僕の友達に異空間に飛ばすやつがいるんだ!!!
僕の名前は、『飯井 力斗』25歳、フリーターで飲食店でバイトをしている!
同じバイト先で知り合った、、、!
数上 オキア君と僕は仲良くなったんだ!
彼と仲良くなって分かった事なんだけど、、、?
彼は、誰でも異空間に飛ばす事が出来るらしい、、、?
まあ、実際に見た事もないし、、、!
そんな風に、オキト君から話を聞いていても、、、?
なかなか? 受け入れられないでいたんだ。
▽
でも、ある時、、、?
オキト君が、“僕にいいモノを見せてあげるよ!” と言ってきたんだ!
それから、、、?
オキト君が今から一緒にボクに着いて来てと言われて着いて行くと、、、?
バイト先の、嫌味ばかり言う先輩がそこにいて、、、。
『おい! オキト、遅いじゃないか? 俺を呼び出しておいて、、、。』
『あぁ~スミマセン! 遅くなって、、、。』
『それで? 俺に話ってなんなんだよ!』
オキト君がこの時、僕にそっと小さな声で耳元でこんな事を言ったんだよ!
【今から、力斗にいいモノを見せてやるよ!】
【えぇ!?】と僕はオキト君の目を見たんだけど、、、。
オキト君は、にゃッと笑ってまた先輩と話しだしたんだよ。
『まあまあ~先輩! 時間があるからゆっくり話しましょう~』
『はぁ!?』
『先輩! “僕の眼をジッと見てください!”』
『はぁ!? どう言う事だよ! 意味が分かんねーえよ!』
『いいから早く!』
オキト君が、そう言うと先輩がオキト君の眼をジッと見たと思ったら、、、?
【ヒューーーーッ!】と音と共に何処かに吸い込まれるように突然いなくなっ
てしまったんだよ!
僕が、【えぇ!?】って言うと、、、?
オキト君は、【ほらね!】とニコッと笑ったんだ、、、!
僕がオキト君にこう聞くと、、、?
『先輩は、何処に行ったの、、、?』
『異空間に飛ばしたんだよ!』
『“異空間?”』
『もう、戻ってこれないよ!』
『そんな、先輩はどうなるんだよ!』
『大丈夫! もう少ししたら、、、? 先輩はいなかった事になるから!』
『えぇ!?』
『みんなの記憶からいなくなるって事だよ!』
『・・・記憶から?』
『先輩なんか! はじめっからいなかったって事だよ!』
『オキト君、』
『だから! 前に言ったよね? “誰でも異空間に飛ばす事が出来るって!”』
『・・・そうだけど。』
『力斗だって! あの先輩が嫌いだったんだろう? じゃあ、いいよね?』
『・・・だからって、こんな事よくないよ!』
『力斗は、真面目ちゃんだな~!』
『・・・・・・』
▼
・・・数時間後。
確かに、オキト君の言った通りになったんだよ。
僕は、すっかりあの先輩の事を忘れていたんだ、、、!
僕が、オキト君のターゲットになるまでは、、、。
*
僕は、何かのきっかけでオキト君とケンカしたんだ、、、!
急に言い合いになって、、、。
そしたら、、、?
オキト君が僕にこう言ったんだよ!
『どうやら? 力斗も異空間に飛ばされたいみたいだね、、、?』
『そんなやり方、ずるいよ! 正々堂々とケンカなんだから! お互い納得
するまでやり合おうよ!』
『そんな、面倒くさい事しなくても、こうすれば早いじゃないか!』
・・・とオキト君が、僕の眼をジッと見ようとした時、、、!?
僕は、思わず! ズボンの後ろのポケットに入っていた鏡をオキト君に
突き付けたんだ、、、!!!
そしたらね、、、?
一瞬だったんだけど、、、。
オキト君が、僕の目の前から消えたんだよ、、、!
『えぇ!? オキト君? 何処なの、オキト君?』
そう! 異空間に飛ばされたのは、、、?
僕じゃなく、オキト君だったんだ。
そして、数時間後。
以前と同じように、僕の記憶からオキト君が消えたんだよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。