第二十九話「やっぱり宝石、ダメ絶対」
前回のあらすじ
【エキストラ】は今年で14になるので
命名の儀を野球グラウンドですることになったが、
そこに待っていたのは悲劇だった。
「いやそんなものは無い。」
「貴様らに名前を授ける!」
俺の声が青い空の下、響き渡る。
理不尽なことに悩むのは嫌いな俺はそい言った。
さてこれで問題は
「「「ふっざけんなあああああああああああああ!!!」」」
解決してないね。
「なぜだ!なぜそいつらだけぇ!」
「それだったら俺は佐藤側につく!」
「実は俺、佐藤だったんだ。」
「いいや俺が、赤石だ。」
「俺がガン○ムだ!」
「ちょ、ちょっと佐藤君!この人たちなんとかして!」
「そ、そんな事言われたって、俺のせいじゃねぇよ!」
「いやお前のせい意外になにがあるんだ!」
「ねぇよ!」
「じゃあ合ってるじゃあないか!」
くそっ!開き直っても状況は変わらない!
「んじゃこうしようぜ?」
向こう側の【エキストラ】のキャプテン的な奴が口を開く。
「この試合で勝ったら俺らと名前を交換する。それでどうだ?
佐藤君?」
…何を言い出すんだこいつは!
「名前を交換するだと!?
お前は俺みたいな名前が欲しいっていうのか!?
俺みたいな運命を背負うぞ!」
これで考えを改めるはず…
「それでもいい!俺はキャラが欲しいんだ!」
こいつ…できる…!!
「いいかお前ら!絶対にこの試合は負けられないぞ!
名前を死守するんだ!そして今いるエキストラは
名前が貰える!だから頑張ってくれ!」
「「「ウオォォォォォォォ!!!」」」
全員すごい気迫だ。これなら相手チームを打ち倒せるかもしれない。
「ナマエナマエナマエナマエ…」
「オマエノナマエヲヨコセェ!ヨコセェ!」
「フフフ…ワタシハ咲野…咲野莉子ヨォォォ!!」
「コロシテデモウバイトル…」
「コロスコロスコロスコロス…」
全員すごい気迫だ。これなら俺のチームを消し飛ばすかもしれない。
「いっけぇ!【エキストラ】!」
スポーツ刈の男はそういわれて少し不機嫌そうだ…むぅ…名前…
「いっけぇ!【刈田俊哉】!」
「!!」
グワッキィィィン!!!
なんとホームラン打球。一点が入って点を返した。
「うおおおお!!!俺は!俺は!名前を!得たぞおお!!!
うおおおおおおおおおお!!!」
そういってヘルメットを投げ捨て、ブレイクダンスをしていた。
すごいね。
ちなみに名前は「スポーツ【刈】り」と
こいつは足が速いから【俊】を使ったっというわけだ。
「いっけぇ!【エキストラ】!」
長髪めがねの女子。結構美人な顔はしているのにこうなるのは可哀想だ。
名前を考えるのは難しい…
「…!!【明色彩】!!」
「みえたぁっ!」
まるで女の子とは思えない声で吠えた後、ホームランをすっ飛ばした。
「来たわ!私の時代がついに来たわ!」
そういってヘルメットを投げ捨て、ブレイクダンスをしていた。
髪が痛むぞ。
ちなみに名前の由来は【明】るい【色】。【彩】色。となっている。
まぁ彼女をあらわすのには妥当だろう…
「気のせいかしら…私より名前がいい気がする。」
「正統派メインヒロインだから仕方が無い。」
(そんなことないよ、気にするな)
「ほぅ。どうやらそちは私に殺されたいようだな。」
だからいやなんだ。
「いっけぇ!【エキストラ】!」
根暗な男子はそういわれていた。
特に嫌がるそぶりも見せずだた淡々とバットを振るっていた。
暗い…でもきっと輝く部分はあるんだよ…どんな人にだって…
「電流走る…!【星夜春光】!」
「フルメタル☆ジャケッツ!」
すざまじい轟音と共にボールはプールに入った。
文句なしのホームランだ!
「こいよベネットォ!銃を捨ててかかってこぉぃ!」
そういってヘルメットを投げ捨て、ブレイクダンスをしていた。
由来はもういうまでもない。
「なぁこいつらのほうが俺らより名前がましな気がするぞ?」
「気のせいだよ。」
赤石をなだめる俺。
現在の得点は12VS12。
試合時間はもう3時間。ぶっちゃけもう夕方になってしまう。
「なぁもう終わりに…」
「するわけねぇだろぉえぇ!」
むぅ…こうなってしまうと困る。
ぶっちゃけもう疲れがたまって死にそうなのだよ。
…使うか?宝玉。
そう思ったときにすでに宝玉は光っていた。
…もう遅かったみたいだな。
さて、災害が起きなきゃいいんだが…
そう思っていた時、頭が水に叩かれた。
「…雨だ…」
あれ…普通だ。
普通だな…平和だな…、でもなんだかいやな予感が…
「お、おい!雨降ってきたから終ろう…」
「するわけねぇだろぉえぇ!」
てかそんなことを行っている場合じゃない!
まずい!絶対なんか起きる!
そう思った刹那。
俺は泣きたくなった。
それは明らかに宝玉のせいで、
それで
土砂崩れが起きたことを。
久しぶりに書くぜっ!
更新遅れててごめん!
ここから復活マイレボリューション!