敵とアクセサリー
後少ししたら
物語の核となる部分に触れる話を投稿します。
『あー、この洞窟ツラ!』
先程スライムに負けそうになった俺は
ダメージを食らった体を引きずって歩いて
いた。
うん?あれは…モンスター!!!
鑑定鑑定。
[ケイブチキン レベル2]
うおー、便利。
これ相手がくらってるダメージとか
わかんねーのかな?高望みだけどさ。
[スモールチキン レベル2
HP157/157
MP0/0]
これまで見えんのかよ!?
鑑定最高ぅぅ!
で、勝てるのかどうかですが、多分勝てません。
え?ちょっと待ってよチキンさん、
私めは争う目的はありませんので…。
いやー!つついてこないで!
くそ戦うしかねぇ!
スキル{斬撃}!…で良いのか?
シュタザクザク
おー、使えてますね。スキルって最高だわ。
ヒュン
そんなことを考えていたらニワトリから
くちばしが飛んでくる。
危ねぇ。
当然だけど敵もスキルとか使えんのなー。
でも、チキンは足がとてつもなく遅いっぽい。
俺でも余裕で避けれる。
もっかい、スキル{斬撃}。
うわっ避けられた!
なんか足の遅いチキンに避けられんの
屈辱…。
そんなことを考えていると、チキンは
奇行を繰り返している。
え?何してんの?
チキンは天井に向かい叫び跳ねている。
シューーードーーダダダン
なんかやばそうなビームでてきたぞ!?
俺の足にそのビームが掠り、それだけで
激痛が走る。
チキン、なにやってんだお前!
少し油断していた。俺がマジで弱いの
忘れてた。
そのビームが止み、隙をついて攻撃する。
コケェェェェ
叫び声をあげ、チキンは倒れた。
危ねぇぇぇぇ!
なんとかチキンを倒し安堵する。
チキンの方向をみると葉のようなものが
落ちている。
鑑定!
[薬草
HPを少し回復する。体の破損や病気などは治せないが
擦り傷やかすり傷は治せる。]
お、薬草か。
俺のHP回復出来んのか。嬉しいわ!
俺のHPどんぐらいだ?
[スモールウィークドラゴン レベル2
HP95/4
MP200/200]
そんな死にかけなことある?やばいじゃん俺もうデコピンで死ぬぞ?
は、早く薬草のも!
キラキリキューン
体の傷が治るような感覚がする。
あー、もうこの洞窟出てー。
ステータスアホほど低いっぽいし、
スキル全然ねぇし。
転生とかしたらなんか貰えるのがお決まりだろ!
うわ、またもや敵発見。あれは赤いスライム…?
さっきの色違いか。
[ウィークファイヤースライム レベル1
HP300/300
MP100/100]
あれ?見間違いかな?300って。
これマジでやばいかもしれない…。
スライムは口を開けると炎を繰り出してくる。
魔法ってやつか。すごい世界だな。
よし、避けるぜ!
が、炎の速度は予想以上に早かった。
あ、これやばい。地獄の業火に焼かれてる気分だぜ…。
[{炎耐性}レベル1を獲得した。]
少しだけ痛みが弱まったかな?
スキル{斬撃}!
くそ、攻撃は通ってるけど…、HPが高いからな。
炎の攻撃があるのに何故かスライムは体当たりをしてきた。
鑑定してみたが結構あの攻撃はMPとやらを
使うらしい。
一度スライムの体当たりの強さは体感している。
当然、俺はその攻撃を華麗に
避けた。
ドヤ顔をする暇もなくスライムは
炎を吐いてくる。
{斬撃}。
おお!ものは試しだな。
予想通り炎は切り裂かれ周りに散った。
もういっちょ{斬撃}!
その攻撃は急所に当たったのか、
スライムは倒れて消えた。
[ウィークスモールドラゴンはレベル4に
上がった。
スキル{咆哮}を獲得した。
スキル{斬撃}はレベル2に上がった。
スキル{炎耐性}はレベル2に上がった。]
うおー!すげぇ!
こういうのがあるから強い敵との戦闘はいい
よなぁ。
一気にレベル4だし、咆哮ってスキルも
手に入った。
鑑定!
[咆哮
けたたましい声で対象を怯ませる。
対象がこの音を聞かなかった場合、
効果はなくなる。]
うーん、みたところ微妙だなー。
まあ、手に入っただけヨシ!
ふと、チキンを倒した時にアイテムが
ドロップしたことを思い出す。
少し期待してスライムが倒れた場所を見ると
………
白い光を放つアクセサリーがあった。
何故、こんな場所にアクセサリーが?
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明日も投稿します。