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白紙に綴る夢  作者: 緋絽
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部活帰りにて

プー太です!

「あっちー」

弓を床に置いて胸元の布を持って少しでも涼もうと試みる。

「北村ぁ!お前は休みすぎだ!精神を集中させろ!」

滝のように汗を流しながら部長が怒鳴ってきた。

耳に鼻を入れて聞こえないふりをする。

「それに袴をちゃんと着ろ馬鹿野郎‼」

――俺は今、部活中だ。

今日も元気いっぱいやってる…つもり。それにしてもアレだ。

暑い。暑過ぎる。なんでこんなに暑いんだぁ~



あれからだらだら部活をして、帰宅する。

弓の摩擦で切れかけた指を眺めながら日陰を歩く。

なんでこんなに太陽は元気なのかなぁー…落ちればいいのに。

「よ、由輝!」

「真実じゃん。お前は元気だなぁ。まるで幼稚園児みたいだぞ」

「なにせバスケしたばっかりだしな!」

「あー、なるほど。バスケは元気の源!的な」

「ピンポーン!大正解」

冬、雪の降った日に庭を駆けまわってるワンコを忠実に再現しましたといわんばかりの真実と遭遇した。

俺のHPは10…いや、20ほど回復した。

「部屋とかさ、冷房つけばいいと思わないか?」

「いや?夏の体育館に入った時のムワンとした熱い感じがないと部活ってかんじがしないからなー。でも同好会のところに扇風機は欲しいよな」

「……。変人」

「誰がだよ」

「真実」

「あ!茜発見‼おーい!」

無視かよオイ。

俺の体力が回復した意味ないじゃん。

「元気を通り越して賑やかだね」

「誉めるなって」

「誉めてないからね、決して」

暑さにイラついてる様子の茜はいつもにまして口がきつい気がする。

それに屈しない真実はある意味すごい。それをスルーしてコンビニの袋を見て尋ねる。

「どっか行くの?」

「僕?僕はこれから朝弥の家に押しかけようかなっと思って。2人は?」

「そこでバッタリではないけど、そんなかんじで帰宅中」

うわぁとしかめ面をして茜は呟く。

「運動部って部活が平日にあるから嫌だよね」

いや、部活は平日にあるものですよ、ほとんどは!とツッこみたかったがグッとたえる。

「そうだ。2人も朝弥の家に行く?あの家って何気に快適だから」

「行く!涼みたい!」これは俺。

「いきなり押しかけるのはちょっと…」こっちは真実だ。

「気にしないでいいよ。どうせ朝弥なんてカメラいじってるかアイス食べてるかのどっちかだし」

「それなら行こうかな」

「いい人ぶるなよ真実ぉー」

「由輝は少し遠慮をしろ。俺達一応部活帰りだからね?」

「茜、レッツゴー」

「ちょ、無視かよ」

茜について行き、朝弥の家を目指す。

そういえば朝弥ん家、初めてじゃん。楽しみだな。

「1つ言っとくけど、あの家は由輝のお兄さんよりキョーレツかもしれないからしっかりしてね。いろんな意味で」

「「??」」

それから少し歩いて到着した。見た目は何ら変わらない普通の家だ。

何がキョーレツなんだ?そう思ってしまうほどに。

「押すからね」

念を押すように行って茜はインターホンを押した。なんだか一瞬だけ嫌な予感がした。



さてさて、何があるんでしょうかね…?

そして、中から2つの声が返ってきた。


次は緋絽さん!

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