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交差する四人の恋物語  作者: 月夜ムラクモ
一章
6/7

涼の過去と天音と [月視点]

私は 神無 月、警察官の娘だ。彼を知ったのはほんの偶然だ。




道を歩いてる時だった。涼という美少年が私に


『俺を庇って親友が襲われてるんだ!!助けてくれ!!』


と言ってきたのが始まりだった。彼いわく、告白を断ったら襲われて、親友がその少女のナイフを受け流しているとのことだ。


名前は 坂上 天音、らしい。


この名前は有名だ。何故なら彼は剣道の全国二位の人だからだ。彼が剣道を始めたのは二ヶ月前、始めて一ヶ月で私の弟と戦った。


私の弟は 神無 翼、小学生からずっと一本も取られずに全国一位の最強の選手だ。


だけど一ヶ月前、始めて弟が一本を取られた。だがやはり天音は負けてしまった。


弟は


『アイツこそ本当のライバルだ!!アイツを倒すことが生き甲斐だ!!』


   っていって最近、練習の量を二倍に増やしていた。


そんな弟にとっての生き甲斐の彼がいなくなっては困る。そう思ったので美少年に私の護身用の拳銃を渡した。


すると彼は走りだし、すぐに消えてしまった。






それから二年の月日がたった。


私は先生に頼まれて教材を運んでいた。


「きゃっ!!」


私は階段でコケて落ちていく。


ドン!


という鈍い音が聞こえたが痛くなかった。それどころかとても心地よかった。


「痛っつ~…………大丈夫か?」


声が聞こえる。私が声のした方を見ると美少年が私の下敷きになっていた。


正直いって凄いドキドキする。何だろう、この気持ち……はっ!そう言えば…


「………ごめん」


私は慌てて謝る。

すると聞いたことのある声が聞こえる。


「天音、大丈夫か?」


そう。いつぞやの美少年だ。


「………え?………前の人」


私が言うと彼が言う。


「あっ!この前のコミュ障の人」


失礼な……コミュ障じゃあありません。

すると私の下敷きになってた美少年が言う。


「ああ。涼が言ってた人か!前はありがとう、助かった。俺は 坂上 天音だ。よろしく」


はわわわわっ///どうしよう!天音がよろしくだって///


「………神無 月……よろしく//……」


名乗ると彼が反応する。


「神無 月って……あの 神無 翼の姉貴か?」


と顔をグイッと近づけてくる。

 

「っ~~~~~~~~~~~~///!?」


私は思わず逃げ出した。



天音の顔、かっこよかったな//♪

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