表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

彼はあなたよりも賢明な選択をしました

これは一つの物語ではなく、物語の選集です。この最初の物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。


パラレルワールド「B00B5」では、**純一郎じゅんいちろう**という30歳のサラリーマンがいます。彼は会社で、**残業攻撃(オーバータイム地獄)に苦しみながら働いているのが大嫌い。

結婚当初、若くて美少女胸ゆる(きょにゅう)の優良ゆうら**と一緒でしたが、すっかり夫婦生活はマンネリ。純一郎は、彼女に気を配れる余裕なんて一切なし。――残業後、エネルギーゼロで帰る毎日です。


ある日、10分の休憩時間。

純一郎は同僚たちと「Comfood」(“Comfort food”のダジャレ)へ昼食へ。

そこで、なんと**隣人の智宏ともひろくん(18歳)**を見かけます。大学には行かず、バイトで店員として働く彼。その仕事ぶりには脱帽! 店はいつもピカピカ、料理も時間通り、接客も完璧。

でも智宏くん、「ワーカホリック」ではありません。

午前8時出勤→午後9時退勤。祭日でも12時以来にはサクッと帰宅。

ちゃんと寝て、ちゃんと食べる。

だけど、給料は安くて困る程度。


一方、純一郎は“エリートサラリーマン”なのに、彼の給料は等しく

安いです。

で、なんだかんだ言っても、智宏の方がずっと幸せに見える。

智宏くんには彼女がいて、その彼女が超・巨乳美人です!

純一郎曰く「うちの優良なんて足元にも及ばないほどセクシー」。

ふたりのキス、デート現場もバッチリ目撃したのに、

彼女の顔はしっかり見てない謎っぷりです。


夜、純一郎が帰宅すると、優良が「お母さんとこに2日間行ってくる」とメモだけ残して不在。

「ふーん、そう。」とだけ思ってベッドへ直行。


ベッドで思い出すのは――

かつては成績トップ、優等生だった自分。大学も首席卒業。

「一流企業で社員として活躍して、その先昇進して…」

親のスローガンは「サラリーマンは日本を支える未来のエリート」でした。

でも、現実は真逆。

中年でもないのに「人生を会社に捧げた感」に打ちひしがれ、

約束された昇進もなく、虚しさだけが積もる日々。


そして、衝撃の大どんでん返し。

実は、智宏の彼女は優良その人。

純一郎は気づかなかった。

・だって優良はカツラをかぶってるし、

・そもそも妻に全然目を向けていなかったんだから。


隣の部屋では、智宏と優良が情熱的ラブロマンス。

純一郎は壁越しに**「智宏よ、君は本当に幸運だなあ」**と呟くばかり。

でも、現実は真逆。

中年でもないのに「人生を会社に捧げた感」に打ちひしがれ、

約束された昇進もなく、虚しさだけが積もる日々。


そして、衝撃の大どんでん返し。

実は、智宏の彼女は優良その人。

純一郎は気づかなかった。

・だって優良はカツラをかぶってるし、

・そもそも妻に全然目を向けていなかったんだから。


隣の部屋では、智宏と優良が情熱的ラブロマンス。

純一郎は壁越しに**「智宏よ、君は本当に幸運だなあ」**と呟くばかり。

でも純一郎には分かっていない。

智宏が幸せなのは“運が良いから”じゃない。

彼は国民全体の利益よりも、国の利益よりも自分の幸福を選んだ。

国とか社会のためじゃなく、自分の心のために暮らし振りを選んだ。


この最初の物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。次の物語はすぐにアップロードします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ