第二十四話「もしもボールが四角だったら」
前回のあらすじ
現在のメンバーの確認してみる。
イケメンなドラゴンになれる謎の青年-竜野 初代
そんな初代にヤンデレな -咲野 莉子
咲野の相棒?自由気ままなギャル -水野 二代
俺の幼馴染の中でのバカ -赤石 彰浩
赤石と友情の芽生えたショタっぽい -炎野 四代
俺。 -佐藤 祐樹
こんな特色があるやつら。
こんな団体が次に望む行事は
球技大会なのでしたー。
「ドゴォ!ってなってとってもいたそうだよね!」
「お前のその妄想はどこから来るんだ。」
赤石を適当にあしらいながら俺は教室に入った。
今日は全然眠くないぜ。昨日は九時に寝たからな。
そして赤石の方は
「ふぅ…んじゃ俺は今から寝るかな」
「ご愁傷様です。」
今から就寝時間だそうです。
「え~…皆さん。いよいよ球技大会が「「ヨッシャアアアアア!!!」」
…はじまります。」
そうなのだ。前書きで書いたとおり、球技大会が迫っている。
我が校の球技大会は以外に大きい物で、
クラス単位で参加して
サッカー、野球、バスケ、バレーのうち、どれか二つと
全員強制参加のドッチボール。これらをやる物だ。
「え~それでは…今からどれに出るかを決めてください。」
学級代表の【エキストラ】君が司会を進行してる中、
俺らはそれをガン無視して相談をする事にした。
「野球とサッカーがよくね?」
「えぇー…でも私バレーやってみたいんですけどぉ」
「水野。そんな無理なことを言うんじゃない。」
「なんで?」
「理由は簡単。作者が描写できないからだよ。」
「だって経験のあるサッカーの描写しようと野球の描写しようと
どうせ三流なんだから…いいじゃない」
「こら!そこ!話をしっかりききなさい!」
クラスに一人はいそうななんか中途半端な女子。
「【エキストラ】さん…ちょっとくらいいいじゃないか。」
「【エキストラ】ってなによ!
私には【エキストラ】って名前があるのよ!」
「合ってるじゃないか。」
【エキストラ】さんは泣きそうになっている。
「わっ…【エキストラ】さん大丈夫!?」
「もうそれ以上【エキストラ】って呼ぶなぁ!」
【エキストラ】さんはキレて本格的に泣いていた。
「今後、名前を考えるのが面倒な人は皆【エキストラ】って名前に
なるんだっけ…かわいそうに」
「同情するなら名前をくれ!」
【エキストラ】にやる名前はねぇ。
話し合いの結果。野球とサッカーに決定した。
理由?描写しやすいからだよ。
「そういえば皆、野球経験は?」
ちなみに俺はそこそこある。
「うぅむ…ルールは知ってるんだが…」
「やったことないなぁ…」
「私は女子だし」
「~~~♪♪」
「少しなら…」
うぅむ…どうやら戦力は微妙のようだ。
「【エキストラ】の皆さんは?」
「「「あぁ…あるともぉ…ゴゴゴ」」」
や、やばい。口でオーラが出てる感じのする擬音語を
言っちゃってるよ…これは殺されるのでは…
「もうひとつ皆、サッカー経験は?」
野球を聞いたのなら、サッカーも聞いておこう。
ちなみに俺はそんなにない。
「俺はよくやったなぁ…」
「ちょっとやったことある。」
「女子だけどやったことあるよー」
「~~~♪♪」
「少しなら…」
おっ。こっちは大分ましそうだな。
水野はもうスルーでいこう。仕方ない。
「【エキストラ】の皆さんは?」
「「「しねぇぇぇぇぇ!!!」」」
ヒュン!カカカカッ!
地面にシャーペンが突き刺さる。
「ぎゃああああああああああ!!!」
「ころせぇ!奴をころせぇ!」
「モブキャラみたいな名前してるお前に言われる筋合いはねぇ!」
【エクストラ】には言われたくない!
心からそう思った。
つづけ
ごーるでんうぃーくがにげていくぅ