39/65
【清水伊織】刹那
海の中に潜った時のように、呼吸をすることも忘れるくらい、一息で読んでいた。
一話読み終わるだけで尋常な疲労を感じる。どうしてだろう。
私は、ぐーんと背もたれに身体を預け、伸びをした。
この物語の終わりは、どういう風に終わるのだろうか。
自分の物語を書くとするとして、私なら一体どのように終わらせるだろう。
必死に思考を動かすも、何も思いつかない。
まぁ、私小説というのは、特に大きな展開もなく、淡々と過ぎていくものだろう。
自分の中で、勝手に納得してことを片付ける。
私は、深呼吸をして、本日更新された二話をタップした。




