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第7話『難かいな軟化』

続けて第7話です。

今回は、第6話の後編なので続きは二日後です。


パロネタは…存在自体がパロネタな奴がいるので毎回あります。

第7話…


もしも登校する時に、右ではなく左に曲がって、

女の子にぶつかったら……

~始まります


第7話『難かいな軟化』


…………………………………………………………





連鎖する!!!


世の中は何事も連鎖する!!!!



だから、突然が連鎖した!!!!!


突然、蛇口から現れた男!!!!

不死身のルバーマン!!!!!!!


彼の特徴を説明しよう!!!

頼むぞ、和琴君!!!!!!!


「コイツはキメぇ!!

全身ぬちゃぬちゃ、ブニャブニャブニュブニュ!!!!

まるで、ゴムやゼリーみて―な柔らかい肉の塊!

そんでもって、あの喋り方!!!!!!!!!!

コイツはキモさの塊だああああああああああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


そう!!!最大の特徴!


キモイ!!!!!!!!!

モザイクが必要なレベルにキモイ!!!!!!!


そんな奴と戦うのは、この物語の主人公!!!!!!!

早乙女 魁斗である!!!!!!!!!


「さーて…長い前置きも終わったことだし…始めようじゃねーか」


「ブニャブニュブルンブルンいいよ、君死ぬから♪ブニャヌニャブニュフ」


まるで、新しい玩具を見つけた様な目で、魁斗を見つめるルバーマン…


「寒気がするぜ…」


男からも女からも、その様な目で見られる趣味はさらさらない魁斗である。


さて…ここからが問題だ………


ルバーマンは不死身である!!!!!!

彼は口径9mmの弾丸の直撃を跳ね返す程の弾力性!!!!

それでいて柔軟!!!


骨まで、ゴムやゼリーみたいに柔らかいのだ!!!!!!!


コイツ本当に人間か?!!


だが魁斗にはそんなことは関係ない!!!!

魁斗がやることはただ一つ!!!!!


こいつに勝つことのみ!!!!!!!


「早乙女君、これを」


牧師が魁斗に何かを投げ渡す!!


それは、珈琲が入ったカップ!!!!!!!!


「早乙女君…そのカップの中の珈琲を一滴も溢さずn、」


牧師が魁斗に何か告げよとするが!!

その前に魁斗は動く!!!!!!!!!!!


カップを!!!


右手で握る!!!!



「物質硬化!!!!!!!」


バチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!!!!


カップはこの世の中で最も硬い物質へと変化した!!!!


それを魁斗は!!!!


「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉー!!!!!!!!!!!

硬化・死・ハルデン・デス・ファイヤー!!!!!!!!!!!!」


文字通り、そのまんま投げつけるううぅぅううう!!!!!!!!!


「話は最後まで聞いてよ…つか、聞いて」


鋭く勢い良く投げられた、珈琲入りカップ!!!!!!!!!

硬度も十分!!!!!!


効くか?!!!

カップはルバーマンに直撃する!!!!!!!!!!!!


だがああああしかし!!!!!!!


「ブニュ、ブニャブニャ………なにこれぇ?つまんないブニュブルンブルン」


「う、受け止めやがった?!!」


そう…受け止められたのだ…


「ブニュブニュ!!お返し!お返し♪ブルンブルン」


受け止められたカップ…そいつを、ルバーマンはゴム(肉)の伸縮で跳ね返すうぅぅぅぅ!!!!!!!!


ブリリリリリリリリリンンン!!!!!!!!!


「チッ!!」


魁斗は避ける!!!

昔から友人と遊んでいたドッジボールが役に立った瞬間である!!!!!!!!!


魁斗に当たることなく終わったカップは、スピードを落とすことなく、

そのまま天井に激突したのであった!!!!


ドスっ!!

天井に喰いこみ、そして…

ポタポタ………

中身が零れる!!!!!!!


その下にいたのは…………


牧師であった………


「あーあ…この服買ったばかりなのに………クリーニング出さないと…」


溜息を吐く…牧師…


だがそんな場合ではない!!!!


「何やってんのよ、魁斗!!!銃弾を跳ね返す奴に、アンタの肩が投げたもんが跳ね返せない筈ないでしょう!!!」


アスカの言う事はごもっともである。


銃弾は回転しながら目標を狙う!!

何事も回転したほうが強いのだ!!ドリルは強い!!螺旋は強い!!そして鬼畜モグラは帰れ!!



そんな銃弾を受け止めてしまう、あのゴム肉が…

肩で投げたものを受け止めれない筈がないのだああああぁ!!!


「んな事言われてもよお…何かないのかよ、冥府の使者ぽい武器とか」


「有る筈ないでしょうが!!!」


有っても人間の筋力では扱えないものばかりである。


全く緊張の欠片も無い魁斗達…


だが忘れてはいけない…

このルバーマンは、ナイトメールからの刺客であることを!!!!


「魁斗!!!来るぞっ!!!」


和琴の叫び!!

その叫びと同じタイミングに!!!


「うおっ?!!!!」


「ブユビュビュルルルル!!捕まえた♪」


ルバーマンが魁斗に飛びつき絡み付いてきたのだった!!!!


「くっ!!!HA☆NA☆SE!!!!!」


「い・や・だ♪ブニュブニュ」


魁斗は力の限り抵抗する!!

殴る!!蹴る!!抓る!!!

やれる事はやった!!!!!


しかし、ルバーマンにこうかはないようだ…


「あ、アイツ!!!!

魁斗の奴を肉で圧迫して窒息させる気だぜぇぇえええ!!!!」


「あああ!!魁斗君が!魁斗君が!!あの気持ち悪い肉の塊に!○されている!○されている!!ハアハア!!!」


自重しろ!!!部長!!!!


もう、色んな意味で絶体絶命だああああぁぁぁぁぁ!!!!


「くそ、くそ!!物質硬化!!!物質硬化!!!」


だがルバーマンは生きている!!

魁斗の能力は、命が宿るものには使えないのだ!!!!


「無駄、無駄~♪ブニュブニュ」


このままではルバーマンに殺されてしまう!!!

どうする?!!!


「そ、そうだ!!魁斗!!!

アンタ、サイコチップ持ってるでしょ!!!」


サイコ・チップとは?!!

それは昨日戦った、ラックマンから渡された物!!!

それを使えば、一回だけ、ラックマンの能力が使える!!!

そしたら、この気持ち悪いものだって!!


「あ…№14…ゴメン、サイコ・チップは僕が持ってる」


「えっ?!」


何と!!サイコ・チップは牧師が持っていた!!!


「さっきちょっとね…僕はバレズに盗るは得意だからさ」


「じゃあそれで早く、あの馬鹿を助けなさいよ!!教え子なんでしょ?!」


「ふーん、珍しいな…君が他人の為に僕を頼るなんて…つか、初めて?」


「そんなことはどうでもいいでしょう?!早くしなさいよ!!」


「いや…駄目だ」


ホワット?!


「何でよ?!!」


「サイコ・チップは僕たちの切り札になるものだからね…こんなところで使う訳にはいかないでしょう?」


それだけの理由で?!!


「そんなこと言ってる場合じゃないでしょうが!!魁斗が…魁斗が死んじゃうでしょうがああぁぁ!!

この馬鹿ああぁぁぁぁー!!!!!」


アスカは不思議であった…


何故?

何故、自分はあんな馬鹿の為に必死になっている?

まだ出会って数日しかしていない馬鹿の為に?


寧ろ、死んで欲しいと思っていたぐらいなのに…


命を救われたからか…?

いや、そんなのではない……………


ただ…ただ単純に…


こんなところで、魁斗が死ぬなんてなんか胸糞が悪いからだああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!



「№14…いや、積川君…大丈夫。彼は死なないよ」


「何で死なないのよ?!」


「彼は……“常識”を外れているからね」


そう!!!魁斗は常識外れなのだあああぁぁ!!!


馬鹿で変態な高校生!!!

それが、早乙女 魁斗!!!!!


「早乙女君!!よく聞け!!!」


牧師が魁斗に向け叫ぶ!


「な、何だよ…せ、先生よお?」


「君の能力は…『右手で触れたものを、この世で最も硬い物質に変化させる能力』…だが命が宿るものには使えない」


「それがどうしたって…?」


「逆に考えるんだ…

“命が宿ってないないなら何でも発動する”って…」


(命が宿ってないもの…?)


その時!!

魁斗はルバーマンの有る事に気付いた!!


(濡れれている?)


そう!!ルバーマンの全身はびちょびちょ!!濡れ濡れで臭い!!!


しかし!!この臭さは汗の臭いではない!!!!


この臭いは!!!!!


(そうか!!!解ったぜえぇぇ!!!!)








魁斗は…

ルバーマンの肉を思いっきり掴んだぁああぁ!!!!


「無駄無駄~僕はかたまらないよ~ブルンブルン」


「そうだな…俺の能力じゃお前を硬化出来ない…

ところでルバーマン……お前はどっから“出で来た”?」


「ブルンブルン…?えっ…それは、そこの蛇口からだよ?」


「そうだよなー蛇口からだよなー………けど、この蛇口…上水路には繋がってねーんだな…これが」


「な、何が言いたいんだよ?!!ブルンブルン」


「この蛇口は……外の“枯れた井戸”に繋がってんだ!!お前はそこから入って来たんだ!!!

その時、お前は!!!井戸の中にまだ微かに残っていた“水”を全身に浴びている!!!!!!!

そしてええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

“水”は“お前”じゃない!!!!“水”は“水”だあああぁぁぁぁぁ」


「ちょ、ちょっと待て!!それじゃああああぁぁブルンブルン」


そう、即ち!!!!


「腐った水の臭いのおかげで気づいたぜぇ!!!!!!物質硬化!!!!!!!!!!!!!!!!」


バチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「な、なあああああああ!!!!身体が?!僕の可愛いボディがああぁぁぁブr、………カチカチカチカチカチカチ…………」


魁斗の能力により、腐った水をよく染み込んだ肉は硬化してしまい……


ルバーマンは、まるで、貝殻で全身をコーティングした様な状態になってしまったのだ!!!!!


ルバーマンはもう動かない!!


「勝った………魁斗が勝ったああああああぁぁ!!!!!!!!!!

大袈裟かもしれねぇが!

悪の組織の不死身の男に魁斗は勝ったんだあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!

俺たちは救われたんだああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」



「オメデトウ…魁斗君。

そうだ!部長として、御褒美あげないと」


そう言いながらベルトを緩める部長……

お前は帰れ!!


「さて……返すよ…積川君」


サイコ・チップをアスカに渡す牧師……


「牧師…」


「言っただろう…?彼は死なないって…つか、早くそれでルバーマンの能力を盗らないと、魁斗君はルバーマンに

絡み付いたままで、君を抱きしめてあげれないよ」


「……………」


カチャ♪

この音は、銃口を向けられる音である。


「冗談。つか、冗談」


「冗談つくならもっと面白い冗談にしなさい」


「君の冗談もどうかしていると僕は思うけどね………」


組織流の冗談は下らないらしい…


「けどさ…積川君…」


「何よ」


「他人の為にも…必死になるのも悪くは無いものだろう?」


「……………………………

            偶にはね……」



第7話…完


次回、第8話『隠る、籠る』

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