表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀河舞踏会 ガンマ・ジュリエット  作者: やまなし
第七話 「悪夢 と 氷結 : Non Battle」
35/112

chapter 1

     1


 彼女は研究室が好きではなかった。自分の研究テーマに熱心に取り組むほど、小さくあざ笑われるのを知っていたからだ。指導教官すらも、その若さで挑戦するような題材ではない、と断言した。

「いいえ。わたくし、テーマは変えません」

 儚く、細い容姿の彼女だったが、存外、執着心と意固地さは人並み以上。

 もともと人付き合いは苦手で、なにかと悪く思われがちの彼女だったから、善意の忠告も無視して氷に魅了される姿が、まるで古い物語に登場する魔女のように見えたのかも知れない。

 ついたあだ名が、

 ――氷結のロザライン。

 ロザラインがそんなふうに呼ばれはじめたころ、彼女はとある噂話を耳にした。年頃の少女たちと、興味の矛先がちょっとずれていると自覚している彼女でさえも、その話は妙に耳に残った。

 なんでも第二世界の王女様が留学にいらしたのだとか。

 それも曰く付きの王女様で、彼女はこんな不名誉な名をつけらたらしい。

 悪夢の王女、と。

「どんな方かしら……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ