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第十七話「東~マッシュルーム~」

前回のあらすじ


カレーがこぼれると山に登ることになるんだ!

皆!気をつけたほうがいいよ!

俺は初代にぼこぼこにされたからな!


どうも。皆さん。初代です。


いつもは佐藤君視点のこの小説を読んでいただき


誠にありがとうございます。



実はというとさっき佐藤君のミスでせっかく作った佐藤君のカレーを


ぶちまけてしまったんです。


ここまではよかったんです。なんせ自分の作品ですからね。


別に僕達に何の損害もなかったと思うんですよ。



そしたら先生が全員連帯責任で断食っていうんですよ。


僕は腹が立ちました。



こういう風に僕は理不尽な目に会うのが嫌いなので


ここは思い切って逆らうことにしました。


そのための作戦で皆で山へ登り食材をとってきます。


勿論、勝手に山に登るのは禁止されています。


でもそんなものは無視です。



「僕は理不尽が嫌いなんだあぁぁぁ!!」


「うるさいよ初代。」


「あ、口に出てた。ごめん…」


で、僕たちは山の東側を登ることにしました。


佐藤君と咲野さんと赤石君は皆で西側を歩いています。


僕のペアは水野さんです。


なにやら折りいった話があるそうです。



「で、水野さん。折りいった話ってのは?」


「ああ、ちょっと大切な話なんだが…

 まぁまだ早いからゆっくり話そうや。」


相変わらずマイペースだ。こういうところは僕も見習いたい。




水野さんは草を見つけました。


「ほら見ろよ初代。綺麗な草だろ…」


「そうですね水野さん。」


「毒草なんだぜ?これで。」


「えっ」


「もう…動かないんだぜ…」


「草はもともと動かないです水野さん。」




水野さんはキノコを見つけました。


「ほら見ろよ初代。綺麗なキノコだろ…」


「キノコも動かないしこれは確か毒がない奴ですよ。」


「いいや!これは猛毒だね!十中八九で毒だぜ!」


えぇ…えのきに毒があるって力説されてもねぇ…


流石の僕でも分かるっていうのに…


「ほら見てくださいよ。(モグモグ)これが毒だなんてそんなわけねぇだろぇ!?」


「キャラが崩壊してるわよ初代君。」


「崩壊なんてしてるわいけいおぅぉぅぅぉぅ!」


「だめだこいつ早く何とかしないと…」


ふふふ…なにをいってるのだろうみずのさんはいっらい。


べるにぼくはあたまがおかしくなっているはくえはない。



「とりあえず視点は変えさせてもらうわ。」


「なひぃ~それはずるい!」


こいつは完全に狂ってやがる…大丈夫なのか…?


とりあえずこのえのきみたいなのは危険なのか…?


よし、これは捨てよう。危ないしね。


「みずのぉもたべてぇ~」


「ハッ!しまった!お前ももってたのふぁ(ゴボッゴクン)」


しまった…急に押し込まれたから飲み込んでしまった。


どうなるんだ…どうなるんだ…


体のあちこちを確認する。よかった。身体に異常は見られなかった。


「なんだおへいきあじゃないか…」





二人の酔っ払ったような男女はフラフラと山道を歩いていったのであった。


つづく


うおおおおお!!!

必殺四話連続投稿切り!

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