七月七日の話「七夕」
皆さん方。本日が何の日か知ってるかい?
そう今日は、7月7にt…
ん?今違う? 文章打ってる日が7月7日だからいいんだよ!
今日は7月7日。年に一度。星に願いを託す、
【七夕】という行事がある日なのでした。
「やれやれ…皆集まったみたいだな。」
「「おー」」
夜7時くらい。俺たち六人組は今、俺、佐藤の部屋に集合していた。
「で?いったい何をしようって話?サバイバル?」
突拍子も無い意見を言うのは赤石。昔っからのバカである。
「今日は七月七日だから…七夕をやるんだ!」
少しうれしそうなのは初代。こいつはわけありでドラゴンになったりする
なんかすごい奴だ。
「へぇー。佐藤にしては気が利くわね。」
いつ見てもお美しいのは咲野。ふわふわとした髪の毛。やわらかそうな
頬。「そしてキュッ、キュッ、ボンの魅惑のスタイル」
うん、流石学年一だ。
「ファルコォォォン☆パァァァンチ!」
ボゴオオ!「ヘブライッ!」
「ハァハァ…あなた、今本音が出たわね?」
「すみませ…あっ、違っ!本音じゃないから許してぇ!」
うん、流石学年一だ。(腕力が)
「♪♪♪」
さっきからずっとヘッドフォンを聞きながら俺の手をガムテープで
固定しているのが水野。こいつも初代と同じ境遇である。
「ってうぉい!ガムテープで何をする気だお前は!」
「南無三…」
そういって俺のすねにガムテープを張る炎野。
くっ…こいつ、まるで男じゃないのになんなんだ…
さて、今俺のおかれている状況は…手を固定されてすねに…
「すねにガムテープ… まさかお前ら!やめろ!それだけは!」
すねにガムテープといったらあれである。
一気にはがしてベリリリィってなってすね毛をぬく「ベリリリィ」という
恒例の処刑方法で俺の脚が激痛に見舞われて俺は悲鳴をあげることに
なったということになるのでした。
「わぁぁぁ!!いたいぃぃぃ!!」
「反応おそっ…」
「説明役兼ねてるんだから仕方ないだろう!」
全く、やられるこっちの身にもなってほしい。
「今日は七夕をやるから皆に集まってもらったんだ。」
「七夕?」
七夕っていうのは織姫、彦星なんとやらというやつだ。
また検索してみると良い。
「まぁとにかく皆に願い事をこの短冊に書いて、
このマンションの前にある、竹に飾るぞ。」
「わぁい、すっごい説明調!」
ほっとけ。
「…」
男女六人が全員短冊に黙って書いている光景。少し不気味かも知れない。
「ん、書けたぜ。」
「私も。」
「僕も。」
「僕も。」
「♪」
どうやら皆書けたみたいだ。
「んじゃ、それぞれの願いは、竹に飾ってから皆で見合おうぜ。」
「おっけー」
マンションの外にでると他の子供たちが竹に短冊をたくさん貼っていた。
「んじゃ、はろっか。」
地域の方が用意していたんだろう。そこにおいてあった紐を使い、
俺たちは竹に短冊をくくりつけた。
かなうと良いな。
俺たちの願い事。
佐藤の短冊。
「母親の仕事が楽になりますように」
健全な男子中学生の願い事だとは思えない願いだ。
だが、彼らしくもあり、優しさのこもった願いだ。
赤石の短冊。
「テニスが上手になりますように」
こちらは打って変わって普通過ぎる願いだ。
だがその中の決意はとてもでかいのだと思う。
咲野の短冊。
「大きくなりますように」
何が大きくなるかは聞いてはいけない気がする。
炎野の短冊。
「もう少し学力が欲しい。」
全うな意見である。
さて。と俺は息をついた。
水野と初代の奴の短冊は見なかった。
大体内容は把握できているからだ。
だから俺は、絶対に守り遂げなければならない。
ちなみに実際にはこう書いてある。
水野の短冊。
「この環境が崩壊しませんように。」
初代の短冊。
「この笑顔を続けれるように。」
守ってみせる。
ごめんなさいっ!
テストとか自分の心に負けて
全然更新してませんでした…
本当にごめんなさい!
きっとこの辺から直したいですね!
がんばります!