祭りのときもデートに誘わなかった。次の月曜日に彼女に会ったら、少し失望したように見えて、一日中俺と口をきいてくれなかった。その後、花火大会のある祭りがあった。でも俺はまた迷って、彼女を誘わなかった。次の月曜日に彼女は少し機嫌がよさそうに見えたけど、そのときは理由を気づかなかった。そして文化祭が来た。俺はまた告白できなかった。祭りの準備を手伝い続けて、彼女も来ると思っていたが、来なかった。祭りの夜、みんながキャンプファイヤー

の周りで踊っていたとき、サラさんはそこにいなかった。胸騒ぎがした。校舎を探しまわって、真っ暗で誰もいない4-Bの教室を開けたら……そこに、ショウタとサラさんがキスしていたんです。信じられなかった。何も言わず、泣きながら帰りました。翌週の月曜日、サラさんを迎えに家に行ったら、彼女はまだ寝ていました。何も言わずに部屋を見たら、机の引き出しが少し開いていて、中を覗くと、そこにはショウタからの何百通ものラブレターや詩がありました。その隣には、祭りでショウタとデートしているサラさんの写真もあったんです!あいつは卑怯にも俺からサラさんを奪ったんだ!怒りでいっぱいになった。けど、それは当然です。サラさんと俺が結ばれるのは運命だった。俺は彼女の幼なじみだ。子どもの頃、サラさんには友達が少なくて、遊んでくれるのは俺だけだった!だから、そうだ、俺はショウタを刺した。あいつは報いを受けただけだ。サラさんは俺を愛していたはずなのに、あいつが彼女を奪っていた!」

警察官:「ここに来る前に、星守サラ本人に話を聞いた。君の言っていることの一部は正しい。たしかにサラは、松原ショウタが現れる前は君を想っていた。」

カズキ:「ほら、やっぱり!言っただろ!」

警察官:「だが、彼女は幸せではなかった。君は彼女を大切にしなかった。もし大事にしていれば、ショウタのように彼女を優しく接することができていたはずだ。そして、もう一つ。松原ショウタは生きている。」

カズキ:「な、なにっ?!」

警察官:「君が刺したとき、致命傷にはならなかった。今、ショウタは病院にいて、サラがそばにいる。二人はとても幸せそうで、愛し合っているように見えた。」

カズキ:「そんなはずはない!嘘だ!あいつは彼女を操っているんだ!騙しているんだ!」

警察官:「組形カズキ、これが君の負けだ。」

この物語を楽しんでいただければ幸いです。次の作品をすぐにアップロードします。

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