63/65
[エピローグ]
*****
【紫の海になって、】[あとがき]
12/24/05:48
*****
*****
【紫の海になって、】[エピローグ][太陽と空]
12/24 05:50
*****
騒がしい祭りの中にいる女子高生二人組が声を上げる。
「なんで『月岡奏』を一文字だけ変えて『月海奏』にしたんだろうねー。海が好きなのかなー?」
「『つきうみかなた』じゃなくて『つきみそう』じゃないの?」
「はあー!? あんた月見草は面白すぎでしょ! あのイケメンがそんな名前つけるわけないじゃん!?」
二人で楽しいそうにじゃれ合いながら、奏の話をしていた。
『月見草』と口にした彼女の感性が豊かなのか。
月岡奏の死を美化しているのか。
奏が月見草をイメージしてつけたのかはもうわからない。
バァン!
……。
花火が空で咲く。
その後の無言の余韻さえ、美しかった。
*****
【紫の海になって、】[エピローグ][太陽と空]
花火が綺麗だって俺に教えてくれてありがとう。
月海奏
*****




