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第16話『努見る夢』

これまたまた二日ぶりです。

今回は前後半ものなので、二話分です。

それでは、パロネタも多分あるので注意して下さい。

第16話…


もしも登校する時に、右ではなく左に曲がって、

女の子にぶつかったら……

~始まります


…………………………………




さてさて…こんにちは、皆さん…

どうも語り部です。


前回、魁斗はスリッパの男…スリッパパから大切な事を教わりました。

過去を受け止めて…今を生きろと…


えっ?

どうして前回と前々回に私がいなかったかって?


それは私が風邪気味だったからです…


それに、スリッパパはナイトメールの刺客ではないので、

急に出てくるなど、私も知りませんでしたから…ええ…


さて、気を取り直して…

今回の能力者は?!!


ナイトメールの申し子!!!!!!

夜も眠らす、夢の国への案内人!!!!!


ナイト・メア!!!!!!!!!!!!!!


魁斗は…受け止めれるのでしょうか?


それでは能力者ファイト……………………………


レディ……

ゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!


第16話『努見る夢』

~始まります




……………………………………………………


さて…ここは旧社会科室…

即ち、部室…


部室でカタカタとキーボードを叩く音…


少女がパソコンを使う音…


部室でパソコンを使う少女となれば、それは積川 アスカである…


カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ………


「……………ハア…」


毎度お馴染みの溜息…


アスカは今、長官から託されたあのチップの解析作業をしている…

が、どうも作業が捗らない…


相変わらず難解な暗号…

解読しても、意味不明な情報…

もう既に、知っている情報ばかり…


そして何より…どうも作業に集中できない…


胸が苦しくなったり…溜息が出たり…

風邪だろうか?


そう思って熱を測ったが…平熱…実に健康である…


それでも、もしもの事を考え休んでいようかと思ったが…

何故か…アイツの事ばかり考えて…余計、熱っぽくなる…


…やっかいな風邪だ…


「ハア…」


こんなアスカである。


そんな時だ…


ガラッ…


部室のドアが開かれた…

誰だろうか?


「あれ…?アスカ先輩?」


後輩の姫川 百合野だ…


「百合野君?どうかしたの?」


「いえ、先生から魁斗先輩を呼ぶように言われてましたから…」


「魁斗なら考え事するとか言って…屋上にいるわよ。

呼んでこよっか?」


「ああいえ、急ぎの用じゃないみたいですし、ボクもここで魁斗先輩を待ちますよ」


そう言って百合野はアスカの隣に座った…


フワ…


(………髪…サラサラね…)


アスカは百合野の髪を見てそう思った…


声も高いし、腰も細いし…

そして手首も…

背も自分より低い…


(………本当に…男なのこれ?)


屋三川が勘違いした理由も何となく解る気がする…


「どうかしましたかアスカ先輩?」


急に振り向く百合野。

視線には敏感のようだ…


「べ、別に、何でもないわよ…うん…」


誤魔化すかのように机の上の皿のクッキーを摘むアスカ…

それをそのまま口に放り込む。


「…美味しい」


よく100円とか売っているよく解らない企業の大量生産の脂っこいクッキーとは違い、しかっりとした質感と甘すぎない甘さ…

ほんのりと匂うバニラエッセンスの香り…シェフの手作りと言ったところか…

あのセコイ牧師にしては珍しく気の効いた菓子である…


「あ、本当ですかアスカ先輩?」


「えっ?」


「それ、ボクと魁斗先輩で作ったんです」


シェフの手作りとは思ったが、まさかシェフが目の前にいたとは…


「って、魁斗も?!」


「はい、魁斗先輩が手伝ってくれたんで…魁斗先輩、料理上手いですよ?

この間はビーフシチュー作ったみたいですし…」


そういえば以前、下の階から何かを煮込んだいい匂いがすると思ったが…アレだったのか…

アスカはこの頃の自分の夕飯を振り返る…


(…昨日は確か…シーフードで…

一昨日は…とんこつ…

三日前は…味噌…

四日前は…醤油………って、全部カップヌードルじゃん!!!!)


驚愕した!!

自分の食生活の悪さと、百合野は兎も角、魁斗にすら女子力的に負けている事に驚愕した!!


(べ、別に料理なんて…戦場とか作戦行動中ならレーションの方が大切だし…)


自分自身に言い聞かせるアスカ…料理が全てではないとと…

ただ…

それと同時に…ジェラシーを感じていた…


自分の知らぬ間に…魁斗に料理を教わっていた百合野の少なからずジェラシーを感じていた…

驚愕である…


(…何考えてのよ…私…馬鹿じゃない…?)


いくら女の子ぽくても、百合野は男…魁斗にその手の趣味はないし…

そもそも魁斗が何をしようが自分には関係n…


関係無い…のか?

いや関係無い筈だ…自分とは…


アスカは今の馬鹿馬鹿しい考えを払拭、または百合野に悟られまいと、別の行動に移る…

バックの中から飲み物を取り出しのだ…そう冷静に…

冷静に飲み物を取り出し、冷静に蓋を外して、冷静に水分を補給する…

その筈…


だが、冷静だったらそもそもそんな事一々考えはしない…

そう、アスカは今、冷静ではないのである。


百合野から見たアスカの行動は不自然感丸出しであった…


ギギギ…

蓋を開けようとするアスカ…


「……んっ?」


ギギギ…


「んー!」


ギギギギギギギ…


だが…開かない…何故か?


「アスカ先輩…逆です」


「ふぇ…?」


アスカは蓋を逆に回していた…開かない筈だ…開いたらそれは不良品である…


「…//」


誤魔化そうとすれば誤魔化そうとする程、ど壺に嵌っていくアスカ…

アスカはもう何も言わずに蓋を開けた…これも全部熱のない風邪のせいである…


「アスカ先輩…一つ…聞いていいですか?」


「何かしら?」


アスカは飲み口に口をつける…

少しでもこの熱のない熱を冷ます為だ…他意はない…


しかし、この行動はアスカは後悔させることになる…


「アスカ先輩って…魁斗先輩の事をどう思っていますか…?」


「ブッ!!!!!!!!!!!!」


吐き出す事になるのだから!!


「だ、大丈夫ですか?!アスカ先輩!!!」


幸い、アスカの吐いた方向には何もない…

いや、牧師のコートぐらいか…なら問題ない…


って、アスカにとって何に掛ろうと今は問題ではない!!


「ゴホゴホ…だ、大丈夫よ…じゃなくて…

え、どうして、どどど、どうしてそんなこと聞くのよ!!」


そう唐突すぎる!!


「…だって…今日のアスカ先輩…元気なさそうでしたから…」


「!!!」


確かに…今日は一度も笑ってない…

気分も良くなかったし…魁斗も笑わなかったから…


……?

(魁斗も笑わなかったから…?)


「魁斗先輩がアスカ先輩の事を思っているのは知ってましたけど…

アスカ先輩はどうかなって?


けど、ボクの考え過ぎみたいでしたね…

今日のアスカ先輩を見れば」


「べ、別に…私は魁斗の事なんてどうとも…//」


「顔…赤いですよ」


「………///」


指摘された…

確かに…顔が赤い…


気分が悪い訳ではない…

暑いせいではない…

風邪のせいでもない…


敢えて言うのならば…


魁斗せいである…


魁斗と話してないから…魁斗がいないから…魁斗が知らぬ間に仲良く人と料理してるから…魁斗が元気無いから…


この胸のモヤモヤが治らないのだ…


何時からか…このモヤモヤは…?

ずっと前からの様な気もするし…最近だった様な気もする…


もしかしたら…

いや…もしかしたら…では無いだろう…

この気持ちは…

自分は…魁斗の事が…


「……けど…」


答えは出ている…

けど…素直になれない…

素直にいて…本当に良いのだろうか…?


元々…

魁斗と自分では生きる世界が違った…


魁斗は普通の高校生…


自分は企業などの影として生きる組織の人間…

命を懸ける毎日を過ごしてきたのだ…


「もしかして…アスカ先輩…何か…後悔…してませんか?

魁斗先輩を巻き込んでしまった事を…」


全く…この娘はエスパーか?

心が読まれているようだ…


「…後悔…していると言ったら…してるかもしれないわね…」


魁斗は幾度なく…自分や自分たちの為に戦ってくれた…

命を懸けて…


最初はただ…調子の乗った馬鹿だと思っていた…だけど…今なら解る…

魁斗は何時も真面目だったことに…


だからこそ…魁斗を巻き込んだ事を後悔している…


あの時…あの交差点で…魁斗に出会わなかったら…

魁斗は…命を懸けなくて良かったし…普通で平和な生活を送っていた筈だ…


自分の過去に振り返る必要もなく…悩まず苦しまず済んだかもしれないと言うのに…


結果的であるが…自分は魁斗の古傷を抉ってしまったのである…


「でも…後悔する分…出会って良かったって思えるものもあるんでしょアスカ先輩?」


「…………………………」


「私情って言うより…自分勝手な考えですけど…ボクはアスカ先輩と魁斗先輩が出会えて良かった思ってます。

もし、魁斗先輩とアスカ先輩が出会えなかったら…ボクはまだ家の中にこもっていて…

自分の過去と…向き合えなかったかもしれませんし…」


その通りだ…


後悔している分…出会えて良かったっと思うところもある…


命を救われた…

“居場所”を失った自分の…新しい居場所ができた…

仲間ができた…

笑いをくれた…


人を…愛する事を教えてくれた…


今なら…“命”について…本当の意味で…理解できる様な気がする…


感謝している…

数えきれない程…感謝を魁斗にしている…


だかそれでは満足されない…


魁斗からも感謝されたい…感謝される様になりたい…


自分と出会って良かったって…思わせたい…


何故って?

それは…それは…

魁斗のことが…


ガラガラガラガラガラガラ~…


それは扉が開く音…


「やあやあ、魁斗君、和琴君!!僕とい・い・こ・としないかい?!」


「早乙女君は…今居ないみたいだね…つか、回が重なる度にキモくなってるからヤメテヨネ」


部長と牧師だ…

相変わらずの二人である…


「で、姫川君…早乙女君は見つかったかい?」


「いえ、けど屋上にいるみたいですよ」


「そうか…つか、なら後でいいや」


そう言い、牧師は散らかった教卓の上を片付け始める…


「で…牧師?」


「何だい積川君?」


「魁斗に何の用だったの?」


多少なりと気になるが…

たいてい…牧師の急ぎの用ではない場合は…


「いや~、僕の怪我が治ったからさ、復活パーティをしようかと思ってね。

つか、何で誰も準備してくれてないの?」


下らない内容が多い…


そして…こんなノリで…

何時も通りの部活が始まると…


















思った瞬間だったあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ドドドドドドドドドドドドドドドドドォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!


それは廊下を走る音!!!!


ガラン!!!


それは勢いよく扉が開く音!!


「た、大変だあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」


それは神速 和琴の声えええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!


「あっ、和琴先輩」


「どうしたんだい、和琴君?

僕の脇と股の間は何時でもスタンっばっているよ?」


「つか、お前は黙っておけ」


慌てて部室に飛び込んできた和琴をクールに対応する部員と顧問…

だがその程度はこの和琴が落ち着く筈がなかった!!!!


「あんなこと…あんなこと残酷過ぎるううぅぅぅーー!!!!!!!!!」


「つか、落ち着け」


「正気かテメー!!これが落ち着いていられるかってんだ!!


魁斗が…魁斗の奴があああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」


それを聞きアスカは立ち上がる!!!


「魁斗が?魁斗がどうかしたの?!!!」


「つ、積川さん!!と、兎に角、皆ああぁ!!

屋上に来てくれェェェエ!!!!!」


一体…屋上で何が?

魁斗は無事なのか?!!!






…………………………………………………………


それは…少し前の出来事である…


魁斗は購買で買った、焼きそばパン(150円税抜き)を食べながら考え事をしていた…


過去…自身の過ちについてだ…


自分のせいじゃないって…心は否定している…

だが…あの事件は本当に魁斗せいではない…

なのに魁斗は否定している…


即ち…罪に意識を感じているのだ…魁斗は…


「………受け止めろ…か…」


スリッパの男は…そう言った…

過去は否定するのではなく…受け入れろと…

ぞれこそが…本当の常識外れだと…言っていた…


(よく解んね…)


今食べている、焼きそばパンの味もよく解らん…


結局…自分はどうすれば?


ガラーーーン…


その時だ…

屋上の出入口が開かれる…誰だ?


「おいおい…なーに浮かない顔してんだテメー」


「なんだ…和琴か」


「な、なんだはねぇだろ?」


「てっきり、アスカが俺の事を慰めにきてくれたのかと思ったのによ」


まっ、部長が慰めに来るよりはマシである…


「へっ、よく言うぜ。今のテメーじゃ、積川さんに抱きつく根性の欠片すらみえねーけどな」


「…そう見えるか?」


「おいおい…何時も威勢はどうした?魁斗らしくねーぞ」


コイツは重傷だと思い、和琴は熱ピタを取り出す…別に熱はないが…

ってか、何で持っている…?


「なあ……和琴…お前さ…

            “代償”ってどう思う?」


「ハア?」


「いや…認めたくない事とか…嫌な過去をどうしてるかって?」


それを聞き…和琴は察した…


「まあ…忘れる為に…一つの事に集中するとかか?」


「そうか…」


過去を忘れる…それは過去を否定する事なのでは?


「けどな…完全に忘れる事なんちゃできねえ…人間はそこまで便利にはできちゃいねぇ…」


「じゃあ!!」


「いいか、耳くそほじってよーく聞けよ?主人公さんよぉ!!

テメーは代償をうんぬん言ってるけどよ…テメーはいつから仏様になったんだよ!!」


「ッ?!」


らしくない魁斗を和琴は黙って見ていられず、強く叫ぶ…友として…親友として!!!


「人は生きている限り、何かを代償にして生きてんだぜぇ?

飯を食えば、生き物の命が失う。糞をすりゃ水は汚れる。

贅沢すれば金はなくなる。

金を手に入れるために働けば疲れる。

それと同じだ…子が生まれれば…その親は何時しか死ぬ…

それは誰もが…生き物なら背負った運命で…代償だ。

代償を払わねー奴は生き物じゃねーぜ…魁斗?」


それが生物…自然の摂理…

だが…死ぬ事が運命なんて…残酷で寂しいのではないか?


「…人は死ぬ事は運命だ。運命に逆らう事は出来ねぇ…

けどよぉ…何時死ぬかは解らねぇんだぜ?

運命ってのは“今”や“未来”じゃねーんだよ!!

“過去”だ!!運命は“過去”なんだよ!!!過ぎた事だから…過ぎた事を運命“だった”って、過去形で言えるんだぜ!!


即ちだ!!

これからテメーが代償として大切な何かを失わなくちゃー、いけねー時だって!!

テメーは払わなくたって済むかもしれねーンだよッ!!!

死ぬのが運命でも、死に時なんてテメーの頑張り一つで変わるんだぜ!!!!!」


何故過去は否定できないのか?

そいつは運命だからだ…

過去は運命なのだ…


では…その逆は?


「なあ…魁斗?テメーは過去の事ばかり気にしているかもしれねーけどよう?

俺たちが生きてんのは“今”だぜ?

やるべき事をやれる“今”だぜ?」


そうだ…その通りだ…

スリッパパは過去を受け止めるように言ったが…

“今”を受け止めろとは言っていない…


“今”を…後悔の過去…変えれない運命にはしたくない…


魁斗は立ち上がる…

身体ではなく…心を…

過去ではなく…今を…


「そうだな…“今”…俺のできる事は一つしかねぇ…」


アスカを守る事…

即ち!!!!!


「ナイトメールをぶっ潰すことだあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


「その行きだぜぇぇ!!!!!魁斗!!!!!!!」


こうして…

早乙女 魁斗は完全復活を果たしたのだった…






ってな訳にはいかない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


残念だが…これは少し前の出来事…


即ちィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!



早乙女 魁斗はこれから再び心が“折れかける”体験をすることになるぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!


メル~♪メル~♪ナイトメル~♪

メルメル~♪ナイトメル~♪

ヨル~♪クニノイリグチサ~♪


これは?!!!

なんの音だ?!!!!!!!!


「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

何だアイツはああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


和琴が指差す方向には?!!!


「お、俺たちのす、頭上にィィィィ!!!!!!

大量の風船を付けて空中に浮かんでいる黒い服を着た男があああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

ありえねぇ…風船で飛ぶとか…マジでありえねぇ…」


「何もんだテメー!!!!!!!!!!」


魁斗はシャーペンを取り出し、右手に握る!!!!!


「私が誰かって?!!私はナイトメールの申し子!!!!

夜を眠らす夢の国の案内人…

ナイトm、」


「そうか!!硬化・玉砕弾ハルデン・ミサイル!!!!!!!!!!!!!!!」


「ええェェェェエエエエエエ?!!!!!!!!」


魁斗は相手の自己紹介が終わる前にシャーペンを投げつけ、風船を割る!!!!


パンッ!!!


残念な事に…

地球には重力がある…

即ち、

さくらんぼではないので、彼は落ちる!!!!!!!


ドコン!!!!!


「おいおい…魁斗…不意打ちはなくねーか?」


「ナイトメールの時点で敵だし…隙だらけだったろ?」


「それもそうだぜ」


妙な説得力…

だがそれで終わっては、物語として何も面白くない。


「メー…酷いですね…メー」


愚痴を溢すナイトメア…


「うるせぇ!!どうせアスカのチップが狙いだろ?」


「メー…そうですけどね?…けど…けどね???????????????」


ナイトメアは立ち上がり…

そして…


「私の眼をみなさあああああああああぁぁぁぁぁぃぃぃぃいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」


眼を怪しく光らせるぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!


「な、何だああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!!!!!」


「魁斗おおぉぉぉぉぉ!!!!!!!

見るなあああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!

見るんじゃねぇェェェェェェ!!!!!!!」


しかしだ!!


皆さん!!

もしも…突然道端で、ティッシュを配っていたら…

反射的に受け取ってしまいますよね?


それと同じぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!

見てしまったああああああああああああぁぁ!!!!!!!


魁斗の邪眼がナイトメアの眼を捉えてしまったあああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!


「黒く染まれ!!!!

暗黒・悪夢ブラック・ナイトメア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



ナイトメアの身体は黒い霧になり…

魁斗の身体に吸い込まれていくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!


「うあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!

何だああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!!!!!!!!!1」


「吐き出せ魁斗ぉぉぉぉ!!!!!!!頼む!!!!!!

今すぐ吐き出してくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!1」


だが…黒い霧は魁斗の身体に完全に入り込んでしまった!!!!


「うぐっ?!!………」


ドタ…


魁斗は倒れてしまった……


「魁斗ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」


和琴は直ぐに魁斗を助けるべく、魁斗に近づく…


すると………


プク~…


「な、なんだこりゃぁ…?」


魁斗の頭から…風船のようなものが…


第16話…完…


次回、第17話『過去を描こう……』


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