第十六話「カレーに何入れるって?勿論パスタさ!」
あらすじ
相手の3%の必殺ほどよく起きることはない。
そしてこちらの10%の必殺ほど起きないものはない。
「台所に着いたぞ…死んだ佐藤のためにもおいしいカレーを作ろうじゃないか…」
「生きてますよ先生!僕は生きてます!」
「知っている。ジョークだ。」
「ジョークで人の命に関するものを言う先生を見たのはあなたが初めてです!」
まぁ別にいいけどね…俺は挫けないからな。
台所と呼ばれているこの場所は
機械などはまるでなく自然の素材のみで作られたものだった。
新鮮なイメージがわくなぁ…普段はめちゃくちゃステンレスっぽいのにねぇ…
「カレーライスかぁ…俺作ったことないんだよなぁ…」
「私も料理は苦手なんだよねぇ…」
「私はカレーを作ったことがない。」
赤石、咲野、水野はどうやらカレーに対する知識がないようだ。
「僕は一応作ったことあるけどねぇ…」
初代はできるのか…
「佐藤君はどうなの?」
「一昨日作った。」
「よぉし!全部佐藤にまかせよう!」
…まぁ別にいいですけど、かなりなれてるからな…
「できたー」
「おおー」
いつもと同じ感じで作ったが…そんなにいいものだろうか…
「…!!うめぇ!すっごいうめぇ!」
「佐藤って料理できたんだ…知らなかったよ…」
「なかなかうまくできたじゃない。」
「自慢じゃないが結構よく作ってるからな…」
よし…それじゃできたことだし先生を呼ぶか…
「先生できましたー!」
ごおぅ!
おっと急に火力が強まった。
ちょっと避けるか…
ドン!ベチャッ!(隣のチームのカレーが服についた音)
「うぉぅ!」
バッ(腕を引っ込める音)
ゴン(引っ込める勢いが強くて自分のチームのなべに当たる)
バッチャー(カレーが勢いよくこぼれる)
「…佐藤…俺は地面にカレーを盛り付けろと入ってないぞ…」
「先生!誤解なんです!これは事故なんです!」
「お前らの飯は抜きだな…」
そ…そんな…殺生な…
「今から一つ作戦を決行します。」
「なんだよ急に改まって…」
初代の提案。いったいなんだろう。
「山に登って食材をとります。」
却下だ!
つづく
最近短くなってきたなぁ…
自分では長く書いているつもりなのに…
次回からパートわかれますー