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白紙に綴る夢  作者: 緋絽
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違和感だらけ

プー太です!

「ごめんってばー」

「お前は反省の色が見えん!反省文5枚書け‼」

俺は今、生徒指導の先生に怒られていた。

ぐちぐちとかれこれ30分ぐらい。

正座だから足が痛いしさ…。

「くあぁ…」

「北村ぁああ!」

「大変よ!」

「え?」

あくびをしてたら殴られそうになってカマさんが飛び込んできて――…

今、俺どうなってんの?浮いてるよね、コレ。

カマさんに馬力で腕を持たれて、宙を浮いてるっぽいです。



――事の始まりは朝。

俺のねぼうから始まる。

2学期の初日だから、今日は始業式。

始業式をまるまるすっぽかして大大大遅刻をして、教室に入ったところを連行された。

放課後っぽい時間までガミガミ言われてるとカマさんの手によって助け出された。

形はどうであれ、説教は終了。

反省文もなし。

すべて円満に収まった。

「あのー」

行き先もわからずただ引っ張られている俺。

カマさん、掴んでるとこ痛いんだけど…。

「なにが大変なのさー」

「いえ、これといって何もないわよ。依頼がきたからあなたを呼びに…連れ出しにきた口実よ。ったく手間かける子ね」

「あ…どうも」

急に手を離されて床に落ちた。

「いてて…」

「今回の依頼は少し難しいわよ。風変わりしてる感じね」

「別にどんなんでもいーよ。内容なんて興味ないし」

尻をさすりながら立ち上がり、部屋に向かって歩き出す。

「あんたねぇ!」

「困ってる人を助ける。それが万屋同好会なんだから関係ないじゃん」

「カッコつけちゃって…」

「ハハッばれた?んじゃカマさん助けてくれてどーもでした」

誰もいない静かな廊下を一人で歩く。

“風変わりしてる”ねぇ…。

こんな平和な学校でそんな変なことが起こるもんかね。

七不思議があるわけでもあるまいし。

頭の後ろで手を組んで角を曲がった。

ドンってくるかなって思ったけど、平方は来なかった。

…うーん。変だ。何かが変だ。

違和感を胸に抱えたまま部室に着いた。

ドアを開けると一斉に3人の顔がこっちに向いた。

「「「由輝…」」」

その顔を見て思った。

これはちょっとどころじゃないかもなって。

「遅れてわりぃ。しんみりしちゃってるけど、どんな依頼?」

「これ…」

茜に手渡された手紙は黒い便せん。文字は血のような赤色。

一通り目を通す。

なんだ…手紙が派手なだけでけっこう普通じゃん。

「…やるか」

「当たり前」

手紙を机に置くと、依頼に取りかかった。


次は緋絽さん!

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