第三十三話「Battle/Survival」
前回のあらすじ
主人公がいないと話はどうなるのか
俺の話はどうなるかやってみようと思う。
風は変わらず吹いていた。
地面の砂利は少し動いた。
グラウンドの片隅の草はざわついた。
どうしようもないほどうるさかった。
けたたましい音量の叫び声が響いていた。
阿鼻叫喚。そんな言葉が似合うグラウンドだった。
教師も止めに掛かるが、それもむなしくボールを投げつけられ死者になってしまった。
「あぶねぇ!」
飛んでくるボールは女子へ向かっていた。
そのボールを男子は取った。
「大丈夫か【エキストラ】!」
「うん!そっちこそ大丈夫【エキストラ】!?」
「ああ!大丈夫だ!」
会話はすぐにきられた。男は戦場へ向かう。
三対一。圧倒的不利だった。
「女子を渡せ。いい餌になる。」
「そうはいかんな。」
「そうか。ならば死ね。」
ボールはいっせいに投げられた。
男を到着点として狂いなくボールは直線状を走る。
瞬時、男の体制は低くなる。
しゃがんだのだ。
空中でボールは互いがぶつかり合い、
その殺傷能力を失いボールは転がっていった。
そしてそのボールひとつひとつを拾っては
つま先へむかって投げつけていく。
敵の驚きの表情は情けないほどだった。
「大丈夫か!」
再度、男は女子を確認する。
背中に軽い感触がした。
しかし、全身に走る痛みは即死レベルだった。
「ごめんね。」
女子の手からはボールは離れ、手からまっすぐに背中に当たっていった。
「初代…さっきはよくもやってくれたな…」
赤石のつぶやきは低いものだった。
「よくやろうと思ったね?赤石君」
自信満々の初代の声。
「気にいらねえんだよ…今日のお前は…調子に乗りやがって…!!」
「それを人は僻みというんだよ…
どうだい?返す言葉はあるかい?」
「てめぇと話す気なんてさらさらねぇ…!!!」
赤石のダッシュが始まる。
「そうかい…でも…僕は君とは戦いたくないんだ…任せたよ炎野」
「!!」
赤石は後ろを振り返る。そこにはすでにボールが迫っていた。
「よけれな-----」
「水野…あんた…まさか初代のことを」
「…久しぶりにイヤホンをはずさないといけないみたいね。いいだろう。あなたを恋敵として倒すわ。」
「!! …いいじゃないやってやるわ!」
女たちの戦いは始まっていた。
咲野は自分の宝玉の能力で、
水野はほぼ人外の能力で。
ボールはぶれるほどの速さで動いていた。
互いのボールはぶつかり合い、そしてはじけた。
「うわああああああああ逃げろろおおおおおおお!!!」
「殺せ!全力でボールを投げろ!」
全員が初代を追っていた。
全員が初代を殺そうとしていた。
「この世界の人は醜い…」
初代はそうつぶやいた。
そして前方にも人が現れた。
「…やれやれ…どうやら僕も醜い人間のようだ。」
初代はうつむいた。全員のボールはありとあらゆる方向に投げられた。
「醜いならその分、醜く生きよう。」
その瞬間、地面で倒れていた佐藤を壁にした。
「な…なんだと…!?」
「これでおわりさあああああああああ!!」
ボールの無くなった兵士たちは皆死んでいった。
「終った。やはりこの世界の人間は皆死んでいった。」
「いや。お前も死ぬのだ。」
「!?」
初代にボールが当たった。
「…僕が優勝だ。」
勝者:炎野 四代
結論
主人公のせいでふざけた小説になるんだこれ。
佐藤「お前まじ調子のんじゃねぇよ!」
赤石「第一そんなしっかりとした小説じゃねぇ!」
文章力を身に付けないとな。
佐藤「ちょっとお前こっちこい!」
Wars「おい何をする!」
赤石「ちょっと今回ギャグがないからここでやろうぜ」
佐藤「うんうん赤石はよく分かってるよ。」
初代「とはいっても女子の皆さん方は帰っちゃったけどね…」
Wars[女子がいないなら俺は帰るぜ!」
初代「メ木几又すぞ?」
Wars「いやカッターナイフはガチで危ないからね?」
赤石「そうだ。刃物はダメだぞ。やるなら鈍器だ。」
Wars「それもだめだ」
佐藤「えーとサラダ油をばら撒いて…」
Wars「火災もだめだっつのwwwww」
佐藤「とりあえずこの話はどうなっていくんだ?」
Wars「実はこの小説61話まで起承転結は出来てます。」
赤石「へー。じゃあなんで更新できてないんだ?」
Wars「ごめん。サボリなんだ。」
佐藤「えーとガソリンもばら撒いて」
Wars「危ない危ない!」
初代「そろそろ挿絵が欲しいところなんですがそのあたりは」
Wars[もう少し待ってくれ・・・・」
佐藤「着火ー。」
Wars「逃げるぜええええええええええ!!!」
佐藤「火をつけてなんかいないんだけどね。」
赤石「ちょwwww」
初代「どうしたの赤石君」
赤石「あいつ火種置いてきやがったwwwww」
佐藤「え」
どごーんばごーんぼおおおおおお
Wars「無茶しやがって…」