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白紙に綴る夢  作者: 緋絽
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調査開始



夕です。

ノートからの写しが終わりましたので、

ここからは更新が不安定になるかもです。


改めて、西川 茜 の作者です。

よろしくお願いします。

上杉春奈、さん。

小森さんのモデルの先輩だという彼女は、確かに、とうなずけるほど美人さんだった。

「あー…」

静まりかえった部室の中で、みんなを代表して真実が上杉さんに話しかける。

「この依頼の、人…ですよね?」

「ええ。歩いていたら急に黒い液体が降ってきたの…。それが何回も続いたから、怖くなって…」

また、黒い液体。

黒。黒かぁ…。

そう言えば、あの挑戦状も真っ黒だったよね。

依頼中だといっても、女子だらけのあの空間にいることは僕にとってキツいことこの上ないから、そーっとその場を離れてもう一度挑戦状らしき手紙を手にとった。

「“美しき生徒の黒い部分を…”か…」

この“美しき生徒”っていうのは、小森さんや上杉さんみたいなモデルをしてる生徒ってことでいいのかな。

そんな生徒、あんまりいないと思うけど…。

「飛鳥、モデルの先パイって他にもいるの?」

いいタイミングで吉野さんが質問する。

「え?えっと…この学校、には…あと一人…横峰先パイが、います…。なんでですか…?」

「うん。上杉先輩と飛鳥が狙われたわけだから、他にモデルがいるのなら、その人も狙われるんじゃないかと思って」

…確かに。

犯人がどんな目的でこんなことをしてるのかは分からないけど、これで終わってくれるとは思えない。

「万事屋同好会、出動だぁっ!」

朝弥の号令とともに、僕達は部室を駆け出した。




「ここで、黒いのが…降ってきたんです…」

僕は朝弥とともに、小森さんに連れられ校舎裏に来ていた。

さっき部室を出た時にざっとグループ分けをして、僕と朝弥、真実と由輝、女子はまだ誰が狙われるか分からないから、とりあえずはそれぞれふたりずつ僕達についてもらうことにした。

上杉さんとは用事があると言われついさっき別れたばかり。

「いつもこんなとこ通って帰ってるの?」

「近いからいいの」

もう一人の女子、吉野さんが言う。

いくら近くてもさ…荒れ放題だよ?ここ。

「まだ、黒い水が残ってるな」

朝弥が濡れた地面の写真を撮った。

「飛鳥、上から降ってきたんだよな?」

「は、はい…。窓が開く音とかも、なくて…急に…」

そうなると、可能性はひとつしかない。

みんな一斉に上を見上げた。

そう、屋上だ。

「…行ってみようか」

「おう。その前に真実と由輝に連絡っと…。………こちらB地点!異常ありません!………ん、これから屋上行くとこ!…………なんで?って……」

電話が思ったより長く続きそうだから、僕は黒いのの観察をすることにした。

…多分、これは、墨汁。習字のときの。

犯人は書道部?でも、書道部に借りたっていう可能性もあるし。

「うーん…」

「そう簡単にはいかないか…」

いつの間にか、吉野さんが隣に来ていた。

「やっぱり屋上まで行って見ないと駄目だろうね」

「そうみたいね」

朝弥も電話が終わったようだし。

その場を離れようとした時、金属が軋むような音が聞こえたような気がした。

「Aチームも屋上に行って見るってさ。………んん?」

朝弥が目を細める。

「どうしたの?」

その視線を追おうとぐるりと振り返ったとき。

「茜!吉野!避けろ!!」

「えっ?」

僕と吉野さんめがけて、黒い液体が落ちてきた。




推理ものっぽくて楽しいです。


黒いのかけられるの誰にしよう?と迷った結果、茜と吉野さん。


一番展開がおもしろくなりそうだった。



次は秋雨さん!よろしく!

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