表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白紙に綴る夢  作者: 緋絽
44/111

結果発表!

秋雨です!

テストは無事に終わり、今日は結果がわかる日。

順位が書かれた紙を渡される。

何位だろ。

席に戻る。

そろーっと紙を表にする。

“320人中151位”と書いてあった。

中間よりちょい上か。

「茜ー、どうだった?」

「なかなかよかったよ」

「何位?」

「19位」

ほら、と言ってオレに紙を見せる。

む、たしかに19位だ。

「よう、皆さん。どうだった?」

由輝が真実を引っ張ってきた。

真実はぼけーっとしていて、心ここに在らず。

「真実どうしたの?」

「あー、ちょっと順位が悪かったらしくてさ」

真実の順位かー。

……気になる。

「何位だったんだ?」

「…………ぃ」

「聞こえねーし」

「238位だよ、このやろーっ‼」

いや、キレられても……。

「そう言うお前らは何位なんだよ!」

「オレ151位」

「俺は43位」

「僕19位」

オレらの順位を聞いた真実は、どうせ俺なんて……とつぶやきながら、教室の隅できのこを栽培し始めた。

そんなにショックだったのか。

「真実、アメやるよ」

真実に棒付きアメを差し出す。

「………もらっとく」

そのアメをとって食べる。

ようやく真実の表情が緩んだ。と思ったら、

「あ、そういえば赤点だった人は追試だったよね」

茜の非道な一言。

真実のテンションは一気にダウン。

「真実、何教科赤点だったの?」

「………4教科」

「ぶっは!真実ばっかでー!俺赤点なかったしー」

すげーだろ、奇跡だろ!?

ギリでなかった‼勉強会ばんざい‼

「あーあ、真実は追試かー」

「追試も赤点だったら夏休み返上で補修だよね」

「「というわけで」」

由輝と茜の目がキランと光る。

「真実のための勉強会を開くか」

「追試は3日後だったよね。その間みっちりと教えてあげるよ」

その時の2人はとてつもなく怖かった。



3日後の追試で、真実は赤点をとらず、補修を免れたらしい。


次はプー太さん!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ