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エッセイ

セルフプロモーションの上手なしかた

 私はセルフプロモーションに苦手意識がある。


 上手なセルフプロモーションというのがどういうものなのか、よくわからない。


 これはセルフプロモーションの上手なしかたについてみんなで一緒に考えてみないか? という趣旨のエッセイである。


 タイトルを見て、参考にしようとか期待してしまった方、ごめんなさい。





 セルフプロモーションをする場所は、外部ツイッターなど、色々あると思うが、ここでは『小説家になろう上』に絞って考えてみたいと思う。


 その際、それが出来る場所は2つある。

『作品自体』、『活動報告』の2つだ。

 他にもあるのかな? あれば教えてほしい。


 なろうでは作品のタイトル欄に書くべきものは『タイトル』ではなく、『作品内容の説明と売り文句』だと聞いたことがある。

 それに加えてあらすじで作品の魅力をアピールできるのだと。


 しかし私ははっきり言ってあらすじを読まないやつだ。おまけに長文タイトルは最後まで読まない。


 この時点で、タイトルとあらすじに力を入れている作品は、私に対しては労力の無駄遣いをしているだけと言えるだろう。

 そしてそれは裏返せば私のセルフプロモーション能力のなさを如実に物語っているとも言えよう。


 ちなみに私が自作につけるあらすじは、こんな感じだ↓


『あらすじこさんじゃないの』

『ままはははははではないがははである』

『ああああええええ!』


 何もアピールしていない。


 セルフプロモーションする気すらないと思える。


 これではダメだ!

 もっとちゃんとしたあらすじを書こう!


 そう思って、ない頭をひねりにひねり、丁寧に丁寧にあらすじを書いた作品は、私の場合、大抵読まれない。


 某巨大掲示板に行って相談し、アドバイスされたことに対して天邪鬼になりそうになったところを必死で自分を殺し、言われた通りにしてみたが──


 なんにも変わらなかった……。


 タイトルにしても、読まなくてもなるべく中身がわかるように長文で必要な要素をシンプルにまとめたタイトルをつけても、読まれない。


 なぜだ。


 やはりセルフプロモーションの才能がないからなのか。




 どうやら私にはタイトルでプロモーションをする才能はなく、ならばタイトルにはふつうにタイトルを入れざるを得ないようだ。なんて当たり前なやつだ。


 あらすじを書くのは正直面倒くさい。学校の『○○文字以内でまとめよ問題』をやらされてるような気分になり、どこかに遊びに行きたくなる。


 よし。タイトルとあらすじでのプロモーションは諦めよう。


 ならば、活動報告だ!




 他の作者さんの活動報告を見て読みに行くことは私にはよくあることだ。

『こうこうこういう小説を書きました』

『自信作です!』

 などと書かれていると、『おお? 読みに行ってみよう』という気になる。


 ちなみに連載作品を一日に複数部分投稿して、投稿するたびに『○○投稿しました』の活動報告を上げるのはやめたほうがいいと私は思う。

 お気に入りユーザーさんの新着活動報告欄がそれで埋め尽くされてしまうのだ。他のユーザーさんのが流されてしまって、『おいおい……』と青筋が浮かんでしまいそうになる。逆効果だ。せいぜい一日一報告か二報告ぐらいでいいと思う。


 ちなみに私はよほど読んでほしい作品を書いた時ぐらいしか『○○投稿しました』の活動報告は上げない。理由は面倒くさいからだ。投稿数が多いので荒らしになってしまわないようにという配慮はあまりない。



 さて最近ホラー短編を書いた。

 これも活動報告で告知はしていない。


 あまり読まれず、ポイントも40ptぐらいしかついていない。


 もし、活動報告でプロモーションしていたら、結果は変わったのだろうか?

 その際、宣伝文句を書くとしたら──



 『ホラー短編投稿しました\(^o^)/


  路上で車に轢かれてグチャグチャになった動物をかわいいと感じる女子と、猿の脳みそや蟲を面白がって食べたがる男子が、デート中に首吊り自殺死体を見つけて大はしゃぎするお話です。


  面白いので読んでね!\(^o^)』




 人格を疑われること間違いない……。



 共感を得られそうにないものは敢えてプロモーションせず、『ひみつのばしょ』みたいにしておいて、自分の黒歴史の中にだけ刻んでおいたほうがいいのかもしれない。





 共感を得られそうなものを書いた時には活動報告は使える。


 あらすじを書くのが苦手な私でも、活動報告なら気軽に書ける。なぜかはわからない。

 たぶん、読むのが相互さんぐらいだと思っているからだろう。甘えがあるのかもしれない。


 ……そう。


 活動報告は相互さんぐらいしか読まないんだよな。


 もっと不特定多数の方に読んでもらいたいと思ったら……


『二千円であなたの作品をプロモーションして差し上げます』


 なんてお仕事されてる方からお誘いが来たら……


 そりゃ乗っちゃうよな!?





 結論:甘い話にはなんかある。やはりタイトルとあらすじこそが、なろうにおいては最も重要なセルフプロモーションの場所なのである?



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― 新着の感想 ―
[一言] 「アティテュード」  作品、活動報告、描いた感想、描いたレビュー、描いた活動報告コメント、贈ったFA。  それらすべてから、作者先生のキャラクターが、読むひとのなかに描かれるはず。  目に触…
[良い点] 読者を引き寄せそうなタイトルを思いついても、中身が伴わないとあっという間にブクマが減っていくので、やはり中身が大切だと思うのです。 [一言] すいません、時々勝手に活動報告覗かせて頂いてい…
[一言] どうやったらたくさんの人に読まれるか? 1.ランキングにのる。  それができたら苦労はしない 2.ファンを作る(大事にする)  たまたま、読んでくれた人がファンになってくれるような作品を作…
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